2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
仲仙寺墳墓群は安来市の飯梨川河口部左岸の丘陵先端部に立地。400m程北東に宮山墳墓群もある、弥生時代末の墳丘墓の集中エリアです。 周囲が住宅地として開発されながらも公園として残った丘です。周囲の道は細く、駐車スペースは見つけにくかったです。 道…
出雲墳行2日目、朝まだ暗い5時過ぎに出雲市内の宿を出て東へ車で1時間弱の岩舟古墳へ向かいました。 高速を降りて、広域農道へ入ったあたりで夜明け。 稲刈り後の平野にも陽が射して。 赤い瓦屋根の集落に入ると標柱も。車はもっと手前で停める必要がありま…
出雲墳行の2日目。宿泊したホテルのすぐそばの塚山古墳を朝一で見学。 10月上旬の朝5時過ぎはまだ暗いです。周囲に駐車スペースは無いですが、自分は泊まったホテルに車を置いたまま歩きました(ホテルの裏なので) 道路に向いて石室が開口。 柵の間から石室…
古代出雲歴史博物館を見たあとは、1.5㎞西の稲佐(いなさ)の浜へ。 稲佐の浜は、古くから出雲神話の舞台として有名であり、その神話を伝える「古事記」にも「伊那佐之小浜」という名で登場し、ここで国譲りの話し合いが行われたことが書かれています。現在…
前回の大寺薬師からは西に車で12分、島根県立古代出雲歴史博物館へ。 着いたのは16時半。 ぎりぎりで間に合ったのかと思いきや、10月までは17時半までなら入館できました(閉館18時、11月~2月は17時閉館) 入ってすぐの中央ロビーには、出雲大社境内遺跡出…
大寺古墳の見学後、大寺薬師(萬福寺)の重要文化財収蔵庫の前に戻りました。 お寺は無人のようでしたが山門に参拝者向けの電話番号があったので、かけてみると鍵を開けていただけるとのこと。 (出雲市のサイトを見ると、前日までの事前予約が必要とありま…
出雲墳行の初日最後に訪ねた古墳が、大寺(おおてら)古墳でした。 徒歩でなら、一畑電車の大寺駅から11分、一駅東の美談(みだみ)駅からでも17分。 細道を上った先の大寺薬師へ。 境内に説明板。 墳丘復元図をよく見ると、1号墳(前方後円墳)の後円部右側…
上島(あげしま)古墳は、前回の国富中村古墳の約450m南南西に立地。 「高砂醤油本店」の看板下に、「上島古墳」への表示もありました。 矢印の方向へ進むと私有地の看板がありますが、古墳はまだ先。 その奥にさらに「上島古墳」とのサイン。 ここが登り口…
前回までの出雲平野の南縁から移動して、北縁の古墳へも数基行ってみました。 まずは国史跡の国富(くにどみ)中村古墳。 一畑電車の旅伏(たぶし)駅から北西に徒歩13分。 マップのピンを目指していくと説明板が。 国指定史跡 国富中村古墳この古墳は平成14…
宝塚古墳は、前回の妙蓮寺古墳(丘陵端)から北西450m程の平地にあります。 出雲西高のすぐ東で、周りは墓地。 石室石材が露出していますが、木立や生垣で周囲からはわかりづらく。 現在は周りと標高が変わらない「平地」ですが、旧神戸川の自然堤防上である…
妙蓮寺山古墳は前回の放れ山古墳の500m西の、やはり丘陵北端の立地。 神戸川漁業協同組合の敷地の南側の、この先にピンが立っていました。チェーンは車の進入禁止用、横に踏み跡があるのでその先へ行かせていただきました。 中央に上り口が。 登っていくと案…
放れ山古墳は、前回の上塩冶地蔵山古墳から1.7㎞西南西、神戸川を隔てた左岸で南から伸びる丘陵先端に立地。 道路から石段がついています。 説明板も道路脇に。 放れ山古墳出雲平野南部には多数の後期形古墳が築造されている。ここから凡そ1㎞以内には、北方…
上塩冶(かみえんや)地蔵山古墳は、前回の上塩冶築山古墳の400mほど南の立地。 このあたりは見事な横穴式石室をもつ古墳の密度が高いです。 グーグルの案内で墳丘脇に到着。突き当り(東)は出雲工業高校の敷地。 墳丘の東裾。 西側にある分かれ道に「穴地…
上塩冶(かみえんや)築山古墳は前回の今市大念寺古墳の1.5㎞南、西谷墳墓群の西南西2㎞に所在。 南側の4車線道路から入ると駐車スペースがあります。 径46mの円墳ですが、木々が繁っていて墳丘の様子はわかりづらいです。 図を多用したわかりやすい説明板。…
今市大念寺古墳は前回の出雲弥生の森博物館から西北西に1.5㎞程、山陰本線のすぐ北側にあります。 大念寺の本堂。その後ろが後円部で、左に前方部がつづく全長100mの前方後円墳。 「←古墳」の表示に従って、本堂に右側の小径を進みます。 開口部は後円部の先…
西谷墳墓群史跡公園を一巡りした後は、道路の向かいの出雲弥生の森博物館へ。 とても立派な施設ですが入館無料! 火曜日が休館なので要注意。 2階の展示室にて「西谷3号墓」を中心とした弥生時代の出雲や、その後の出雲の古墳を中心とした紹介をしています。…
3~1号墓を見学後は丘の南側の4~6号墓へ。 北西隅からの4号墓。 裾にあった説明板。 西谷4号墓(四隅突出型墳丘墓)方丘部は南北26m、東西32mを測り、突出部を含めると約40mの大形の墳丘墓です。墳丘の斜面には貼石、墳端には敷石、その外側には立石を並べ…
前回エントリの西谷3号墓から見た西谷2号墳。 奥行(南北)36m、左右(東西)24mの四隅突出型墳丘墓。古墳時代の前の弥生時代の築なので、”古墳”ではなく”墳丘墓”になります。 べろんと伸びる隅。 その説明板。 西谷2号墓(四隅突出型墳丘墓)方丘部は南北36…
出西丸山古墳を見た後は、前々から訪ねたかった西谷墳墓群へ。 斐伊川が平野部に出るその左岸に立地。 国指定史跡で駐車場完備。 道を挟んだ向かいには出雲弥生の森博物館があり、西谷墳墓群からの出土物やジオラマなどの充実の展示を見ることができます。 …
出西小丸(しゅっさいこまる)古墳は、荒神谷遺跡から西南西に4.5㎞程、斐伊川右岸の立地。あの西谷墳墓群とは川を挟んで2㎞ほどの距離。 県道197号(すぐ近くまでは「出雲ロマン街道」でした)から墳丘方向。画面中央、田んぼの先の草むら(墓地)にピンが…
荒神谷遺跡から北に延びる舌状丘陵の先端に、神庭岩船山古墳があります。 出雲市荏原小学校の敷地内にある前方後円墳。 6年生 神庭岩船山古墳学習 - 出雲市立荘原小学校ブログ しまね観光ナビには「年中見学可能」とあります。 神庭岩船山古墳 | しまね観光…
前回の加茂岩倉遺跡と今回の荒神谷遺跡は直線距離で3.4km。 こんなに近かったとは。 広い駐車場や博物館など施設が充実。 わくわくしながら博物館に入ると、なんとこの一週間が展示替えで休室でした…(この日は2021年10月8日) 翌週からの企画展「四隅が出現…
神原神社古墳を見た後は、北西に2㎞弱とすぐ近くにある弥生時代の遺跡、加茂岩倉(かもいわくら)へ。 東側にある駐車場に停めましたが、中国横断自動車道の加茂岩倉PAから歩くこともできます。 駐車場から10分ほど緩い坂を登ると、出土地への階段が。 階段…
前回の松本古墳群から北北東に5km強、斐伊川の支流の赤川左岸に神原(かんばら)神社古墳があります。 神社北側の道路から。屋根の下に竪穴式石室が移築されていますが、元の位置は北に50mなので、まさにこの道路上あたりでしょうか。 上流の東側。 下流の西…
今回からは昨年10月上旬に訪ねた出雲の古墳・遺跡旅の報告シリーズになります。 ブログのストックのためにと墳行を重ね、旬のうちにと直近からエントリしていった結果、大ネタ(2泊3日)の出雲から1年も経過。 普段、墳行の記憶はブログに記録することで定着…
前回の地頭山古墳を見た後は、本厚木駅からバスに乗って神奈川工科大学へ。 昨年から公開されている「広場」を見学しに(要予約) 学生さんも多く乗る神奈中バスに20数分揺られ大学前で下車、受付で名前を照合して構内へ。 周りから見ると、穴の開いた白い箱…
今回は、先月下旬に訪ねた地頭山古墳を。 小田急線の本厚木駅から徒歩30分弱の距離でした。 「関東古墳散歩」にも紹介されていて、いつか訪ねたいと思っていた古墳でしたが、気づけば本を買ってから9年経っていました… 関東古墳散歩―エリア別徹底ガイド 作者…
8月の終り頃、太田市美術館・図書館で見た展示がとてもよかったので。 写真家と音楽家が群馬県の古墳を訪ねて得たものを、忘れがたい作品に表現されています。 群馬の古墳時代といえば、形象埴輪にも数多く作られた馬、馬匹生産で移住してきた渡来系の人々と…
今回の百舌鳥・古市古墳群探訪で最後に訪ねた墳丘は御廟山古墳でした。 いたすけ古墳から歩くと南西の前方部右裾側に出ます。ニサンザイ古墳、いたすけ古墳と同様に、長軸が東西方向となる墳丘です。 中央から右方向が墳丘南側面で右奥に後円部、南側面だけ…
前回の善右ヱ門山古墳から西側を振り返ると、いたすけ古墳。 後円部先端側から。 墳丘南側側面の周濠。墳丘長146mの前方後円墳です。 くびれ部の対岸あたりから。右が後円部、左が前方部。 前方部南側に、コンクリートの杭と橋の名残りがあります。 その先に…