前回の1号墳の南西100mほどに、鬼ノ岩屋2号墳があった。
上人小学校を背にしたところに大きな標柱があった。
その左のこの歩道を進む。
左手に墳丘が。その先に説明板が見えてくる。
説明板の先に開口部があったが、こちらもシートで覆われていた。
その手前にあった説明板。
国指定史跡 鬼ノ岩屋古墳(2号墳)
昭和32年1月28日指定
鬼ノ岩屋古墳は、6世紀後半に造られた2号墳と6世紀末に造られた1号墳からなる古墳群です。
この2号墳は、平成20年度に行われた発掘調査の結果、古墳の大きさが約38mと、この時期としては県内有数の規模を誇る古墳であることが判明しました。
石室の規模は、玄室が3m×4.2m、羨道の幅は1.7mあり、県内最大規模の横穴式古墳となります。
また、玄室の壁面には装飾が複数確認され、遺体を安置する屍床正面には邪視文状の彫り込みを中心に、蕨手状文様などの装飾が描かれています。
別府市教育委員会
説明板の写真部分。
下の写真の彫り込みが「邪視文」となるとのこと。
側面から見た断面と、上からみた平面図。
説明板の上部にブルーシートが。雨漏り対策か。
覆いには隙間は無かった。
引いた位置から。
別府市のサイトでは詳細な報告書が見られる。
https://www.city.beppu.oita.jp/doc/gakusyuu/bunkazai/bunkazai_kohun/no06.pdf
https://www.city.beppu.oita.jp/gakusyuu/bunkazai/bunkazai_kohun.html
上記によれば、墳丘は円墳で直径は37.5mほどと推測されるそう。
墳丘の高さは現状の4mより、1,2m高かったと考えられるとのこと。
南西側からみた2号墳の墳丘。
北側から。
過去には古墳祭りが開催され、石室見学もできたようです。ぜひ復活を!
https://www.beppu-u.ac.jp/topics/course/history/2018/006666.php