2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧
こちらも東京文化財ウィークの特別公開物件。 パンフの説明は次のとおり。 「実業家の磯野敬が建設した近代和風住宅です。主屋の屋根と外壁に銅板が張りめぐらされている外観から『銅御殿』と 呼ばれています。明治末から大正初期にかけての和風建築の粋を凝…
東京文化財ウィークのパンフレットを見て申し込んだ「特別公開」物件。 一般公開は年に一度、この機会だけ。 上記のパンフレットでは、旧細川侯爵邸は下記のように説明されている。 「都内における戦前最後の洋風豪邸で、当時の上流社会の生活がうかがえます…
前回のつづき。 鳩山会館を見学した後、谷筋の音羽通りを渡って、対岸の丘を上る。 通ったのは鳥尾坂(とりおざか) 「(すぐ北にある)鉄砲坂が人力車や馬車には急すぎたので、明治の軍人・鳥尾小弥太が私財を投じて開いた坂」(「大江戸坂道探訪」山野勝著…
10月26日の日曜日、午後から家族で洋館見学に。 東京文化財ウィークの一環の、目白台にある旧細川邸・和敬塾の見学ツアーに参加することができた(16時の回)ので、その前の時間で、近くにある鳩山会館を訪ねた。 音羽通りに面した「鳩山」と表札のある門を入…
サブタイトルは「小学生から大人まで、芸術と美の相談室」 美術、応答せよ!: 小学生から評論家まで、美と美術の相談室 (単行本) 作者: 森村泰昌 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2014/07/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 文章がとても読…
松濤(しょうとう)美術館のリニューアル特別展「御法に守られし醍醐寺」展を見に行った。 サブタイトルは「国宝 過去現在絵因果経、15メートル36センチ全場面、”期間限定”いっきに初めて公開します!!」 絵因果経の今後の全場面展示は10/28~11/3、11/18~…
琵琶湖クルーズからの帰り、京都駅まで京阪電気鉄道大津線に乗った。たまたま下記の本に出会って、京阪電気軌道大津線の「地下、山岳、路面を走るスーパーカー」という題でのエッセイが魅力的だったので。 本に書かれていたとおり、浜大津の駅を出ると国道16…
琵琶湖クルーズは北端に近づいてきた。 船は菅浦(すがうら)へ。 今は県道がついているが後ろには山が迫り、かつては舟しか交通手段がなかった陸の孤島だった。(この場所も含めてクルーズでは、滋賀県文化財保護協会の大沼芳幸氏、辻川哲朗氏による詳しい…
前回のつづき。 石山寺駅から浜大津駅までは京阪電車で20分ほど。電車はここから路面走行区間になる。左が京都、右が坂本方面。 浜大津駅からデッキを歩いた目の前に大津港のターミナルがあった。予約していた「琵琶湖古墳クルーズ」のチケットを買って列に…
前回のつづき。 膳所本町から再び京阪電車石山坂本線に乗る。琵琶湖古墳クルーズのスタートは浜大津駅から徒歩5分の大津港。9:30集合で、この時点で7時。石山寺(いしやまでら)の開門が8時と早いので、こちらのお寺にもお参りすることにした。 石山寺行き…
前回のつづき。 日の出前の琵琶湖を見たところで早朝散歩をしている方に古墳の場所を聞いたら、すぐ横に石段があると教えていただいた。 「もう少し明るくなってからの方がいいわね」と言われたが、空は明るくなってきているので、そのまま進んだ。すぐに石…
琵琶湖から古墳を眺めるツアーがある、と「古墳にコーフン協会」さんのサイト(文末にリンク)で知り、車中泊の日帰りで行ってきました(下記の、上の方の案内) 琵琶湖汽船と安土城考古博物館、滋賀県文化財保護協会のコラボレーション企画。ボディコピーを…
芥川賞作家でもある赤瀬川原平氏”選”の画集。 手に取るのに程良い大きさ、軽さ。 [新装版] 印象派の水辺 作者: 赤瀬川原平 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/07/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る モネとシスレーが多く…
村上春樹本の装画・挿画でも著名だった安西水丸氏。 2014年3月に逝去された後の6月に発行された旅のエッセイ集。 オール読み物に連載された17+書き下ろし3、計20の城下町。ちいさな城下町 (文春文庫)作者:水丸, 安西文藝春秋Amazon村上市(新潟県) 行田市…
10月15日から始まった「日本国宝展」、最初の金曜日夜間開館 (午後8時まで)で見に行った。 18時台に入ったが混雑はなく並ばずに入場、館内でも人垣が二重になる場所はあまりなく絵巻物類も少し待てば間近で見られ、人の肩ごしであればどこでも見られるよう…
旧大崎跨線橋(百反歩道橋)が、すっかり取り払われてしまった。 4ヶ月前の6月時点の写真(再掲載) 昭和43年(1968年)築造とのことなので、46歳でバトンタッチということ。 自転車等の場合にトンネルを通らざるを得ず、危険だったという理由もあるようだ。 …
くにたち郷土文化館を見た後に、直線距離で3km程離れた高倉塚古墳を見学した。 JR南武線の線路の南側、分倍河原駅から300mほどの場所の住宅地の中で、分梅町一丁目公会堂(小さな建物)の隣。 高倉塚古墳 円墳 直径約20m 高さ2.5m 北側入口から。 道が狭…
3連休の中日、府中の実家に行くついでに、2つの古墳群を探訪した。 このあたり、多摩川が削った段丘が数段あり、崖線上に複数の古墳群が発掘されている。まずは、国立市の四軒在家(しけんざけ)古墳を訪ねた。 JR南武線矢川駅から徒歩10分。2001年に国立市…
トピック「台風一過」について 10/14 12時過ぎの青空。東京では朝のラッシュに影響がなくて感謝。 事務所のそばのTOCの広い屋上では、きれいな山並みが見えた。 7月末に来たときは薄曇りで遠望はなかった。 <a h…
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長である畑村氏が「失敗学の膨大な研究成果の中から、はじめて個人レベルで使えるものをまとめた」本。 著者は、成功者たちはみな「大きな失敗を的確に予防し、小さな失敗を活用して成功を手に…
旧建設省で近畿地方建設局長、河川局長などを歴任された著者による、「日本史の謎は地形でとける」3部作のひとつ。 他の本も読ませていただいたが、地形から歴史を読むこと、現地を訪れて自らが感じること・推理することを実践されていて、とても面白い。 …
前回のつづき。 市原埋文センターに山倉1号墳の発掘調査時の写真があった。 場所は山倉ダムのすぐ西側、国道297号・大多喜街道沿い。 昭和49年当時までは道路にもぎりぎりかからずに残っていたが、調査後に削平され、今は住宅が立ち並んでいて跡形もない。 …
10月11日(土)、先月にひき続いて市原へ、古墳講座を聴きに行った。 今回は、埋文センターの近くの山倉1号墳(現在は消滅)から出土した埴輪や石材の研究から、古墳の造られ方とその背景を読み解く、大変興味深いテーマだった。 はじめに古墳時代全般の解…
東京大学の本郷構内に、前方後円墳形のマンホールの蓋があると聞き、実物を見に行った。赤門から入ったらそこら中にマンホールの蓋があったが、丸い形ばかり。 人に聞くのもなんだか恥ずかしいので、三四郎池の横を通り、病院の方へ行っても見つからず、真剣…
今回の最後の訪問地。 宝塔山古墳の墳丘上から見た蛇穴山(じゃけつさん)古墳(写真中央) 総社公民館・図書館の駐車場の一部のようになっている。 左が蛇穴山古墳、中央右奥が宝塔山古墳、右が総社公民館・図書館。なんとここに総社資料館代替施設があるこ…
前回のつづき。 今回探訪の総社古墳群の盟主、宝塔山古墳へ。 愛宕山古墳から中学校グランド沿いの細い道をクネクネ行くと、四隅を石垣に囲まれた古墳の角に出くわした。 一辺55mの大きさ。 別の隅には墳丘頂上(11m)への上り口もあった。 墳丘上には「宝…
前回のつづき。 本日のメイン、宝塔山古墳を目指して歩いていると、学校(前橋市立第6中学校)の横に「総社古墳群 見学者用駐車場」とあった。 後ろの盛り上がりを気にしながら道なりに進むと「愛宕山古墳」の標柱があった。 お墓以外はなさそうと思いながら…
前回のつづき。 高崎駅で時間が空いたので、上信電鉄ホームの旅の味たかべんで、肉そばを食べた。 上越線のりばのホーム。左の電車通過中が4番線、右が2番線で、正面先に八高線の3番線ホームがあった。 2番線の水上行きの乗る。 4駅目の群馬総社駅で下…
前回のつづき。 二子塚古墳の後、駅に戻る途中にある群馬八幡神社へ参拝した。 八幡八幡宮(やわたはちまんぐう)とか、「やわたのはちまんさま」と呼ばれているそうだ。 呼び方がぐるぐる回っている感があるが、そもそもの「八幡」の読み方についてはgooが…
前回のつづき。 観音塚古墳からは歩いて駅へ向かった。すると途中にも大きな古墳があった。 駐車場のチェーンはかかっていたが、中に入らせていただいた。 前方後円墳のようだが説明板等がないので、現地では名前もわからなかった。 ・八幡(やわた)二子塚…