常設展、企画展
京都府京丹後市の和久傳の森からは再び県境をまたいで兵庫県豊岡市へ。 但馬国府跡や但馬国分寺・国分尼寺跡の近くにある豊岡市立歴史博物館を訪ねました。 四角い箱を4つ並べた建物。 赤い”門”をくぐって入口へ。 常設展示は古代が充実。 https://www3.cit…
京丹後市から再び豊岡市へ向かう前に、気になる美術館があったので寄りました。 京都の料亭と「おもたせ」の店である紫野和久傳(むらさきのわくでん)は、明治3年にこの地で料理旅館として創業したそうです。 ここに”食品工房”が建てられ、植樹により森がつ…
蛭子山古墳群の見学後、はにわ資料館へ。 充実の展示でした。(入館料は公園入園料300円に含まれています) 鎧が載った埴輪(短甲形埴輪)は初めて見ました。蛭子山1号墳から出土。 円筒部分の透かし穴が、三角だったり三日月形だったり。 どこまでが補修か…
前回の向山古墳から徒歩3分に愛宕塚古墳。 こんな魅力的な枝道からアプローチ。 すぐに墳丘の木立が見えてきました。 ”史跡の道”から、いざ。 すぐ先の右手に墳丘がありましたが、なんと閉鎖中でした。 グーグルマップのクチコミを読むと、2019年ぐらいから…
前回の鏡塚古墳から200mほど東には、心合寺山(しおんじやま)古墳。 まずは古墳の学習館へ向かいました。 入り口前の墳丘模型(墳丘は次回で) エントランスホールにあった説明板。復元整備された古墳です。 入門 心合寺山古墳明らかになった古墳の姿「前方…
二本松古墳から西へ10分強、歩き下って「発掘ふれあい館」に到着。 建物(右)は円筒埴輪を模したものでした。 すぐ左(北)隣に縄手小学校があります。 入場無料、土器や勾玉づくりの体験などができますが、出土品などの展示もあります。 HOME - 東大阪市立…
山畑古墳群の39・40・22号墳を見学した後は、すぐ西にある東大阪市郷土資料館へ。 斜面に立つモダンな建物です。 玄関前には、客坊山(きゃくぼうやま)19号墳出土の石棺底板の一部。竜山石製です。 入館料50円をおさめて館内へ。 旧石器、縄文、弥生、古墳…
大坊古墳見学後は16時となっていたので、宿をとっていた福山駅周辺に向かいました。 駅のそばの広島県立歴史博物館に、ぎりぎりの16時半に入館。 展示のメインは中世の集落「草戸千軒」の一部を実物大で復元したコーナーで、別名を「ふくやま草戸千軒ミュー…
屋敷荒神古墳を拝見した後は神谷川に沿って5㎞ほど南下して、新市町(しんいちちょう:かつて広島県芦品郡にあり、2003年に福山市に編入)の”しんいち”歴史民俗博物館を訪ねました。 立派な建物です。右には”あしな”文化財センターも。 周囲は住宅地ですが、…
市が尾の横穴墓を見に行った際、渋谷で途中下車して、建築家の白井晟一(しらいせいいち)に関する展覧会を、当人が設計した松涛美術館で鑑賞しました。 改めてみると、古墳的な香りも感じる建物正面です。 美術館の開館40周年の企画です。 2つの期間で内容…
前回のつづき。 西戸2号墳が移築されている毛呂山町歴史民俗資料館。 とても立派な建物でした。 入場は無料。エントランスホールには流鏑馬の銅像があります。 その右の、地元の小学生による”古墳新聞”の内容が素晴らしかったです。 展示室で目を惹く流鏑馬…
9月20日まで会期延長になった、安西水丸(1942~2014)さんの展覧会を訪ねました。 会場の世田谷文学館では以前、自動からくり人形作家・ムットーニ(本名:武藤政彦 1956~)の展示を見ましたが、それから4年が経っていました。 ムットーニ・パラダイス展 …
聖徳太子展へ行った際、久々に法隆寺宝物館へも寄りました。 明治11年(1878)に法隆寺から皇室に献納され戦後は国に移管された、7世紀の古代美術300件余が収蔵・展示されています。(常設展チケットで入れます) 東京国立博物館 - 展示 法隆寺宝物館 現在の…
聖徳太子展を開催している平成館は1階が考古展示室なので今回も立ち寄りました。 ちなみに展示室前で、法隆寺の救世観音と百済観音を8K映像で比較紹介するコーナーがありました。特別な観覧料不要ですが、とても見ごたえありました。 考古展示室では奈良県…
東博の平成館2階で聖徳太子展を見てエスカレーターで降りているときに、右奥の休憩室に十一面観音のシルエットが見えていたので近づいて見ました。 本館の特別展に出ている聖林寺十一面観音の、大変精巧なレプリカでした。 その特別展の関連展示とのこと。…
8月28日土曜日の午前、上野の東博へ行ってきました。 今年・令和3年(2021)は聖徳太子(574~622)の1400年遠忌(おんき:五十年忌、百年忌など、没後長い期間を経て行われる仏事のこと)にあたるそうです。 これを記念した特別展が奈良を経て、東京・上野…
20世紀初頭にフィンランドで活躍した建築家、エリエル・サーリネン(1873~1950)の展覧会を見に行きました。 ポスター上部の魅力的な螺旋階段はポホヨラ保険会社の中央らせん階段。 ヘルシンキ中央駅のすぐ南東です。 ポスター下部の写真は、2人の仲間とつ…
先月26日、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、イコモス(国際記念物遺跡会議~ユネスコの諮問機関)により世界文化遺産としての登録が勧告され、今月下旬の世界遺産委員会で正式に決まる見通しとなっています。 当該の縄文遺跡群は、北海道6遺跡、青森県8遺…
6月に東京都現代美術館で見た、現在終了している展覧会です。 ・「マーク・マンダース マーク・マンダースの不在」展 マーク・マンダースはオランダで1968年に生まれ、現在ベルギーを拠点に活動している作家だそうです。 マーク・マンダース —マーク・…
昨年秋から高知(県立近代美術館)~長崎(県美術館)と巡回してきて、最後の展示会場が東京の近美となっている隈研吾展に行きました。 5原則は、孔、粒子、やわらかい、斜め、時間。それぞれの”原則”に沿っての展示です。 ポスターの写真は、オドゥンバザル…
イサム・ノグチ展を見た後は、東博の聖林寺展へ。 垂れ幕には「日本彫刻の最高傑作」とありました。 本館1階の特別室での開催で、前売り日時指定券は一般1400円。 チケット/特別展「国宝 聖林寺十一面観音 ― 三輪山信仰のみほとけ」:東京国立博物館・奈良…
6月末の日曜日、東京都美術館へイサム・ノグチの展覧会を見に行きました。 イサム・ノグチ 発見の道 第一・第二会場は撮影可。ネタバレになってしまいますが、第一会場の「明かり」は圧巻でした。 第二会場の隅2か所にも。 第二会場の様子。 出展作品が多く…
発掘された日本列島2021を見に行った際、1階での特別展へも行きました(展示は6月20日で終了しています) 特別展「冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」 - 江戸東京博物館 入ってすぐは、絵の中に入れるような仕掛け。とてもよかったです。 9時半の開始と同時…
前回のつづきです。 「新発見考古速報」コーナーでの出品遺跡は14か所でした。 1:下原洞穴遺跡 鹿児島県天城町2:デーノタメ遺跡 埼玉県北本市3:下ヶ戸貝塚 千葉県我孫子市4:四日市遺跡 大分県玖珠町5:高崎競馬場遺跡 群馬県高崎市6:史跡 午王山…
前回のつづき。 古墳時代のコーナーにての2つのエリア。 銀装大刀が三振りと銅椀などが並ぶ展示は、茨城県つくば市の下河原崎高山古墳群(古墳時代終末期・7世紀) 11基ある(あった?)古墳群のうち、5号墳(墳長40mの前方後円墳)から埋葬施設が発掘され…
新発見コーナーでは古墳時代に関して、3つのエリアが取り上げられていた。 最初に紹介されていたのは鹿児島県の志布志湾岸沿いの古墳群。 昨年訪ねたばかりなので、現地での記憶がよみがえりました。 志布志湾沿岸地域の古墳群史跡塚崎古墳群 史跡唐仁古墳…
発掘された日本列島展、今年は初日にうかがいました。 平成7年から開催されている展示で今年で27回目。 「国民が埋蔵文化財に親しみ,その保護の重要性に関する理解を深める」ことを目的に、毎年全国で約9千件実施されている発掘調査の出土品から特に注目さ…
2021年5月9日の日曜日、4月1日にリニューアル オープンした芝山町立芝山古墳・はにわ博物館を久しぶりに訪ねました。 博物館名にわざわざ”芝山町立”とあって「古墳・はにわ博物館」と中黒が入っている(よって意味の切れ目がわかりにくい)のは、すぐ隣の芝…
亀ヶ森古墳から南東800mほどに、会津坂下町埋蔵文化財センターがあったので寄ってみました。月曜日だったので位置の確認のようなつもりで。 かつての小学校(町立広瀬小学校)が、コミュニティセンター&埋蔵文化財センターに生まれ変わっています。 人の動…
弘前公園内の南西側(三の丸)には、日本近代建築の巨匠・前川國男が設計した施設が2つ、隣り合って存在します。 そのひとつが弘前市立博物館で昭和51年(1976)の竣工。 建物全体を収めよう南東側から撮りました。木々の背後が主役です。 室内はエントラン…