墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「鴻池朋子 ちゅうがえり Tomoko Konoike FLIP」展 @アーティゾン美術館・京橋

京橋のアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)にて、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」シリーズが始まっています。 その初回が鴻池朋子。 入ると目の前に足場が。 上がった先には滑り台。奥の左にクールベの作品が見えてい…

丸の内の風鈴

8月26日の夕方、丸ビル前の行幸通りを通りがかると、風鈴のインスタレーションが行われていた(8月28日で終了) このときは風がありました(20秒。結構激しく音が出ます) 丸の内の風鈴 振り返ると東京駅舎。 八重洲口側で建設中の高層ビルが、丸の内側から…

ナショナル・ギャラリー展 @国立西洋美術館・上野

8月の日曜日の夕方、前日で日時指定券が取れたので、話題の美術展へ行きました。 作品点数は61点ですが名作ばかり。ウッチェルロの「聖ゲオルギウスと竜」に始まり、最後はゴッホ、セザンヌまで、ルネッサンス以降の西洋絵画史の大きな流れを体感することも…

ピーター・ドイグ展 @東京国立近代美術館・竹橋

先月に見に行ったピーター・ドイグ展。 初めて知った画家でしたが、じんわりと心に残る素敵な作品ばかりでした。 会期は10月11日までに延長されています(チケットは日時指定) https://www.momat.go.jp/am/exhibition/peterdoig/ ピーター・ドイグ(1959年…

サニーヒルズ(微熱山丘)南青山店 by 隈研吾

6月の上旬、表参道に行く機会があったので、隈研吾設計の建物を見に行った。 台湾に本店があるパイナップルケーキの店、サニーヒルズ(微熱山丘) 坂の中腹に建つ三階建て。 前後から押せば縮みそうな感じも。昔あったマジックハンドのような… 隈研吾建築都…

高輪ゲートウェイ駅 東京都港区港南

開業から5か月経った高輪ゲートウェイ駅に初めて降りてみた(途中下車) 大屋根が駅全体を覆い、電車を上から眺められる。 2月開業前の前面展望(エントリの後半)~写真はPCでしか見られません(泣) 駅構内にあるアマゾンGO。 改札を出る。駅名板は明朝体…

大分空港からの空の旅

大分墳行シリーズの最終回は、飛行機からの眺めです。 大分空港からは愛媛県の山々が見えました。 離陸直後の西側。 六郷満山が良く見えました。中心に向かって放射状に沢山の谷戸が入っています。 やや右の水平線上に姫島。日本列島に数カ所しかない黒曜石…

小熊山古墳 大分県杵築市大字狩宿

小熊山古墳は前回の御塔山古墳のすぐ北の立地。 住宅地のそばの坂を上がったところが墳丘だった。 墓地の脇のスペース。何かの基礎の先に説明板が。 小熊山古墳は全長116.5mの前方後円墳だった。 国指定史跡 小熊山古墳について(平成29年2月9日に国の史跡に…

御塔山古墳 大分県杵築市大字狩宿

別府市の古墳を見た後は、大分空港への帰りがてらに2つの古墳に立ち寄った。 どちらも別府湾の入口北側の丘上に立地する。 グーグルマップの指示に従って御塔山古墳のピンへ向かって丘を登っていくと、車を停められる草原に出た。 上がってきた道を振り返る…

実相寺古墳群:天神畑古墳・鷹塚古墳 大分県別府市大字北石垣

前回のつづきの実相寺古墳群。 立ち入れない金網の中に移築石室があった。 天神畑古墳の移築石室。元の位置は東100m程にあった畑地。 天神畑古墳この石室は、ここから100m程東にある畑地で発掘されたものを移築・復元したものです。古墳の主体部は巨石を組み…

実相寺古墳群:太郎塚古墳・次郎塚古墳 大分県別府市大字北石垣

前回の鬼ノ岩屋古墳群の説明板に実相寺古墳群についても書かれていたので立ち寄ってみた。 細い枝道を入り込んでいくと古墳は道沿い東側にあった。 太郎塚古墳(右)、次郎塚古墳(左)が仲良く並ぶ。 金網フェンスで仕切られている。 手前が太郎塚古墳、左…

鬼ノ岩屋2号墳 大分県別府市大字北石垣

前回の1号墳の南西100mほどに、鬼ノ岩屋2号墳があった。 上人小学校を背にしたところに大きな標柱があった。 その左のこの歩道を進む。 左手に墳丘が。その先に説明板が見えてくる。 説明板の先に開口部があったが、こちらもシートで覆われていた。 その手…

鬼ノ岩屋1号墳 大分県別府市大字北石垣

国指定史跡・鬼の岩屋古墳は別府市街の北側、湯けむり展望台の600mほど東にある。 迷いながら枝道を入っていくと、上人小学校の敷地内に1号墳があった。 墳丘は金網で囲まれている。 近くの実相寺古墳群、速見郡衙推定地を含めた案内図。 鬼ノ岩屋・実相寺…

別府市公会堂(別府市中央公民館・別府市市民会館) 大分県別府市上田の湯町

別府には、前回のレンガホールの北西600mに、もうひとつの吉田鉄郎建築がある。 別府駅から徒歩7分の距離。 建物前に大きな広場があり、その前には大通り。建物が映える広さがあるが、敷地の2本の木が大きく育っていて正面の絵を撮るのは難しかった。 2本の…

別府市児童館・レンガホール(旧別府郵便電話局電話分室) 大分県別府市末広町

大分墳行の3日目の朝。ホテルの窓からの別府湾南側。正面には、お猿で著名な高崎山。 朝一での訪問は別府市内の建物見学。この街には吉田鉄郎(1894~1956)が手掛けた昭和初期の建築が2棟ある。 はじめに昭和3年(1928)12月に竣工した旧逓信省別府電報電話…

坂茂建築展~仮設住宅から美術館まで @大分県立美術館(開館5周年記念事業)

大分墳行をこのタイミング(6月末)で訪ねたのは、当企画展が見られることも動機になっていた。 展示室内は撮影可。5つのパートに分かれる。 荘厳な列柱が目を引くが、上部は天井までは届いていない。 紙の筒は強度があるが、大きな構造物とするには連結部の…

大分県立美術館OPAM 大分県大分市寿町

古宮古墳を見た後は大分駅の北側、中心街にある大分県立美術館「OPAM」へ。 大分城の大手門前から昭和通りを西に1㎞ほど、大分駅からなら徒歩15分圏内にあるOPAM。 設計は坂茂(ばん しげる) 上半分の壁面はガラスの内側に、縦横と斜め45度に木材が入るが、…

古宮古墳 大分県大分市季の坂

大分駅から西南西に1.8㎞、徒歩30分圏内に立地する古宮古墳。 駐車場完備。 駐車場からはつづら折りのスロープか、こちらの階段を上っていく(左端中央が駐車場) こちらがスロープ。 一番上には大きな表示板。 展望広場もあるが、まずは古墳へ。 と、その先…

丑殿古墳 大分県大分市大字賀来

丑殿(うしどの)古墳は前回の蓬莱山古墳から直線距離で400mしか離れていないが、 ぐるりと大回りする必要があり、車で6分、歩くと30分の道のりだった。 久大本線に並行する道路に入口サインがあった。 なかなか目立つ色彩。 県指定史跡 丑殿古墳祠となり、…

蓬莱山古墳 大分県大分市大字賀来

千代丸古墳(の入口)を見た後は、東に2.4㎞にある蓬莱山古墳を訪ねた。 蓬莱山龍音寺の境内に、60m級の前方後円墳が良好な形で保全されていた。 蓬莱山古墳大字賀来字庄ノ原昭和56年3月31日 県指定庄ノ原(しょうのはる)丘陵の中央寄りにある前方後円墳で…

千代丸古墳 大分県大分市大字宮苑

県立埋蔵文化財センター見学後は、大分平野西端の日豊本線と久大本線に挟まれた、つまり別府湾と賀来川の間の古墳集中エリアへ向かった。 最初に向かったのは、そのエリアの一番西にある千代丸古墳。わかりやすい看板があったので、台地の下側に車を停めて道…

大分県立埋蔵文化財センター 大分県大分県牧緑町

築山古墳を見た後は、大分平野を横断して西端の台地上の古墳を目指したが、途中に県立埋蔵文化財センターがあったので立ち寄った。 広い駐車場に車を停めて建物正面へ回ると、非常に立派な建物が。 Wikipediaによれば、建物は旧大分県立芸術会館で、2017年4…

築山古墳 大分県大分市佐賀関

亀塚古墳探訪後は、東に5.7㎞の築山古墳へ向かった。 ここも別府湾に面しており、佐賀関半島の北側付け根に立地。 グーグルマップで、神崎八幡神社に導かれた。 神社入口に詳しい解説板がある。 築山古墳は、昭和7年に未盗掘の石棺が発見された国指定史跡。 …

亀塚古墳公園 海部古墳資料館 大分県大分市大字里

亀塚古墳には格納庫のような、かまぼこ屋根の資料館があった。 入場は無料。亀塚古墳についての資料展示かと思いきや、大分県~九州~西日本~日本全土~東アジアと、大きなスケールでの解説のある中身の濃い展示だった。 公式サイト http://www.city.oita.o…

亀塚古墳(後編)・小亀塚古墳 大分県大分市里

前回のつづき、亀塚古墳墳頂から。 北東方向。 北方向。防波堤の上、別府湾に船が浮いているように見えた。 後円部先端方向(北)へ降りる階段。 降りて振り返って。 西側から後円部を。 同、くびれ部を。 同、前方部を。 パノラマで。全長は116m。 前方部左…

亀塚古墳(前編) 大分県大分市里

前回の臼塚古墳見学後は、佐賀関半島の根っこを横断して、大分平野の東に位置する国史跡・亀塚古墳を訪ねた。 県道205号で20分ほど。 最後の坂を上ると、雄大な前方後円墳が出現。感動! 「亀塚古墳公園」として整備されていた。 亀塚古墳公園案内図県下最大…

臼塚古墳 大分県臼杵市大字稲田

前々回の丸山古墳のすぐ近くに、全長87mの前方後円墳・臼塚(うすづか)古墳があった。 後円部先端側の裾から。 墳長には、なかなか大きな社殿がある。 後円部裾に沿って道路がカーブ。 パノラマで。右が後円部、左が前方部。 くびれ部に参道が。鳥居の扁額…

毎日投稿 丸6年

大分墳行シリーズの途中ですが… 本エントリで連続投稿が「2192日」となりました。 365(日)× 6(年)+ 2(日・うるう年分) = 2192(日)で、ちょうど6年間です。 「予約投稿」をしているので毎日書いているわけではありませんが、大体0時にアップしている…

丸山古墳 大分県臼杵市大字稲田

臼杵摩崖仏の参拝後は、北へ車で20分弱にある臼塚古墳を訪ねた。まずはそのそばにある丸山古墳へ。 県道205号から左の枝道に入るが、最初に導かれたルートが軽でも難しそうな細い急坂だったので、別の道へ入り、おそるおそる進むと上は開けていて、公民館前…

臼杵摩崖仏・後編 大分県臼杵市深田

順路に沿って進んだ最後が、臼杵摩崖仏の中心的存在といわれる古園(ふるぞの)石仏。 覆い屋の手前に、最近国宝指定となった金剛力士像。 平成7年に59体が、磨崖仏としては全国初で国宝指定となっていたが、平成29年にこの2体の金剛力士立像が国宝に追加指…