2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
三角西港の街並みを見た後は、宇土半島の北岸沿いの国道57号を東へ向かいます。 左は有明海。山が海岸近くまで迫ります。 小田良(おだら)古墳は小田良漁港のある集落の、海岸近くにありました。 駐車場はありません。 交通量の多い国道57号ですが路肩は狭…
宇土半島先端にある三角西港のつづきです。 埠頭近くに石積みの水路がありました。「三之橋」から山の方向。(橋も水路も重要文化財) その山裾に上って振り返って。 後背地に降った雨水が鉄砲水となって街区へ流れ込まないように造られた排水路です。 上記…
三角駅からは、国道57号で宇土半島北側へ向かいます。 その途中に洋館が立つエリア(三角西港)があったので立ち寄りました。 駐車場に停めて洋館へ。復元された洋風旅館「浦島屋」でした。 浦島屋小泉八雲の紀行文「夏の日の夢」の舞台となった洋風旅館。当…
維和島の千崎古墳群からの帰路、北西岸沿いの道路から。 遠くに雲仙岳が望めました。 大維橋で野牛島へ渡ります。 海面なのに鏡面のよう。 すぐに西大維橋を渡って大矢野島へ。 すぐそばにホテルの廃墟。 当初のプランでは大矢野島の南東端の長砂連古墳や上…
前回のつづきの千崎古墳群。 図の下の10号墳から11号墳で右に曲がって13号墳まで来ました。 その先の14号墳。 千崎古墳群 14号墳14号墳は千崎丘陵の北尾根にある、埋葬施設に箱式石棺をもつ古墳です。破壊されており、古墳の詳細は分かっていません。 地表に…
墳行2日目は宇土半島から回りました。その先の維和島(いわじま)の北端にピンが立つ千崎古墳群から。 熊本ICから車で1時間20分で到着。この時点で午前6時半でしたが、11月でまだ暗かったです。 千崎古墳群上天草市指定文化財 史跡千崎古墳群は維和島の最北…
肥後古代の森・鹿央(かおう)地区には、12㎞ほど南東から移築された横山古墳もあります。寒原古墳と馬不向古墳との間の坂を下りて行った左側。 全長40m弱の前方後円墳。 昭和43年、九州自動車道建設に伴い「発見」された古墳だそう。 石室には装飾文様のあ…
前回のつづきの岩原古墳群。いよいよ主墳の双子塚古墳です。 後円部先端側から。右奥へ前方部。 解説の陶板が足元に。 双子塚古墳岩原古墳群のなかの中心となる前方後円墳で、全長126m、墳長107m、後円部の高さ9.3mの、熊本県では最大級の古墳です。墳丘は三…
岩原(いわばる)古墳群には10数基の古墳が芝生の広場内に整備されています。 岩原古墳群| 【公式】熊本県立装飾古墳館 国指定史跡 岩原(いわばる)古墳昭和33年1月29日指定菊池川流域では最大の古墳群です。前方後円墳の双子塚古墳を中心に円墳群が並び、…
熊本県立装飾古墳館は肥後古代の森の山鹿地区、岩原古墳群に隣接してつくられています(2021年11月訪問) 50台も駐車できる規模の大きな展示館。 1階の最初の展示室では、肥後古代の森の各地区についての展示。 江田船山古墳とその周辺からの出土品(清原石…
前回の馬塚古墳を見学した後は、岩野川左岸の弁慶ヶ穴古墳へ向かいました。 このあたりには竜王山古墳や毘沙門塚古墳、御霊塚古墳、臼塚古墳など、魅力的な名前の古墳がそこここにあるのですが、時間の関係で弁慶ヶ穴古墳を選びました。 説明板は日本語のほ…
馬塚古墳はチブサン古墳の北東1㎞ほど、同じく岩野川右岸にあります。 畑の端に墳丘が。奥の竹林の背後が岩野川への崖になっています。 裾には立派な石の標柱が立っていました。 その解説板。 熊本県指定史跡馬塚古墳昭和48年3月28日指定この古墳は、6世紀中…
チブサン古墳の墳丘を見た後は、公園入口にある山鹿市立博物館を見学しようと思って戻ってきました。 玄関前で臼塚石人のレプリカに歓迎されましたが、博物館は休館中でした(2021年11月上旬訪問) こちらのサイトに館内写真があります。 山鹿市立博物館 | …
チブサン古墳は、オブサン古墳の南東200mほど、岩野川に近い台地端の立地です。 3,4台停められる駐車場のそばに説明施設がありました。 肥後古代の森・山鹿地区と、チブサン古墳の整備事業の解説。 肥後古代の森(山鹿地区)「肥後古代の森」は、菊池川流域…
前回のオブサン古墳からチブサン古墳へ行く前に、すぐ北側の西福寺古墳群の様子を。 下図は右上が北、オブサン古墳は右下の東方向で、そこから少し上がった台地端になります。 西福寺古墳群この古墳群は、平小城台地の東斜面に所在し、石・大原間の旧道がこ…
チブサン・オブサンの古墳がある肥後古代の森 山鹿地区は、江田船山古墳のある菊水地区から車で20分弱でした。 「山鹿地区」は菊水川の上流側の支流、岩野川の右岸に展開しています。 オブサン古墳はその地区の北縁の立地。車なら北端の駐車場が便利。 駐車…
江田船山古墳の北東900mほどの、北隣の台地縁にも県指定史跡の若宮古墳があります。 和水町中央公民館の駐車場に墳丘が残っています。 石の標柱と説明板。 ちょっとかすれていて実測図は読みにくいですが、もとは全長50mの前方後円墳であったと考えられると…
肥後古代の森にて江田船山古墳を見た後、隣接する肥後民家村へ寄るつもりでしたが、このとき(2021年11月)は扉が閉まっていました。 肥後民家村の案内図。その一画には歴史民俗資料館も! 江田船山古墳の出土品レプリカが見られるようです。 次の機会にも寄…
前回の京塚古墳から、いよいよ江田船山古墳へ。 立体模型つきの説明板があります。背後の墳丘は左が後円部、右が前方部。 ■史跡の概要江田船山古墳は、清原台地に造られた前方後円墳です。この台地には他に5基以上の古墳が築造されていたと考えられています…
前回の虚空蔵塚古墳見学後、江田船山古墳へ行く前に北西隣の京塚(きょうづか)古墳へ。 公衆トイレの側から。 階段が整備されています。 石に刻まれた解説。 京塚古墳昭和59年に古墳跡と伝えられる現在地から発見された古墳である。5世紀後半の円墳で、直径…
虚空蔵塚古墳は、前回の塚坊主古墳の150m程北、江田船山古墳の100m程南西に位置しています。 後円部に木々のある前方後円墳。 説明板で「こくんぞうづか」であると知りました。 国指定史跡 虚空蔵塚(こくんぞうづか)古墳昭和26年6月9日指定清原(せいばる…
熊本空港から最初に向かったのは、北西に車で40分くらいの肥後古代の森。 玉名郡の和泉町(なごみまち)にあります。 県道16号に向かってそそり立つ、大きな石人。 駐車場に停めて、まずその足元へ。 昭和63年に設置されたものでした。説明も石刻。 熊本の古…
今回からはちょっと過去に遡って2021年11月と、2023年3月に訪ねた熊本県の古墳巡りになります。 ブログネタのストックとして「とっておいた」つもりが後回しになってしまい、再訪もしたのでまとめようと思っていたので今に至ってしまいました。 ちゃんと思い…
2023年6月の上旬、東武東上線の柳瀬川駅で用事があったので、駅の近くにピンが立つ塚の山古墳を訪ねてみました。 駅から南東へ、東の森団地の先に標高差7mほどの崖線がありました。 斜面に階段がついています。 斜面の途中に散策路あり。 散策路から先ほどの…
”ハワイ”の橋津古墳群から出雲空港へ向かう道のりは順調で、少し時間があったので松江市の島根県立美術館へ寄りました。 大きくカーブを描くエントランスの庇。 このときは森山大道(だいどう)の写真展を開催していました。 エントランスホールに入ると、目…
ハワイ風土記館を後にして、展望台からすぐ先に見えていた尾根に向かいました。 尾根の先端の駐車場から振り返ったところ(駐車場側のベンチに熱々カップルがいて写真を撮るのがはばかられました) 目の前の説明板は「馬ノ山の対陣」でした。 そこから道路沿…
ハワイ風土記館は、旧羽合(はわい)町の「ハワイ・馬ノ山公園」の山頂にあります。 アメリカ合衆国のハワイ州とは歴史的関係は無いと思うのですが、日本中がハワイに憧れていた時代という”歴史”を語るのかも知れません。 橋津(馬ノ山)古墳群が展開する尾…
前回の4号墳から展望台に向かって坂道を上がると、道路沿いに古墳が並んでいました。右奥の道を上がって来て振り返ったところで左が7号墳、右奥が6号墳。どちらも円墳。 道路の北側には日本海が望めます。 7号墳の斜面と、西に続く海岸線。 7号墳の墳頂の凹…
前回の3号墳と、道路を隔てた東側に4号墳があります。 3号墳側から見えるのは前方部先端側。 結構な藪ですが、回り込めるところまで恐る恐る進みました。 その先に壁のように前方部先端側。土取りで10mほど削られたようです。 前方部墳頂へなんとか上がって…
前回の北山古墳から北に4.5kmの丘陵上に橋津古墳群が展開しています。こちらも国史跡。 丘陵一帯は「伯耆ロマンの里 ハワイ・馬ノ山公園」として整備され、上まで車道で上がれます。北東側の入り口沿いに説明板がありました(下が北) 下部を拡大。 橋津古墳…