墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

岩谷古墳 山口県下関市綾羅木

下関市考古博物館を見た後、さっそく周囲の古墳へ向かいました。

 

まずは、すぐ隣の岩谷(いわや)古墳。

 

開口部の扉は開いています!

 

2回の移築を経た墳丘でした。

岩谷古墳
岩谷古墳は、6世紀後半頃に下関市椋野町岩谷後に作られたお墓です。昭和45年(1970)に中国自動車縦貫道が建設されることになり、山口県教育委員会が発掘調査を行い、下関市立図書館に移築され、下関市考古博物館に再移築されました。
古墳の盛土の直径は約13.65m。高さは約4m以上あったと推定されます。
この古墳は羨門と呼ばれる入口から奥まで約5m、幅は約1.7mあり、前室と奥室に分かれています。
古墳は下から石を組むたびに外に土を盛っています。奥の壁には1枚の大きな石を立てています。周りは天井に近くなるほど狭くなり、石も次第に小さくなっています。
この古墳は、石組が終わったのち、盛土の2ヵ所に大きな須恵器の甕や土師器を置いてお祭りをしたのち、さらに盛土を行って古墳の形を整え完成させています。

 

これだけの石室を移築するのは大変かと(しかも2度)

 

大きな奥壁。

入室できるところがあるとは思わなかったので、ライトは携行しておらず…

 

奥壁を背にして。