意外に広大な下関市を仁馬山古墳を目指して南下すると、古墳の近くに考古博物館があったので立ち寄りました。
予想外に重厚な建物。
エントランス前には、モノリスのような板石が並びます。
館内も荘厳。
充実の古墳時代コーナー。
下関と周辺の前方後円墳。
綾羅木(あやらぎ)平野・綾羅木川という名称は初めて知りました。魅力的な響き。
古墳の形の変遷。
変わっていった古墳
下関の古墳時代
綾羅木や安岡、幡生の丘の上の前方後円墳は、4世紀から6世紀にかけて造られました。
5世紀頃になると、朝鮮半島の土木技術が伝わって、墓の部屋(石室)も、その前につくり付けた通路も壁から天井まで石で築きました(横穴式石室)
通路の入口をふさいた石をはずすと何回でも墓に使うことができるようになりました。
石室の中には、武器や飾りのほか亡くなった人が使う食器などが供えられました。
こちらは博物館の隣接する史跡公園のある若宮1号墳の模型。
若宮1号墳の壺形埴輪・円筒埴輪。
その豪華な副葬品。
こちらは上の山古墳の副葬品。
さまざまな土師器、須恵器が並びます。
弥生土器も壮観。
鏡や剣も。
陶塤(とうけん:土笛)がフィーチャーされていました。
さわれる展示コーナーも。
意外に重かったり軽かったり。
3mぐらいある年表。
最後のコーナー。人の気配がすると思ったら…
階段を上がって。現代と古代がシンクロしていました。
近辺の航空写真、なんと史跡の道が続いていました!