島根県の古墳、寺社、遺跡
展示館で特別展を堪能した後は岡田山古墳群へ。 古代の住居が復元されたエリアを通り抜けます。 その前に、移設された箱式石棺がありました。 箱式石棺(松江市東津田町・東光台古墳)箱式石棺は板状の石材を箱形に組んだ棺で、古墳時代の一般的なお墓の一種…
出雲国庁跡から西に1.2㎞、南から流れ来る意宇川が東に向きを変えるその左岸の丘に、岡田山古墳群などを擁する島根県立八雲立つ風土記の丘(正確には、出雲国庁跡や山代二子塚なども含む東西5㎞×南北4㎞の範囲の総称)があります。 駐車場もある施設で、広い…
大草古墳群のある丘陵から、意宇川を挟んだ北側には出雲国庁跡。 ここが「古代出雲の政治・行政・文化の中心地」 事前に調べきれていなかったので、いきなり国庁跡が現れてちょっと驚きました。 古代出雲の中心地 出雲国府跡へようこそ今からおよそ1300年前…
前回の大草岩船古墳から来た道を戻り、今度は安部谷(あべだに)横穴群へ向かいました。 少し登って谷筋へ下りますが、このルートも次から次に蜘蛛の巣。 谷筋だったのか落ち着きが無かったせいなのか、このあたりで撮った写真の半数はぶれてました… 標柱は…
安来市の古代王陵の丘公園で眺めを堪能した後は、車で西に移動して中海と宍道湖の間の松江市の古墳へ向かいました。最初に訪ねたのは大草古墳群、出雲国庁跡と意生川を挟んだ南側丘陵にあります。 国庁跡から橋を渡った対岸に駐車場あり。 説明板完備。 大草…
造山(つくりやま)古墳群は、トイレもある駐車場を完備した「古代出雲王陵の丘」として整備されています。 公園全体の案内図。 古代出雲王陵の丘案内図この「古代出雲王陵の丘」には、国指定史跡・県指定史跡となっている古墳が点在しています。ここには古…
塩津神社古墳を見た後は、北に700mほどの大成(おおなり)古墳を目指しました。 山陰本線の荒島駅の南側の山林に古墳はありますが、現状でグーグルマっプにはピンが立っていません。 駅前の様子。古墳は右の丘の上だと思います。 道路沿いに標柱があり、奥に…
塩津神社古墳は、前回の塩津山1号墳から直線距離では100m程ですが、丘を降りた裾になります。 まずは塩津神社に参拝。 鳥居から南に歩いて振り返ったところ。 その玉垣が切れた道路脇に、石棺式石室が露出した塩津神社古墳がありました。 敷地ぎりぎりの柵に…
塩津山墳墓群は前回の宮山墳墓群から西に750mほど。低地を隔てた丘の上に立地。 といっても真下を山陰自動車道が貫いていますが(保存に尽力された方々に感謝です) グーグルアースでも明瞭にわかります。 丘の東裾、高速の橋のたもとに駐車スペースがあり、…
仲仙寺墳墓群を見た後は、同じ“古墳群”にも位置付けられる宮山墳墓群へ。 最初はアプローチがわからずに周囲をうろうろ。正面の丘上に行きたいのですが。 その南側に安来市立第三中学校。目の前は田頼川(たよりがわ) アプローチは丘陵西側にありました。 …
仲仙寺墳墓群は安来市の飯梨川河口部左岸の丘陵先端部に立地。400m程北東に宮山墳墓群もある、弥生時代末の墳丘墓の集中エリアです。 周囲が住宅地として開発されながらも公園として残った丘です。周囲の道は細く、駐車スペースは見つけにくかったです。 道…
出雲墳行2日目、朝まだ暗い5時過ぎに出雲市内の宿を出て東へ車で1時間弱の岩舟古墳へ向かいました。 高速を降りて、広域農道へ入ったあたりで夜明け。 稲刈り後の平野にも陽が射して。 赤い瓦屋根の集落に入ると標柱も。車はもっと手前で停める必要がありま…
出雲墳行の2日目。宿泊したホテルのすぐそばの塚山古墳を朝一で見学。 10月上旬の朝5時過ぎはまだ暗いです。周囲に駐車スペースは無いですが、自分は泊まったホテルに車を置いたまま歩きました(ホテルの裏なので) 道路に向いて石室が開口。 柵の間から石室…
古代出雲歴史博物館を見たあとは、1.5㎞西の稲佐(いなさ)の浜へ。 稲佐の浜は、古くから出雲神話の舞台として有名であり、その神話を伝える「古事記」にも「伊那佐之小浜」という名で登場し、ここで国譲りの話し合いが行われたことが書かれています。現在…
大寺古墳の見学後、大寺薬師(萬福寺)の重要文化財収蔵庫の前に戻りました。 お寺は無人のようでしたが山門に参拝者向けの電話番号があったので、かけてみると鍵を開けていただけるとのこと。 (出雲市のサイトを見ると、前日までの事前予約が必要とありま…
出雲墳行の初日最後に訪ねた古墳が、大寺(おおてら)古墳でした。 徒歩でなら、一畑電車の大寺駅から11分、一駅東の美談(みだみ)駅からでも17分。 細道を上った先の大寺薬師へ。 境内に説明板。 墳丘復元図をよく見ると、1号墳(前方後円墳)の後円部右側…
上島(あげしま)古墳は、前回の国富中村古墳の約450m南南西に立地。 「高砂醤油本店」の看板下に、「上島古墳」への表示もありました。 矢印の方向へ進むと私有地の看板がありますが、古墳はまだ先。 その奥にさらに「上島古墳」とのサイン。 ここが登り口…
前回までの出雲平野の南縁から移動して、北縁の古墳へも数基行ってみました。 まずは国史跡の国富(くにどみ)中村古墳。 一畑電車の旅伏(たぶし)駅から北西に徒歩13分。 マップのピンを目指していくと説明板が。 国指定史跡 国富中村古墳この古墳は平成14…
宝塚古墳は、前回の妙蓮寺古墳(丘陵端)から北西450m程の平地にあります。 出雲西高のすぐ東で、周りは墓地。 石室石材が露出していますが、木立や生垣で周囲からはわかりづらく。 現在は周りと標高が変わらない「平地」ですが、旧神戸川の自然堤防上である…
妙蓮寺山古墳は前回の放れ山古墳の500m西の、やはり丘陵北端の立地。 神戸川漁業協同組合の敷地の南側の、この先にピンが立っていました。チェーンは車の進入禁止用、横に踏み跡があるのでその先へ行かせていただきました。 中央に上り口が。 登っていくと案…
放れ山古墳は、前回の上塩冶地蔵山古墳から1.7㎞西南西、神戸川を隔てた左岸で南から伸びる丘陵先端に立地。 道路から石段がついています。 説明板も道路脇に。 放れ山古墳出雲平野南部には多数の後期形古墳が築造されている。ここから凡そ1㎞以内には、北方…
上塩冶(かみえんや)地蔵山古墳は、前回の上塩冶築山古墳の400mほど南の立地。 このあたりは見事な横穴式石室をもつ古墳の密度が高いです。 グーグルの案内で墳丘脇に到着。突き当り(東)は出雲工業高校の敷地。 墳丘の東裾。 西側にある分かれ道に「穴地…
上塩冶(かみえんや)築山古墳は前回の今市大念寺古墳の1.5㎞南、西谷墳墓群の西南西2㎞に所在。 南側の4車線道路から入ると駐車スペースがあります。 径46mの円墳ですが、木々が繁っていて墳丘の様子はわかりづらいです。 図を多用したわかりやすい説明板。…
今市大念寺古墳は前回の出雲弥生の森博物館から西北西に1.5㎞程、山陰本線のすぐ北側にあります。 大念寺の本堂。その後ろが後円部で、左に前方部がつづく全長100mの前方後円墳。 「←古墳」の表示に従って、本堂に右側の小径を進みます。 開口部は後円部の先…
西谷墳墓群史跡公園を一巡りした後は、道路の向かいの出雲弥生の森博物館へ。 とても立派な施設ですが入館無料! 火曜日が休館なので要注意。 2階の展示室にて「西谷3号墓」を中心とした弥生時代の出雲や、その後の出雲の古墳を中心とした紹介をしています。…
3~1号墓を見学後は丘の南側の4~6号墓へ。 北西隅からの4号墓。 裾にあった説明板。 西谷4号墓(四隅突出型墳丘墓)方丘部は南北26m、東西32mを測り、突出部を含めると約40mの大形の墳丘墓です。墳丘の斜面には貼石、墳端には敷石、その外側には立石を並べ…
前回エントリの西谷3号墓から見た西谷2号墳。 奥行(南北)36m、左右(東西)24mの四隅突出型墳丘墓。古墳時代の前の弥生時代の築なので、”古墳”ではなく”墳丘墓”になります。 べろんと伸びる隅。 その説明板。 西谷2号墓(四隅突出型墳丘墓)方丘部は南北36…
出西丸山古墳を見た後は、前々から訪ねたかった西谷墳墓群へ。 斐伊川が平野部に出るその左岸に立地。 国指定史跡で駐車場完備。 道を挟んだ向かいには出雲弥生の森博物館があり、西谷墳墓群からの出土物やジオラマなどの充実の展示を見ることができます。 …
出西小丸(しゅっさいこまる)古墳は、荒神谷遺跡から西南西に4.5㎞程、斐伊川右岸の立地。あの西谷墳墓群とは川を挟んで2㎞ほどの距離。 県道197号(すぐ近くまでは「出雲ロマン街道」でした)から墳丘方向。画面中央、田んぼの先の草むら(墓地)にピンが…
荒神谷遺跡から北に延びる舌状丘陵の先端に、神庭岩船山古墳があります。 出雲市荏原小学校の敷地内にある前方後円墳。 6年生 神庭岩船山古墳学習 - 出雲市立荘原小学校ブログ しまね観光ナビには「年中見学可能」とあります。 神庭岩船山古墳 | しまね観光…