10月16日の日曜日の午後、麻布中学・高校の学校説明会に行った。
14時開始の10分ほど前に到着、事前予約をしなかったが(受付開始後3時間で満杯とのこと)、別室の視聴覚教室で座って話を聞くことができた。
校長先生の話はわかりやすく、生徒らが製作した学校紹介ビデオもおもしろいもので、自由闊達で自律を尊ぶ校風がよく伝わってきた。人気があるのは進学率だけではないように感じた。
1時間40分ほどの説明を聞いた後は校内見学時間となり校舎内を巡った(写真はすべてiphone)
中庭の桜。
中庭をロの字型に囲む教室棟は昭和初期の竣工、36ある教室に中1~高2の全クラスと高3の1クラスが入っているそう。
星型の校章が架かる塔は旧時計台。 港区の歴史的建造物に指定されている。
昭和7年(1932:第1期)、昭和12年(1937:第2期)
設計:古橋柳太郎、施工:清水組、鉄筋コンクリート造3階建
麻布学園は明治28年(1895)江原素六が東洋英和学園内に麻布尋常中学校を創立したことに由来し、元麻布の現在地に明治33年(1900)に移ってきている。
上の写真の反対側の入口。クラシカルな造りだが、この背面に新築したばかりの体育館や図書館棟がある。
扉も木製。富士山型のガラスが面白い。
はいってすぐ両脇に階段がある。
頑丈そうな太い柱。
下から見上げた階段スペース。
この廊下は見学不可のエリア。
理科系の実験室のひとつ。サーモグラフィが展示されていた。
2015年に1創立120周年を記念して新築された体育館。
その隣には5万数千冊を所蔵する図書館がある。
まん中が吹き抜けになっている螺旋階段。
そのまわりには快適そうな自習スペースがあった。
校舎の北東側にグランドがあるが、鵜の木の多摩川河川敷に野球グランドを持つ。
上記のグランドの端が台地の端になっていると思われる。
廊下や教室の窓からは六本木ヒルズや東京タワーも見えた。
事務室の隣の壁に、永坂更科さん寄贈による周辺の坂道、史跡マップが掲げられていた。
名坂が多く、各国の大使館が集中する興味深いエリア。
自分がここに通いたい。