墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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ハワイ風土記館  鳥取県東伯郡湯梨浜町上橋津

ハワイ風土記館は、旧羽合(はわい)町の「ハワイ・馬ノ山公園」の山頂にあります。

アメリカ合衆国のハワイ州とは歴史的関係は無いと思うのですが、日本中がハワイに憧れていた時代という”歴史”を語るのかも知れません。

 

橋津(馬ノ山)古墳群が展開する尾根の山頂にあります。

 

公式サイトによれば、古墳(埴輪)と城をイメージした5階建ての建物だそうです。

ハワイ風土記館 - 湯梨浜町

 

館内には、馬ノ山(橋津)4号墳の模型がありました。

 

全長は推定110mの大きな前方後円墳。埋葬施設の位置が良くわかりました。

 

公園として整備される前の、貴重な航空写真。

 

最近の写真入り解説もありました。

 

ガラスケースの中に埴輪もありますが、長瀬高浜遺跡出土のレプリカでした。

長瀬高浜遺跡出土埴輪
国指定重要文化財
昭和55年(1980)、長瀬高浜遺跡の北西隅土壙中から出土した古墳時代中期(5世紀頃)の埴輪です。
甲冑、家、盾、蓋(きぬがさ)、鞆などの形象埴輪、円筒埴輪、朝顔形埴輪約7千点を数え、出土状況から集落内の祭祀に関わるものか、製作した埴輪が貯蔵されたものと推定されています。
山陰地方の埴輪群で最もまとまった遺品で、古墳文化の究明に欠かせない資料であると言われています。
この風土記館に展示されている埴輪の模型は、長瀬高浜遺跡跡から出土した埴輪をもとに製作されたものです。大きさ、形状などは若干実物とは異なります。
実物は、羽合町(現湯梨浜町)民俗資料館(湯梨浜町役場横)に展示してあります。

 

館内に展示されていた「羽合町のビジョン」

1982年時点で描かれた、2001年の未来立体地図です。

 

建物内の階段。

 

そして展望台からの眺め!

手前の水路は東郷池につながる橋津川。

 

南側には、その東郷池。

 

東郷池をズームして。水面に突き出たところが「はわい温泉街」で、その奥(写真中央)の池に面した丘上に、北山古墳があります。


南東方向。目の前の尾根上に、橋津(馬ノ山)9・10号墳があります。


北西方向。条件がよければ隠岐の島も見えるそうですが視認できず。

 

上記の左にも写っている、橋津(馬ノ山)4号墳の雄姿。