2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧
前回のつづき。 主屋と敷地裏を見学した後、前庭の中雀門(大正後期築)を入ってよりプライベートな空間へ。 すぐ左手には穀蔵に付随する御茶室。 右手は主屋の”おく”の間になっている。 床の間の柱には刀傷があった。幕末の混乱期にはこの場でも”騒乱”があ…
今回訪ねたのは東久留米市の旧家、村野家住宅「顧想園(こそうえん)」 こちらも東京文化財ウィーク2016での特別公開で、事前に往復葉書きでの申し込んで当選し日時指定を受けた。自分は11月13日の13:30集合だった。 西武新宿線の小平駅で下車し、小平霊園…
今回も東京文化財ウィーク2016での特別公開案件。 11月6日に世田谷区大原の旧柳澤家住宅を訪ねた。戦後間もない昭和26年に建てられた国登録有形文化財の小住宅。 京王線の代田橋駅で下車し、環状7号線を南に大原2丁目交差点。 井の頭通りと環七通りが交わる…
前回のつづき。 旧島津家アトリエの前の道を西に進むとすぐに”三の坂”の上に出る。 両脇に樹木が茂るいい雰囲気の階段。 階段を降りてすぐに林芙美子記念館の入口がある。 入館料は一般150円。新宿区立 林芙美子記念館 かつて使われていた門はさらに下ったと…
前々回のつづき。 こちらも東京文化財ウィーク2016の一環で、ここに来る前に見た東京若葉キリスト教会と同様に新宿区文化財現地特別公開(通常非公開)の案件。 信濃町駅から高田馬場駅へ出て、西武新宿線で2つ目の中井駅で下車した。この辺りの西武新宿線は…
品川区北品川、御殿山の台地上にある原美術館を訪ねた。 篠山紀信によるヌードの写真展。 作品はすべて原美術館で撮られたものとのこと。その部屋で撮った写真が原寸でその場に置かれたものもあり「現場感」が伝わってきた。 ”群像”もあってモデルは十数人か…
前回のつづき。 鉄砲坂を下った先の道を右に進むと、北に上る坂があった。 観音坂との標柱。 観音坂西念寺と真成院の間を南に下る坂。坂名は真成院の潮踏観音にちなむ。別名は西念寺坂・潮踏坂・潮干坂。潮踏観音は、江戸時代以前に四谷周辺が「潮踏の里」と…
11月3日、東京文化財ウィーク2016・平成28年度新宿区 文化財現地特別公開の一環で、四ッ谷にあるヴォーリズ設計の教会堂を見学した。 四ッ谷駅の南口を出て迎賓館の方へ向かうと右手に区立四谷中学があり、その先が四谷見附公園。広場の中央にはプラタナスの…
前から楽しみにしていたラスコー展を見に行った。 副題は「2万年の時を越え、洞窟壁画が東京に出現!! 世紀の大発見を体感」 ラスコー洞窟は、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある。 1940年に地元の少年たちによって偶然発見された2万年前の洞窟壁画。洞窟…
4つ前のエントリのつづき。 會津八一記念博物館を見たあとにキャンパス内にある古墳跡を訪ねた。 「早稲田大学9号館あたり」というヒントを頼りに建物周辺へ。 壁面に小さなアーチが並んでリズムをつくっている。 建物前にはそれらしき案内板は見当たらず。 …
前回のつづき。 実は「東京 記憶の散歩地図」を見てここに来たのは、天祖神社東の水稲荷に「富塚古墳」が記されていたからだった。 東京 記憶の散歩地図 作者: 小池壮彦 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/03/28 メディア: 単行本 この商品を含む…
3つ前のエントリのつづき。 目白台から下りて神田川を渡ると新目白通り。道路の中央を都電の専用軌道が走るがここに面影橋の停留所がある。 停留所の南側、新目白通りからはビルの裏側に天祖神社があるが、ここに魅力的な細道がある。停留所のやや西にある…
1958年に出版した写真集「The Americans」が今でも多くの人々に影響を与え続けている”現代を代表する写真家の一人”であるロバート・フランク(1924~)の写真展を見に行った。入場無料、11月24日まで。 画像は新聞のロール紙に印刷されたもので、展覧会終了…
早稲田大学・會津八一記念博物館で、房総の九十九里エリアの埴輪が並ぶ素晴らしい企画展を見た。 11月19日(土)まで。入館無料。 タイトルは「殿塚・姫塚古墳発掘60周年記念 甦る九十九里の埴輪群像 ~3D考古学の挑戦~」 以下は公式サイトから。 殿塚古墳…
前回のつづき。 村川家見学の後、薬罐坂からの道を南に向かい目白通りへ。 西に向かって歩いていると日本女子大の向かい側で発掘調査が行われていた。 歩道橋の上から。 「文京区目白台1丁目18番14号・埋蔵文化財発掘調査」の看板。発注者は日本女子大学。敷…
今回も東京文化財ウィーク2016での特別公開。10月16日の午後に現地を訪れた。 大谷石の石垣に囲まれ、樹木が茂るお宅は薬罐坂(やかんざか)を上り詰めた場所にある。 南側から。奥が薬罐坂。 敷地内にはケヤキの大木もある。かつては幾本も道に沿って並木と…
前回のつづき。 本郷まで来たので東京大学の学内博物館へ足を延ばしてみた。 通りに沿って赤門方向へ。 赤門前では多くの人が記念写真を撮っていた。 門をくぐって右に、学内の博物館へ。 博物館への道沿いには理学部生物学科の建物(理学部2号館) 昭和9年…
東京文化財ウィーク2016の一環で、文京区の徳田秋声旧宅が1日限定で公開となっていたので見学した。 都営三田線の春日駅から新坂を上った本郷台地の上の静かな住宅街。 逆サイドから見ると、洋館のような造りの2階が見える。 塀の前に御影石の石碑があった。…
前回のつづき。 妙定院を訪ねた折、通りを挟んで向かいの台地上にある芝丸山古墳を訪ねた。 古墳は標高約16mの台地の上に位置している。左はザ・プリンスパークタワー東京。 少し西側から。丘の上に都内最大級の前方後円墳が今も残る。 東京都遺跡地図情報見…
東京文化財ウィークの一環で、赤羽橋の浄土宗・妙定院(みょうじょういん)の特別公開「妙定院展2016 伝来の本尊と徳川家康公 本堂大公開」があった(11月3日から5日まで) 境内は歴史の波を受けて狭くなっているが、山門をくぐって正面に本堂が、左に蔵や社…
前回のつづき。 大井公園を第一京浜側に降りて、並行する道を北へ進んだ。 旧仙台坂の手前の斜面は中層のマンション群。ここもかつては伊達藩・鯖江藩の敷地だった。 泊舩禅寺で突き当たる。右へ回り込んだこの先が旧仙台坂になる。 第一京浜側から見上げる…
前回のつづき。 山内容堂墓から一旦台地を降りて、再び上り返して大井公園へ。 台地端の斜面の様子。 台地の上の大井公園は、広場も遊具もあって充実。右奥は立会小学校。 公園の南端は山内容堂墓とこんな風に接している。ここに通路がないので一旦台地下ま…
先日、大井町のゼームス坂へ行った後に周囲を調べていた折に、大井町駅の東側の台地の縁に古墳があることを知った。 京急の鮫洲駅の方が距離は近いので、こちらから台地の上へ向かって歩いてみることにした。 鮫洲駅の出口は東側を向いている。 鮫洲には東京…
前回のつづき、シリーズの最終回。 稲荷塚古墳探訪の後、200mほど西の氷川神社を目指した。 途中にあったイチョウの大木。喜多見小学校発祥の地でもあった。 そのすぐ先に氷川神社が鎮座していた。 境内北面には玉垣が続く。端まで200mほどある。 東側入口…
前々回のつづき。 須賀神社を後にして北へ向かう道の左手、畑の向こうに慶元寺の三重塔が見えた。 この場所に周囲の遺跡が示された案内図があったが撮りそびれてしまった。 塔のアップ。古都の雰囲気。 そのすぐ先の、宅地の間の公園に古墳があった。 円墳の…
駅構内で通りがかりに気付いた"アート"。ペットボトル飲料のキャップで出来ていた。蓋のサイズがちょうどいい"ピクセルサイズ"になっていて、電車の特徴がよく捉えられていた。キャップの色が武蔵野線や総武線にぴったり。
前回のつづき。 岩戸川跡の緑道からゆるやかな坂を上がった住宅地の中に、竹薮に覆われた古墳があった。 第六天古墳 円墳(径28.6m、高さ2.7m)5世紀末~6世紀初の築造。 斜面には太い木も生えている。 太い竹もあった。 立てられたのは30年以上前だが、今も…
前回のつづき。 土屋塚古墳見学の後は、住宅街の道を南へ向かう。といってもところどころに畑地が残り、”最近”宅地になったような場所も多い印象だった。 建設中のマンションの横に石蔵が。 竹を扱う材木屋さんがあった。 工事をしている道は少し下っていて…
前回のつづきの、狛江市教育委員会主催ツアーより。 世田谷通りの「一の橋」と「新一の橋」の2つの信号の間にある枝道を南へ向かうと駐車場の先に土盛りが見えてきた。 古墳との境の壁は古墳の名称と同じ表札が掛かっていた。 入口があるが鍵がかかっている…
東京文化財ウィーク2016のパンフを見ていたら、狛江市教育委員会主催のツアー案内があったので参加しました。 テーマは「狛江の魅力を歩いて学ぼうー岩戸・駒井地域をめぐる」 パンフに寺社や史跡をめぐるとあったので、狛江なら古墳も含まれているであろう…