熊本県立装飾古墳館は肥後古代の森の山鹿地区、岩原古墳群に隣接してつくられています(2021年11月訪問)
50台も駐車できる規模の大きな展示館。
1階の最初の展示室では、肥後古代の森の各地区についての展示。
江田船山古墳とその周辺からの出土品(清原石人はレプリカ)
江田船山古墳からの石製装飾品。
京塚古墳からの須恵器。
オブサン古墳からの馬具(レプリカ)
オブサン古墳からの鉄鏃や刀子、金環。
江田船山古墳のある菊水地区の1500分の1の地形模型。
同縮尺での鹿央地区の地形模型。左の赤い表示が装飾古墳館です。
メイン展示は地下階の装飾古墳室!
中央には石棺、石人、土器などの出土品が、周りには幾つもの装飾古墳の石室が実物大で再現されています。
鴨籠(かもご)石棺は、竪穴式石室に安置された家形石棺の蓋表面に直弧文などが描かれたもの(もとは赤・灰の彩色:5世紀)
臼塚石人の実物もあります。
清原古墳群の虚空蔵古墳の出土の人物埴輪。
そしてこちらがチブサン古墳の石室。
弁慶ヶ穴古墳の石室。
井寺古墳の中央にはカメラが。
リモートでビデオカメラを操作できるようになっています。
こちらは永安寺東古墳。
大坊古墳。
いずれも入れないのがもどかしく感じますが、精巧なレプリカなので致し方ないです。
こちらは小田良(おだら)古墳。
千金甲(せこんごう)1号墳。
大鼠蔵(おおそぞう)古墳の石材(こちらもレプリカ)
熊本県内の装飾古墳・横穴墓の分布図。
全国の分布図。
これをじっくり見ていると、小一時間はかかると思います。
部屋を出た通路沿いにも、福岡県の王塚古墳の部屋が。
半分ほどが再現されています。
美しい!いつかこの目で見てみたいです。
スロープ沿いの小窓からも覗けるようになっていました。
スロープ壁面には興味深い解説がいろいろと。
公式サイトで詳しく学べます。
スロープを上がって外へ出ると、石棺の展示場でした。
そこから振り返ると展望台のような場所が目に入り。
さっそく上がってみます。
岩原古墳群を一望できます。
スロープから。目の前のコンクリの円も保全された円墳です。
子どもたちに遊ばれている墳丘。
スロープを振り返って。
上記の奥にあった階段を降りて振り返って。
保全された円墳の先から見た装飾古墳館の建物。
建物の設計は安藤忠雄。平成4年の作。
上から見ると前方後円墳的な平面プランです。
博物館の公式サイトには「5分でこーふん」の解説も。
来週7月26日のNHK・歴史探偵で展示が取り上げられるとの案内も。これは見逃せない!