品川区歴史博物館を訪ねた折、池上通り向かいの交番横から、いい雰囲気の細道が続いていたので行ってみた。
地図を見るとその先に滝王子稲荷神社があって、池がある。
道沿いのマンションの敷地に立派な石蔵があった。
緩いカーブの細道を抜けると境内の木々が見えた。
振り返ったところ。左が来た道。
近づくと金網囲いの池があった。
網越しの池。コイやカメがいる。
しながわ観光協会 のサイトに下記のようにあった。
・昔、この付近に滝氏という一族が住んでいて、稲荷社とあわせて王子権現(現北区)を祀っていたところから、滝王子稲荷の名がおこったという。
・境内の湧水池はかつては野菜など農産物の洗い場として利用されていた。
こんな場所で湧水池に出会えるとは。
まずは稲荷社に参拝。
向かって左手に「富士山登山道」があった。
境内脇の富士塚。それほど高くはないが溶岩が積まれている。
社殿の周囲が1mぐらい高くなっているので、”古墳かも”という思いがよぎったが、東京都遺跡地図で見てもそのような記載はなかった。
拝殿前から通りの方向。
拝殿前の大木は区指定天然記念物のタブノキだった。幹周り3m、樹高は15mで推定樹齢250~300年だそう。
池を守るようにその脇に立っていた。
境内側から見ると、池は道路の下にも続いているようだった。
かつてここからの流れていた小川は先ほど歩いてきた細道を下り、400mほど西の「原の水神池」からの別の小川と鹿島神社の南で合流し、大森貝塚の南側へ続いていた。
(こちらのかたのブログに詳しい。東京の水 2009 fragments)
縄文人もこの水源の恩恵を受けていたのではないか。