大分墳行をこのタイミング(6月末)で訪ねたのは、当企画展が見られることも動機になっていた。
展示室内は撮影可。5つのパートに分かれる。
荘厳な列柱が目を引くが、上部は天井までは届いていない。
紙の筒は強度があるが、大きな構造物とするには連結部の処理が課題となる。
その連結部の開示も、展示の重要な要素になっていた。
紙管で組み上げた大アーチ。
紙筒は、板状素材の微細な内部にも使われていた。
こちらは、ハノーバー国際博覧会2000 日本館の15分の1模型。
昨年10月に竣工した、スウォッチ本社ビルの木造グリッドシェル模型。
世界最大級の木造建築になるそうだ。
https://www.axismag.jp/posts/2019/10/148582.html
こちらは、正方形断面の紙筒を積み上げたお茶室の、1/1モックアップ。
天井も、折りを連続した紙製。
入口の花活けもシンプルな紙筒。
細い木材を組み上げて高い強度を実現させているが、それが結果的に美しい。
こちらは兵庫県で進行中のプロジェクト「水中農園」の1/3モックアップ。
100分の1模型。手前に迫り出すのは瀬戸内海を望める客室になるそう。
鶴岡のスイデンテラスの、天井・屋根部もあった。
写真パネルでの説明。
一昨年の12月に現地へ行った。
こちらは静岡県富士宮市の富士山世界遺産センターの模型。
逆さ富士の建物を訪ねたのは2年前。
本展では、逆さ富士の壁面を構成する木組みを、間近で観察できた。
木組みの仕組みの解説模型。
その前には、木造によるエントランスホールの模型。
それを屋根下から見上げて。
こちらの柱は、由布市ツーリストインフォメーションセンターの柱・梁模型。
今回の墳行で訪ねる時間が無かったので、次の機会を見つけたい。
こちらは、フランスのラ・セーヌ ミュージカル劇場の模型。
反対側から見ると、内部もわかる模型になっていた。
3年前に見た企画展では建築プロセスの動画を見た。
上記劇場の椅子も紙筒製だが、座り心地はよかった。
今回は展示室の外にも、災害支援の作例が続いていた。
ビールケースを土台とした、紙筒壁の家。
内部の様子。
現地で調達できる素材、安価で調達できる素材が造らている。
ルワンダ内戦・UNHCR用シェルター(上の写真右)の内部)
避難所でプライベートスペースを確保する仕組み。
上記の内部。
それを上から。
公式サイトでは、貴重な動画も見ることができる。