久々に古墳での更新。
東急池上線の雪が谷大塚駅で降り、中原街道を渡って5分ほど南西に歩くと大田区立調布大塚小学校がある。
校舎がある場所の標高は海抜24.5m。
その校舎の北西隣に目指す鵜木(うのき)大塚古墳、その墳丘上に稲荷神社があった。
鳥居を背にした南方向。
この先で右へ折れて田園調布警察前の交差点を渡っていくと徒歩10分ほどで桜坂に至る。御嶽神社 桜坂 東京都大田区北嶺町・田園調布本町 - 墳丘からの眺め
上記の位置から西側。すぐ先に環状8号線が通る。
北側や駅から歩いてきた古墳東側も起伏はない。
雪が谷大塚駅の東側は呑川が流れる谷地形となるが、鵜木大塚古墳のある一帯は多摩川との間の平坦な台地上となっている。
参道前は、狭いが結構車が通る道だった。
47年間立っていた解説板。
都旧跡 鵜木大塚古墳
所在:大田区調布大塚町
指定:昭和5年6月2日
この旧荏原郡沼部附近には多くの古墳がある。これら古墳群のなかで最大の規模をもつ亀甲山古墳(多摩川台公園内)をはじめ、宝来山古墳(松平邸内)が多摩川縁に群在している。これら古墳群は南武蔵を中心とする古代文化を知る上で貴重な遺跡であり、鵜木大塚古墳もよくその原形を保っている一つである。
鵜木大塚古墳は円墳で高さは約6m、直径はおよそ27mあり、現在はその南隅をかき落として稲荷社を構設してある。
なお、埴輪や葺石などは今のところ見当たらない。
昭和44年10月1日建設 東京都教育委員会
並ぶ鳥居をくぐって進む。
参道脇には井戸があった。
お稲荷さんは子をなでながらも険しい顔立ち。
墳丘上へ石段を上がる。
ブロック塀も立つ斜面。
まずは稲荷社に参拝。
社殿の左側。壁の上にも地面が見える。
右側は墳頂への道があるものの立入禁止となっていた。
墳頂近くの斜面をズームで。
・鵜木大塚古墳 円墳 直径27m
大田区ホームページ:鵜木大塚古墳では、荏原古墳群で最も東側にある古墳で、旧鵜の木村の飛び地にあったので「鵜の木大塚古墳」と名付けられました、とある。
拝殿前から参道側。
眺望はないが、木々が繁っていなくとも周囲の住宅しか見えなさそう。
降りて周りを巡った。南西側の角。
北へ回ると駐車場があって、円墳の規模を実感できた。
東側から祠の裏方向。
鵜木大塚古墳見学の後は、多摩川駅の方へ歩いた。途中にあった精米店。
住宅街にあった西守稲荷神社。
こちらは墳丘の雰囲気はなかった。
自分の知らない国旗が掲げられたお宅があった。赤と緑の横帯に黄色の星は西アフリカのブルキナファソだった。
つづく。