墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

重要文化財 勝鬨橋見学ツアー(後編)・橋脚内部

前回のつづき。 いよいよツアーのクライマックス、橋脚内部に下りていく。 運転室下のドアを開けると狭い入口がある。狭い梯子を4m近く降りるので、見学者はここでハーネスを使う。 降りた先に広がる空間。左上の明かりの場所からは階段で降りてきている。 …

重要文化財 勝鬨橋見学ツアー(中編)・運転室

前回のつづき。 「橋の資料館」でビデオを見て、いざ出発。 この日は見学者6名に対し、係りの方も6名付いて万全の体制。 歩道を一列になって橋脚部へ向かう。 途中、円形金具が埋められた場所は、かつて橋が開いたときに歩行者が待つ先頭を示すラインだった…

重要文化財 勝鬨橋見学ツアー(前編) かちどき 橋の資料館 東京都中央区6丁目(築地市場勝どき門横)

隅田川に架かる橋のうち、3つが重要文化財の指定を受けているがそのうちの一つ、勝鬨橋が最近のCMで素材になっている。 プレミアムボス ザ・マイルドCM動画 | BOSS TOWN(ボスタウン) | サントリー CMでは跳ね上げ式に開く姿を見せる可動橋だが、1940年に竣…

品川硝子製造所跡 東海寺大山墓地 東京都品川区北品川

前回のつづき。 第一京浜から山手通りを西に向かい、現在の東海寺参道を左に見つつ東海道線・京浜東北線のガードをくぐったところに、東海寺大山墓地への入口がある。 入口脇には品川硝子製作所跡の史跡。 大きな「史跡」の標柱と解説が刻まれた石碑があった…

大井町駅前・品川白煉瓦の碑~ゼームス坂~レモン哀歌の碑~天龍寺煉瓦塀~龍王寺三重塔 東京都品川区大井・南品川・北品川

品川歴史館で東海寺に興味を持ったので、大井町駅から歩いてみた。 大井町駅は、JRと東急が交差し、地下にりんかい線が通る上に斜面上に造られて複雑な構造をしている。 斜面の下側のJR改札西口を出ると煉瓦柱のある案内板があった。 煉瓦柱には品川区民憲章…

瀧王子稲荷神社 東京都品川区大井5丁目

品川区歴史博物館を訪ねた折、池上通り向かいの交番横から、いい雰囲気の細道が続いていたので行ってみた。 地図を見るとその先に滝王子稲荷神社があって、池がある。 道沿いのマンションの敷地に立派な石蔵があった。 緩いカーブの細道を抜けると境内の木々…

特別展「品川産業事始~日本を支えた近代産業群」 @品川歴史博物館・東京都品川区大井6丁目

品川区歴史博物館でとても興味深い企画展を見ることができました。 特別展「品川産業事始~日本を支えた近代産業群」は2016年12月4日までの開催です。 大井町駅から徒歩15分、大森駅方面へ向かうバスに乗れば鹿島神社前で降りて徒歩1分。近くに大森貝塚があ…

西品川一丁目地区市街地再開発事業(2016年10月時点)

大崎駅・東海道新幹線の南側(国際自動車教習所跡)で進行中の再開発。 大きな鉄骨を積んだトレーラーが入って行く。 徐々に建物が組みあがってきた。 完成時(平成30年3月)には地上24階建て(高さ115m)となるので、その半分くらいか。 西品川一丁目地区市…

京橋エドグラン・明治屋京橋ビル 東京都中央区京橋2丁目

東京駅からも近い京橋エリアに大きなビルが 公式サイトによると地上32階・延床面積は11万㎡以上、コの字型のオフィス階の基準面積は2700㎡になる。設計は日建設計。高層ビルは中央通りより奥まった場所にあり、通りに面しては華麗な明治屋ビルと、同じ高さ・…

世界貿易センターから見た東京タワー @浜松町

浜松町の世界貿易センタービルにある東京會舘・離宮飯店で、会社の先輩の退職の送別会(OB会?)がありました。中国料理 離宮飯店 昭和の終わりから平成の初め頃に同じ担当グループだったメンバーで、一つのテーブルを十数人で囲んでの楽しい懇談。 次回はお…

「オランダのモダンデザイン リートフェルト/ブルーナ/ADO」展 @東京オペラシティアートギャラリー・初台

前回のつづき。 初台まで来たので、東京オペラシティ アートギャラリーに立ち寄りました。 オランダのモダンデザイン界を代表する3人、家具デザイナーで建築家のヘリット・トーマス・リートフェルト(1888~1964)、ミッフィーで日本人に馴染み深いディック…

春の小川跡~切通しの坂~参宮橋公園~三字橋 東京都渋谷区代々木4丁目

前回のつづき。 刀剣博物館を出てすぐの電柱に、”春の小川”の水源・手前左との案内があった。 高野辰之の作詞、岡野貞一作曲によって1912年につくられた小学唱歌は、このあたりを水源とする河骨川(こうほねがわ:渋谷川・古川の支流)が題材となっていたそ…

刀剣博物館 東京都渋谷区代々木4丁目

先日、旧安田庭園で両国公会堂の解体を目にし、新たに刀剣博物館が移転してくることを知ったので、現在の刀剣博物館の方を訪ねてみた。 小田急線参宮橋駅、または京王新線初台駅から、それぞれ徒歩7分の場所にある。 (渋谷川の源流のひとつに近く、起伏のあ…

企画展 川瀬巴水 大田区居住90年記念・大田区制70周年記念 @大田区立郷土博物館

都営浅草線の終点、西馬込駅から徒歩8分ほどにある大田区郷土博物館。 川瀬巴水(かわせはすい:1883~1957)は大田区にゆかりの深い版画家。 大正15年(1926)11月に大森新井宿子母澤(現大田区中央4-13)で暮らし始めたので今年2016年が巴水が大田区に居住…

中坂・大横丁坂・木下坂・新富士坂・青木坂 東京都港区西麻布・南麻布

前回のつづき。 麻布学園の学校説明会の後、近辺で未探訪の坂道を歩いてみた(写真はiphone) 愛育病院前の交差点。 背後に麻布学園の校門、奥は北条坂、左が木下坂。右は旧テレビ朝日通りで尾根道を六本木ヒルズに至るが途中に中国大使館があるので警備が厳…

麻布学園(麻布中学校・高等学校)の校内 

10月16日の日曜日の午後、麻布中学・高校の学校説明会に行った。 麻布学園(麻布中学校・麻布高等学校) 14時開始の10分ほど前に到着、事前予約をしなかったが(受付開始後3時間で満杯とのこと)、別室の視聴覚教室で座って話を聞くことができた。 校長先生…

新木場駅ホームからの夜景

京葉線の新木場駅ホームの東京駅寄りの先端から。 すぐ先の鉄橋で湾岸高速を越え、運河の上の橋を右へと進み潮見駅へ。 周囲に建物がなく、下りの電車の先頭は潮見駅を出発するところからずっと目で追うことができる。 ビル街の夜景をバックに流れてくる窓の…

九品仏・浄真寺 東京都世田谷区奥沢

狐塚古墳を訪ねた折、九品仏(くほんぶつ)も訪ねた。 一両ドアが開かない九品仏駅は自由が丘の次の駅。ホームの両端に踏み切りがあるので拡張ができない。それが長閑な雰囲気を醸し出しているが。 トイレは島式ホームの真ん中にある。 改札は踏み切りの中に…

八幡塚古墳 宇佐神社 狐塚古墳 東京都世田谷区尾山台

前回のつづき。 鵜の木駅から電車を乗りついで、東急大井町線の九品仏駅で下車し、環八通りの南側に残る2基の古墳を訪ねた。 環八通りを越えると全体が多摩川に向かって下る斜面になる。この多摩川沿いの台地の縁に、古墳が点々と連なっている。 住宅街を少…

鵜の木一丁目横穴墓 河原坂 東京都大田区鵜の木

前回のつづき。 東急多摩川線で多摩川駅から2駅目が鵜の木駅 。 駅から南西側には多摩川に向かって平地がある。地名は鎌倉期からの古いもので、字のとおり鵜が多く住み着いていたことが由来のようだ。鵜の木 - Wikipedia 北東側には多摩川浅間神社から続く細…

富士見坂 扇塚古墳(跡) 多摩川浅間神社(浅間神社古墳) 東京都大田区田園調布1丁目

前回のつづき。 雪が谷大塚駅から西に1km近く歩いてくると、多摩川に近づく。 カーブしながら台地を降りる坂があった。 富士見坂の標柱があった。大正末期ごろにつくられた「新しい」坂だった。 この坂道は、大正末期ごろから行われた耕地整理によって出来た…

鵜木大塚古墳 東京都大田区雪谷大塚町

久々に古墳での更新。 東急池上線の雪が谷大塚駅で降り、中原街道を渡って5分ほど南西に歩くと大田区立調布大塚小学校がある。 校舎がある場所の標高は海抜24.5m。 その校舎の北西隣に目指す鵜木(うのき)大塚古墳、その墳丘上に稲荷神社があった。 鳥居を…

奴坂・薬園坂・釣堀坂・絶江坂 南麻布三丁目界隈

今回は古川が南北に流れるエリアの西側、がま池のある台地の南側斜面へ。 がま池から南へ上がると仙台坂上の六差路。そこを南東へ行くと立派な煉瓦塀があった。右端には「天真寺」と刻まれた石柱がある。 壁の南側の細道。 そのまま進むと行き止まりになった…

西久保八幡神社 東京都港区虎ノ門5丁目

前回のつづき。 我善坊谷の東側出口のすぐ南の台地先端に西久保八幡神社が鎮座する。 国道1号に面した鳥居の前は橋のようになっている。 なかなか急な参道。愛宕山ほどではないが踊り場もあって登りやすい。 公式サイト・縁起 - 西久保八幡神社によれば、寛…

我善坊谷 行合坂・落合坂・我善坊谷坂(稲荷坂)・三年坂・雁木坂 東京都港区麻布台

前回のつづき。 狸穴坂を登った先のロシア大使館や麻布郵便局、外交資料館がある台地の尾根の北側には我善坊谷がある。 谷へ向かうには東か西から回り込んでいくしかないので、西側から回ってみた。 外苑東通りと麻布通りとの交差点(飯倉片町)の北東角にあ…

外務省外交史料館 東京都港区麻布台

外務省外交史料館はロシア大使館や麻布郵便局(旧逓信省本庁舎)などが並び立つ麻布台にある。 常に賑わう六本木の交差点から外苑東通りを南西に600mほどだが、飯倉片町の交差点を境に街の雰囲気が変わる。 開いている門から中に入ると、そこは特定歴史公文…

狸穴坂 鼠坂 植木坂 麻布郵便局(旧逓信省本庁舎) 東京都港区東麻布・麻布狸穴町・麻布永坂町・麻布台

前々回のつづき。 三田一丁目から古川を北側に渡ると東麻布の平地があり、さらにその北は麻布永坂町、麻布狸穴町、麻布台と再び台地上になる。 三田の元神明宮から北へ向かう道は中之橋で古川を越え、そのまま東麻布商店街へと続いていく。このときは”かかし…

ARを使った遺跡の復元映像アプリ、のニュース by 朝日新聞

一昨日(10/6朝刊)の朝日新聞の記事。 電子版の記事は一部のみですが、画像は使用前・使用後が見られる。 www.asahi.com ポケモンGOなどのARアプリを使って、遺跡で過去の様子を復元して見せるという試みが全国で広がっているという内容。 上記の画像は高松…

綱の手引坂 日向坂 神明坂 元神明宮 東京さぬき倶楽部(旧東京讃岐会館) 東京都港区三田1丁目

綱町三井倶楽部の門の脇、綱坂からの道の角には大木がある。この一帯の頂上のような場所。昔はランドマークになっていたのでは。 その横断歩道を渡ったところに「綱の手引坂」の標柱があった。坂はそこから東へ一直線に緩く傾斜する。 標柱の解説。 つなのて…

三田5丁目界隈の路地 東京都港区三田

綱町三井倶楽部へ向かう際に白金高輪駅から歩いてみたが、途中の魚籃坂(ぎょらんざか)下に気になる一画があった。 三田松阪児童遊園の北側あたり。 立派な看板建築。 栃木屋と書いてある。 銅板の壁、雨戸の戸袋の模様が見事だった。 その脇に気になる路地…