今回から再び古墳旅になります。
2023年9月上旬に1泊2日で訪ねた北九州エリア。
初めて降りた北九州空港は雨でした。
まず向かったのは、みやこ町歴史民俗博物館。
瓦屋根がとても立派な建物です。
みやこ町歴史民俗博物館とは? | みやこ町デジタルミュージアム
みやこ町の観光案内。古墳もありますが、桜も魅力です。
展示室に入ってまず目を惹いたのは、壷をつなげたような土器。
弥生時代前~中期(約2200年~2000年前)、黒田エノヲ遺跡出土の「ひさご型土器」で、まつりの道具と考えられているそうです。表面の模様も見事。
この京都(みやこ)は、畿内と那の津・さらに大陸へ至る航路にあたり、古来から文化が繁栄していた地域だったそうです。
ちなみに、豊前国分寺も近い(北東に1.2㎞ほど)ですが、次の機会としました。
徳永川の上遺跡のジオラマ。
もちろん古墳時代関連も。
みやこの古墳の解説。町内に古墳が1600基!
みやこの古墳
遺跡の代表選手ともいえる古墳は、今からおよそ1700年から1400年ほど前に作られた古代人のお墓です。大小さまざまなものがありますが、その規模や形、立地は土地土地のリーダーたちの権力を示しているといわれます。
みやこ町内には1600基ほどの古墳がありますが、その数は想定される土地生産力の規模からすれば異例の多さです。これは福岡県宗像地域や長崎県壱岐のように、5世紀以降盛んになった大陸との交流や、進出のための基地だったことによる人口集中が理由ではないかともいわれます。
数が多いだけに種類や規模も豊富で、綾塚古墳、橘塚古墳、甲塚方墳のように中央の権力者とも肩を並べるような巨石墳や方墳もあれば、石室を彩色した砦見大塚(あざみおおつか)古墳のような装飾古墳、群集墳や横穴墓などさまざまなものがみられます。
綾塚古墳、庄屋塚古墳、甲塚古墳、砦見大塚古墳の解説。
近隣の古墳や遺跡からの出土品の数々。
こちらは橘塚古墳出土の高坏です。
小学生が作成した古墳マップも!
手書きの地図(特に小学生作成のもの)が、一番ワクワクしますね。