墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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三角西港(後編) 熊本県宇城市三角町三角浦

宇土半島先端にある三角西港のつづきです。

埠頭近くに石積みの水路がありました。「三之橋」から山の方向。(橋も水路も重要文化財)

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その山裾に上って振り返って。

後背地に降った雨水が鉄砲水となって街区へ流れ込まないように造られた排水路です。

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上記の写真を撮った橋をストリートビューで。斜面に沿ってカーブする水路(後方水路)も国重文。

 

さらに階段を上がると、木造の建物群が。

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上記の奥の煉瓦蔵。

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旧三角簡易裁判所「法の館」でした。

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宇城市のサイトによれば、三角簡易裁判所は明治23年に三角西港の中町に開庁し大正9年に現在地へ移転。 平成4年に三角東港に移転したのちの平成6年に「法の館」としてオープン、当時の裁判所、記録倉庫、控室などが残っているとのこと。

法の館(旧三角簡易裁判所) / 宇城市

 

映画の撮影でも使われているようです。

「るろうに剣心」聖地巡礼にも!三角西港「法の館」 | 天草観光&グルメ&レジャー情報

 

開館時間前だったので外観のみ。

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道を挟んで反対側には石造テラス。

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門の先には旧宇土郡役所(現 宇城市立九州海技学院)

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明治35年の築。木造平屋建てですが、外壁を漆喰で石造りのように仕上げたり、半円形アーチのついた縦長の窓が上下に開閉するなど、日本人大工が洋風建築技術を修得した技術的変遷を示す顕著な例だそうです。門柱・石垣も当時のもの。

三角西港の歴史・文化財指定 / 宇城市

 

堂々とした正面玄関。

 

柱の装飾も凝っています。

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高さのある室内。

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現役で使われている(?)会議室。

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天井の漆喰装飾。

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玄関から外を。

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テラスからの眺め。

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