墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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国富中村古墳(付近) 島根県出雲市国富町

前回までの出雲平野の南縁から移動して、北縁の古墳へも数基行ってみました。

まずは国史跡の国富(くにどみ)中村古墳。

一畑電車の旅伏(たぶし)駅から北西に徒歩13分。

 

マップのピンを目指していくと説明板が。

国指定史跡 国富中村古墳
この古墳は平成14年(2002)、工事中に石室の天井石が割れて発見されました。その後、発掘調査が行われ、6世紀末の直径30mの円墳で、埋葬施設は全国的にも珍しい未盗掘(1400年間誰も入っていない)の横穴式石室であることがわかりました。石室の全長はおよそ10mあります。
石室内には2基の石棺があり、200点を超す豊富な副葬品が出土しました。
未盗掘の横穴式石室の調査は稀で、埋葬施設や儀礼がわかる全国的にも重要な古墳です。当初、前室の石棺内にあった大刀は片付けられ壁に立てかけられた状態で出土しました。
国富中村古墳には、6世紀後半にこの地域で活躍した豪族が葬られていると考えられます。
出雲市文化財課

 

最初は説明板をよく読まずに、周囲に墳丘がないか探してしまいました。

 

しばらくウロウロしてから、この作業場のような小屋が石室への入口(天井の上)であることに気づいた次第。(固く閉ざされています)

 

説明板の写真をアップで。

なんと未盗掘の横穴式石室だったそう。まさにタイムカプセル。

 

出雲市のサイトによれば、墳丘は径約30m、堀を含めると径約42mの円墳。板石を組み上げた石棺の形は安来市など出雲東部のものとよく似ているそうです。

国富中村古墳

 

2002年に道路工事中に発見され、2007年に内部公開があったとのこと。OBITOさんが、見学時の様子を、展示写真付きでレポートされています。

大和國古墳墓取調室

 

それ以降、非公開が続いているようですが、今後も見込みはないのでしょうかね…

 

小屋付近から、東北東側の眺め。