京橋のアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)にて、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」シリーズが始まっています。
その初回が鴻池朋子。
入ると目の前に足場が。
上がった先には滑り台。奥の左にクールベの作品が見えています。
滑り台を降りた先では、不穏な雰囲気の襖絵に囲まれる。
足場の隣には牛革をつないでつくられた「皮とんび」
昨年の瀬戸内芸術祭で屋外に展示されていた作品。
「ハンターギャザラー」は、オオカミの剥製。
北欧の雪の森に埋もれながら歌う動画が心に残りました。
10月25日まで開催。
https://www.artizon.museum/collection-museum/exhibition/detail/2
鴻池朋子の作品は、国立新美術館で開催中の「古典×現代2020―時空を超える日本のアート」展(8月24日で終了)にも、刀剣×鴻池朋子という切り口で展示がなされていました。
下記は、動物の皮を縫い合わせて神話的イメージを施した「 皮緞帳 かわどんちょう 」(2015年)という巨大な作品。
このコーナーのこの位置からのみ撮影可でした。
周囲には鋭い刃を持つ刀剣だけでなく、古墳の副葬品の刀や、縄文時代に副葬された黒曜石のかけらや鏃も展示されていました。
副葬された刀には、被葬者が次の世界を切り開けるようにという意味があったのでは、というコメントが添えられていて、とても興味深かったです。
全体の展示では、円空×棚田康司のコーナーが強く印象に残りました。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2020/kotengendai2020/