墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

猿楽塚古墳 @代官山(東京都渋谷区猿楽町)

都心に残った奇跡(?)の古墳。 まりこふんさんの「東京古墳散歩」にも大きく取り上げられている。 東急線の代官山駅で下車し、旧山手通り沿いの代官山ヒルサイドテラスへ。 代官山交番前の歩道橋から見たヒルサイドテラス方向。奥の木々が茂っているところ…

高野山の名宝展 サントリー美術館 @六本木

高野山開創1200年記念の特別展。12/7まででこのあと来年1/13~3/8まで、大阪あべのハルカス美術館へ巡回する。 11/28、金曜日の夜間開館、会社の帰りに立ち寄った。 ポスターにある国宝の八大童子像(のうちの6躯が運慶作)の他にも、平安時代の仏像、仏画…

小学4年理科 サクラとツバメの秋のようす

学校の宿題プリントについて、子どもから「これでいい?」と聞かれました。 【問題】サクラの秋のようす 次の文で、サクラの秋のようすとして、正しいものには○をそうでないものは×をつけましょう。 ①サクラは、さいていた花がちり、緑の葉が出てきた。 ②サ…

「川はどうしてできるのか」 藤岡換太郎著

たまたま手に取った本。とてもエキサイティングな内容でした。 著者は地球科学がご専門の理学博士。「しんかい6500」に51回も乗船され、「海はどうしてできたのか」「山はどうしてできたのか」の著書もあります。 川はどうしてできるのか (ブルーバックス) …

古地図にLED光をあてると、あたった部分に現代地図が表示されるシステム by 慶大・南沢孝太准教授 凸版印刷

昨日(11/25)の日経朝刊の科学技術面にあった記事。 LED光の検知機能をスクリーンに組み込み、スクリーンに映し出した伊能忠敬の地図に懐中電灯型LEDライトを当てると、光が当たった範囲だけが現代の地図に変わるという仕組み。 伊能図の精度の高さや、当時…

富士塚古墳 東京都北区十条

前回のつづき。 お墓参りの帰りに十条の古墳に寄った。 はじめて降りた埼京線十条駅。だと思ったら正式にはまだ赤羽線のようだ(by Wikipedia)下記のあ行。さ行の埼京線の名前でも出ているが・・・ JR東日本:駅情報検索 さらに言えば、湘南新宿ラインは こ…

同僚のお墓参り 埼玉県さいたま市北区日進町 満福寺

3連休の中日、同僚のお墓参りに出かけた。 命日は10月18日なので1か月後になってしまった。 7年前に大腸がんで亡くなられた。まだ40歳になる前だった。 同じ会社で人事制度関連の仕事していて机を並べた。その後、隣り合う部署に別れたが、入院されてから…

葛飾区郷土と天文の博物館  東京都葛飾区白鳥(京成線・お花茶屋駅)

11月の3連休初日、下の子がサッカー練習から昼前に帰ってきたので、親子3人でプラネタリウムを見に行くことにした。 浦安から車で40分ほどで行ける葛飾区郷土と天文の博物館へ。 昨年(2013年)10月に柴又八幡神社を訪れた際に埴輪を見ようと立ち寄ったが、…

「はじめての土偶」 監修:武藤康弘監修 取材・文:譽田亜希子

現在上野で開催中の国宝展では、11/16から国宝土偶5体が一堂に会しているはず。 それらをはじめとした土偶の全体像を、テーマ別にわかりやすく解説したガイドブック。A4版の大きさを目いっぱいつかった写真がつかわれており、縄文時代の造形美が伝わってき…

「東京古墳散歩」 文:まりこふん 漫画:ヨザワマイ

11/30発売の本ですが、アマゾンで入手できました。 古墳の味わい方のポイントが楽しく描かれています。 古墳を目の前にして熱くハイテンションになるまりこふんさんと、その姿を一歩引いて描きながらも少しずつ萌えていくヨザワマイさんの様子に、読んでいる…

国指定史跡 円覚寺の国宝・舎利殿(の遠望) 神奈川県鎌倉市山ノ内

前回のつづきの逗子からの帰り。 ここまで来たついでに円覚寺に立ち寄った。 鎌倉は何度も訪れたことがあり、電車から見える山門がいつも気になっていたが、北鎌倉駅で下車するのは初めて。 15両の長い横須賀線が停まるが、出入口は鎌倉駅よりの端っこにある…

旧脇村邸(逗子市景観重要建造物) 六代御前の墓伝説地 

長柄桜山古墳からの帰り道、丘陵の裾に気になる建物があった。 ・旧脇村邸 1934年(昭和9年)竣工 自由に敷地に入って建物外観を見ることができる。 下記は逗子市のHPより。帰宅後に調べて知った。 「昭和9年に三井物産常務取締役であった藤瀬氏の別荘とし…

国指定史跡 長柄桜山古墳群(再訪) 神奈川県三浦郡葉山町長柄ー逗子市桜山

前々回からのつづき。 加地邸からの帰り道、せっかく逗子に来たので、昨年夏に訪れた長柄桜山(ながえさくらやま)古墳群に挨拶に伺った。 (後で、前回一緒に行った小4の息子に、おんなじ所に行ったんだ、とあきれられた) 新逗子駅入口停留所でバスを降り…

関東からはちょっと遠い、まだ見ぬ古墳   「遠くへ行きたい」 #地元発見伝

古墳巡りを始めて1年半くらいになります。 関東地方の古墳探訪は思い立ったら休みの日に行けるのですが、畿内以西はそうもいかず、なかなか機会を見つけるのが難しい。 が、「お題」に乗ってバーチャルに行ってみればよいのだと思い至り、3ヶ所回ってみま…

「加地邸をひらく ―継承を目指して」展 遠藤新が設計した幻の名作別荘の公開と資料の展示 @神奈川県三浦郡葉山町

11/16の日曜日、葉山の洋館を見に出かけた。 1928年(昭和3年)竣工の加地邸。 フランク・ロイド・ライトの一番弟子、日本でライトが手掛けた建築全ての、設計から竣工までを支えた遠藤新(あらた)39歳時の作品の、”86年ぶり”の特別公開。 この日は午前中の…

スマホの陣取りゲーム「イングレス」を岩手県が観光振興に利用 ~ニュースから

昨日11/17日経夕刊の社会面の記事。 スマホの位置情報を使う陣取りゲーム「Ingress(イングレス)」を岩手県が観光振興に活用する検討を始めたという内容。 記事には、「グーグルが実在する神社仏閣や景勝地を『ポータル』と呼ばれる拠点に設定。青と緑のチ…

「武者塚古墳とその時代」展 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館) 茨城県土浦市

前回のつづき。 常福寺から東に2kmほどの場所に、国指定史跡の上高津(かみたかつ)貝塚があり、史跡公園・考古資料館として整備されている。 常設展示も充実した、とても立派な資料館だが名前が惜しい。「上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)」と…

常福寺 愛宕神社 茨城県土浦市下高津

前回のつづき。 武者塚古墳保存施設から、上高津貝塚ふるさと歴史の広場へ向かう途中、市の観光サイトにあった寺社に立ち寄った。 常福寺の薬師如来坐像 | 土浦市公式ホームページ 旧水戸街道沿い、街道が台地上から桜川が中央を流れる土浦旧市街に下ってい…

武者塚古墳(石室公開) 茨城県土浦市 市指定史跡(出土物は重要文化財)

11/15土曜日、茨城県土浦で、普段は非公開の古墳の特別公開があると聞き行ってみた。公開時間は13:30~16:00で現場での解説が14時とあった。 現地の状況がわからないので早めに出たら13時前に到着。常磐道の土浦北ICから車で5分ほどの場所だが、もし案内板(…

「古代史謎めぐりの旅 ヤマトから平安へ」 関裕二著

同じ著者による、古代史への旅シリーズの続編。前回は出雲、北九州、東北、奈良への旅でした(文末に前回記事) 今回は、奈良ではじまり京都・大阪で終わりますが、下関、しまなみ海道、岡山・倉敷の吉備の国、伊勢、名古屋、長野、そして関東が数か所含まれ…

国指定史跡の古墳リスト(中部編 53件)

今回は中部編、新潟、長野、山梨、静岡、愛知、岐阜、富山、石川、福井の9県です。他の地域編と同様Wikipediaよりのまとめ。カッコ内は県別の件数です。 古墳を含んでいたり、古墳時代の遺構でも「○○遺跡」と命名されている場合はリストから抜けてしまって…

国指定史跡の古墳リスト(関東編 44件)

他の地域編と同様、以下はWikipediaより。カッコ内は県別の件数です。 関東の1都6県の国史跡古墳は 44件、北海道・東北の倍の数です。 群馬の18件が圧倒的に多いです。 茨城県(4件) 虎塚(とらづか)古墳〔ひたちなか市〕↓ 愛宕山(あたごやま)古墳〔水…

国指定史跡・古墳の地域別リスト(北海道・東北編 22件)

以下はWikipediaより。カッコ内は県別の件数です。 古墳を含んでいたり、古墳時代の遺構でも「○○遺跡」と命名されている場合はリストから抜けてしまっている可能性があります。そもそもWikipediaから目視でまとめたので、網羅性についてはご容赦ください。 …

史跡・特別史跡について

先日のエントリー(下記)で建築物文化財のグレードについてまとめましたが、今回は古墳が含まれるカテゴリーについてまとめてみます。 <a href="http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/11/01/001000" data-mce-hre…

日本橋エリアの歴史的建造物(の一部)

前回のつづき。 三井記念美術館 に行くのに通りがかった日本橋の名建築に、「ご挨拶」させていただきました。 野村證券本店 1930年(昭和5年)竣工。日本橋の南の袂 設計は安井武雄(大阪瓦斯ビルディング等)、施工は大林組)当時の野村證券本社は大阪。194…

東山御物の美 足利将軍家の至宝展 三井記念美術館 @日本橋

11/8の土曜日の午後に行ったが、閉館前の16時ごろに入館したので混雑はなく、見たい作品も一人で鑑賞できる数分間があった程でした。 10/4から始まり11/24までの、美術館開館10周年(2015年)記念特別展。 足利将軍家、特に3代義満と6代義教が集めたものを…

「日本の樹木」 舘野正樹著

日光植物園・園長の著者が自ら撮った写真が、とても印象的な樹木図鑑。 カラー新書 日本の樹木 (ちくま新書) 作者: 舘野正樹 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2014/10/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 表紙の裏の内容紹介のところに「自…

旧前田家本邸 重要文化財 @東京都目黒区駒場公園

11/3、連休の最終日、昼から目黒の旧前田家本邸へ出かけた。 東京文化財ウィーク期間の特別企画でボランティアガイドによるクイズラリーが実施されていた(10/25~11/3) 旧前田家本邸は普段も月・火を除いて毎日公開しているが、上記期間中は「金唐紙(きん…

古墳を壊して造営した藤原京 ~ニュースより

今朝(11/7)の新聞に掲載されていた記事 <a href="http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014110601001382.html" data-mce-href="http://www.47news.jp/CN/201411/CN2014110601001382.html">古墳つぶして藤原京造営 奈良、都の中枢部 - 47NEWS(よんなな…

本田家住宅主屋・薬医門 国登録有形文化財 @東京都国立市谷保

前回のつづき。 谷保古墳での古墳ツアー終了後に、そこから徒歩5分ほどの場所にある江戸期の民家を見に行った。こちらも東京文化財ウィークの一環での期間限定公開物件。 歩道が狭い甲州街道を500m近く東に進む。 途中に「やぼろじ・やまもりカフェ」という…