墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鳳凰閣(旧晴明文庫) 東京都大田区南千束

以前に洗足池を訪れたときに、案内図で気になっていた「鳳凰閣(旧晴明文庫)」へ行ってみた。 洗足池 千束八幡神社 東京都大田区南千束 - 墳丘からの眺め 東急池上線の洗足池駅で下車、中原街道を渡って洗足池図書館の脇の小道を進む。 道沿いに「勝海舟別…

芝山はにわ祭(2015年11月8日開催)の告知

京成電車が乗り入れる都営浅草線で目にした中吊り広告。 第33回芝山はにわ祭 芝山町で会いましょう。 なかなかインパクトのある写真で目立っていた。 芝山町は、かつて約500基の古墳群が点在し、今でも国指定史跡の殿塚・姫塚古墳や2つの埴輪の博物館を有す…

旧田中家住宅 埼玉県川口市末広

前回のつづき、”川口シリーズ”の最終回になります。 国指定登録有形文化財の「旧田中家住宅」 本町の文化財センター本館から岩槻街道を北に1kmほど、街道に面して堂々たる洋館が建っていた。 主屋は1923年(大正12年)に竣工した木造煉瓦造三階建。外壁はイギ…

川口の街 18ポンドカノン砲 川口市立文化財センター 川口市母子父子福祉センター 埼玉県川口市本町・金山町

前々回のつづき。 川口の本一通りの浜田接骨院横の細道を100m近く進んだ左側、工場敷地内に大砲が置かれていた。 大砲があったのは増幸産業という会社の敷地内だった。 1804年に増田安次郎が鋳物業で興し、今では超微粒粉砕機の専門メーカーとなっている。 …

車塚古墳(栃木県壬生町)の赤い石室

今年の夏に訪れた車塚古墳。見事な石室に圧倒された。 壬生町教育委員会が進めていた調査で、石室全体がベンガラで赤く塗られたいたことが確認されたというニュース。 奥壁の赤色(ベンガラ=酸化第二鉄)は前から確認されていたが、側壁や天井、さらに前室…

川口の街 本一通り界隈・3 埼玉県川口市本町

前々回にも載せた川口の本一通り付近の案内図(赤羽岩淵の荒川知水資料館のもの) 通りの中ほどの薬局から、北の端の福田屋洋品店まで歩いて来たので、今度は南半分へ。 その前に案内図にあった「亀の湯」を探したが見当たらず。その跡地かと想像される駐車…

川口の街 本一通り界隈・2 埼玉県川口市金山町・本町

前回のつづき。 風情のある煉瓦塀脇の細道を抜けると昔の商店が残る通りに出た。 (現在の岩槻街道・国道122号線は、150mほど東に並行していた) 江戸期の商家のような中西日進堂薬局。 立派な看板が目をひいた。 こちらの建物も雰囲気があったが営業してい…

川口の街 本一通り界隈・1 埼玉県川口市金山町

一週間前、同僚のお墓参りの帰り道に、川口駅で途中下車した。 9月に荒川知水資料館で見た案内図に惹かれるものがあって。 旧岩淵水門 荒川知水資料館 @赤羽岩淵 - 墳丘からの眺め 【再掲】「本一通り周辺の古い町並み」 川口駅東口。目の前に広いペデスト…

重要文化財 酒類総合研究所・赤レンガ酒造工場(旧醸造試験場第一工場) 東京都北区滝野川

東京の赤レンガ建物シリーズ。 JR京浜東北線の王子駅の北口で下車。都電も通る明治通りのカーブの坂道を上っていくと音無橋の信号がある。 右の小道のすぐ先に「醸造試験場跡地公園」入口の煉瓦造の門。 桜並木の通路を少しいくと芝生公園が広がり、公園の向…

日本ペイント 明治記念館 東京都品川区南品川

前回の旧大井町変電所のご近所にある赤レンガ建物。 「碑文谷架道橋」をくぐって50mほど先、通り沿いにある。 西面は隣の建物とくっついていた。 あちらは大正期だったが、こちらは明治期(明治42年・1909年) 建物の通り側には全面にネットが張られている…

旧大井町変電所(JR東日本東京総合車両センター内の赤レンガ建物) 東京都品川区広町

京浜東北線で大井町ー品川間を通るたびに車窓から気になっていた重厚な赤煉瓦建物。 ちょっと検索したところでは詳細がわからなかった。竣工は大正4年説と大正11年説があるようだが、どちらにしても関東大震災に耐えた煉瓦建物。 下記の方のブログには、現在…

「造形遺産001-025」展 @アーツ千代田3331

前回のつづき。 岩崎邸敷地の南側が柵で囲われて遊休地になっていた。コンクリ壁の右が岩崎邸庭園。 江戸時代には越後高田藩・榊原家の中屋敷だったそうだが、台地の先端であるということは、古代には古墳があったのではないかと想像してしまう。 春日通りに…

「ル・コルビジュエ × 日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」展 国立近現代建築資料館

前回のつづき。岩崎邸玄関の先に別会場への入口があった。 岩崎邸に隣接して国立近現代建築資料館があり、「ル・コルビジュエ×日本 国立西洋美術館を建てた3人の弟子を中心に」展が開催されていた。 開催は、11月8日まで。 旧岩崎邸庭園からの入館(入園料40…

重要文化財 旧岩崎家住宅 東京都台東区池之端

前回のつづき。 三菱資料館を見た後に、これまで訪ねたことはあっても建物の写真を撮っていなかった旧岩崎邸を訪ねた。 岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の岩崎久彌の本邸として建てられたジョサイア・コンドル設計による明治期の木造洋館。 東京都公園協会…

三菱史料館 無縁坂 講安寺 東京都文京区湯島

平日の午後、空いた時間に「三菱資料館」と「旧岩崎邸」 を訪ねた。 千代田線の湯島で下車し、まずは資料館を目指す。湯島駅からだと資料館は岩崎邸の裏手になり、その敷地をぐるりと反時計回りに回り込んでいく。 敷地の北辺は石垣と煉瓦壁が組み合わさった…

同僚のお墓参り 埼玉県さいたま市北区日進町

10月18日は同僚の命日。今年は日曜日でもあり、その日にお墓参りに出かけました。 大宮から川越線で1駅の日進にある満福寺。 日進駅から商店街を真っ直ぐ南へ600mほど。途中に花屋は2軒あります。 平成24年に新築された本堂。 天平の雰囲気。 お墓へ行ったら…

荒川自然公園・三河島水再生センター周辺

前回のつづき。 施設の見学の後、水再生センターの敷地を一回りしてみることにした。 正門の隣の児童遊園は元は敷地内だったか。 角を曲がって細道をいくと、味のある建物が並んでいた。 その一角には煉瓦塀もあった。 煉瓦で積まれた門柱も。敷地内に鹽竈(…

重要文化財 旧三河島汚水処分場喞筒場施設(三河島水再生センター) 続編・暗渠部分

前回のつづき。 煉瓦タイル貼りの建物が見事なこの施設見学は、実は暗渠部分がクライマックスになっていた。 喞筒室建物正面の入口から階段を降りていく。穴の奥にベンチュリー管(流水量を測る装置)がある。 階段を降りて横穴に入っていく。この先で沈砂池…

重要文化財 旧三河島汚水処分場喞筒場施設(三河島水再生センター) 東京都荒川区荒川

よく晴れた秋の日の昼、煉瓦タイル貼りの見事な大建築を見に荒川区へ出かけた。 旧三河島汚水処分場喞筒場施設(喞筒は漢字の読みはソクトウだが「ポンプ」と読ませる)は、国の重要文化財指定を受けている日本初(大正11年稼動)の近代下水処理施設。 旧三…

銀座ガス灯通りのガス燈

前回の再訪。 今でもガスで輝く明かりは、銀座ガス灯通りの銀座3丁目の北・南端に2組・4灯あった。 北端側の2組。他の明かりにまぎれているが。 別の角度から。左の一基はわかりやすい? 結構人通りが多く写真を撮るのに時間がかかったが、暗いし高い位置に…

銀座の夜の灯り ビルの外観とガス燈 2015年10月

先日昼に見た、銀座のガス灯通りが気になって、日が暮れてからの様子を見に行った。 ついでにいくつかの建物の夜の雰囲気を。 数寄屋橋交差点の角、数寄屋橋阪急跡地に東急不動産が建設中の「(仮)銀座5丁目プロジェクト」はかなり全貌が見えてきた。完成予…

TBS 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」 10/4・10/11

しばらく見ていなかった番組(いつの間にか提供がCanonに!)だが、先月から見るようになっていた。 10月に入ってから2週連続で「明治日本の産業革命遺産」の特集で、見ごたえがあった。10/4の「海を渡った巨人クレーン」等も感動的だったが、10/11の八幡製…

「鉄道遺構・再発見」展 @LIXILギャラリー 京橋

京橋のガス燈を見たときに、すぐ近くの中央通り沿いのギャラリーのポスターに強く引き寄せられた。 「鉄道遺構・再発見 Rediscovery ーA Legacy of Railway Infrastructure」展。入場無料、閉館18時で、11月21日まで。 公式サイトには開催主旨や見どころが掲…

京橋のガス燈 東京都中央区

先日ガスミュージアムへ行った際に、銀座にもガス燈があるとの話を伺ったので、行ってみた。 場所は銀座1丁目と京橋3丁目との間、首都高の下の旧京橋。 かつての京橋の親柱のとなりに寄り添うように、明かりの点いたガス燈があった。 説明板がある。 煉瓦と…

東京文化財ウィーク2015

毎年開催されている東京文化財ウィーク。 主催は東京都教育委員会、後援は文化庁。 今年は特別公開事業は10/31~11/8で、企画事業は11/30まで開催されます。 都内の博物館、郷土資料館や図書館等でパンフレット(無料)を入手できます。 下記のサイトからpdf…

渋沢資料館「私ヲ去り、公二就ク~渋沢栄一と銀行業」展 紙の博物館

前回のつづき。 古墳を堪能した後に渋沢資料館へ。 当日は10月3日で、企画展「私ヲ去り、公二就ク ~渋沢栄一と銀行業」が始まった日だった。 渋沢栄一は天保11年(1840)現在の埼玉県深谷市に生まれ昭和6年(1931)没。 明治の始めに銀行を設立し、日本に金…

飛鳥山1号墳(再訪)

前回のつづき。 久々の、ブログ名どおりのエントリ。 2年前に訪れたが閉門後で、外から眺めるだけになっていた案件。 当古墳は青淵文庫や晩香廬のある旧渋沢庭園内の林の中に残っている。 庭園の林の西端、児童公園のすぐ横に、直径31mの円墳がある。 今回は…

重要文化財 旧渋沢家飛鳥山邸(晩香廬・青淵文庫) 

前々回のつづき。 旧古河庭園から飛鳥山公園までは徒歩で10分強と近い。 「一里塚」のすぐ先、駐車場の隣に公園入口があった。 飛鳥山は江戸時代に徳川吉宗が享保の改革の一環として花見の行楽地として整備し、明治6年には上野公園とともに日本最初の都市公…

映画「マイ・インターン」の感想

連休の初日、久々に映画を見に行った。 朝起きて、映画でも行こうかと思い立ち、舞浜のイクスピアリで「上映中」のものを探して、良さそうなものを選び。 面白かったです。おすすめします。 宣伝コピーは、 「すべてを手に入れたはずの彼女、そこにやってき…

国指定名勝 旧古河庭園 東京都北区西ヶ原

前回のつづき。 この日は六義園から旧古河庭園へと庭園のはしごをした。 駒込駅から徒歩12分。上中里駅や西ヶ原駅からだと徒歩7分で正門。 旧古河庭園は国の名勝に指定されている。面積は30,780㎡なので東京ドームの屋根膜ぐらい。一般150円で年末年始以外は…