上塩冶(かみえんや)地蔵山古墳は、前回の上塩冶築山古墳の400mほど南の立地。
このあたりは見事な横穴式石室をもつ古墳の密度が高いです。
グーグルの案内で墳丘脇に到着。突き当り(東)は出雲工業高校の敷地。
墳丘の東裾。
西側にある分かれ道に「穴地蔵権現→」とありました。
回り込んでいくと開口部。
石の標柱もあります。
大きな開口部。
説明板もありました。
地蔵山古墳
大正13年12月 国指定史跡
地蔵山古墳の特色は切石造りの整美な横穴式石室にあります。中でも各壁1枚石を主体として構築された奥室は見事です。
古墳時代後期(6,7世紀)の築造で、大念寺古墳・作山古墳の被葬者に続いて付近一帯を治めた首長の墓と考えられています。
古くから開口しているため出土遺物は不明です。
外形:後世かなり変形しているが、現状で一辺15m・高さ5mの方墳状となる。
内部:石室長約8m。羨道・前室・奥室に分かれる。家形石棺1、有縁石床1
出雲市教育委員会
迫力のある開口部です。
お賽銭を納めて羨門の先へ。
ここも2室の形でしたが、前室と奥室を隔てる石が!(2枚の組み合わせ)
奥室の、石棺の中に地蔵様がおられました。
石棺蓋は、左右ぎりぎりに嵌っています。
奥室の空間は前室よりも天井が低かったと思うのですが記憶が曖昧になってます。
奥室を背にして前室、羨道を。
袖石の模様がきれいですね。