墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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出雲弥生の森博物館 島根県出雲市大津町

西谷墳墓群史跡公園を一巡りした後は、道路の向かいの出雲弥生の森博物館へ。

とても立派な施設ですが入館無料! 火曜日が休館なので要注意。

 

2階の展示室にて「西谷3号墓」を中心とした弥生時代の出雲や、その後の出雲の古墳を中心とした紹介をしています。

出雲弥生の森博物館

(2022年は10月17日までは企画展「祈りが込められた副葬品」を開催中)

 

西谷3号墳からの土器に圧倒されました。

 

地元の山陰以外に、吉備や越からの土器が300個以上も!

各地からの参列
西谷3号墓では、300個をこえる土器が出土しました。これらの土器は、真っ赤に塗られていました。墓上での儀式で使われたものでしょう。地元出雲の土器だけでなく、山を越えて吉備(岡山県南部)から運ばれたものや、越(北陸地方)の特徴をもつものもありました。
地元の人々はもちろん、はるばる200㎞以上はなれた土地からも人々が集まって、盛大な葬儀を行っていたのです。

 

山陰の土器

 

吉備の土器

 

北陸系の土器


西谷3号墓のジオラマに見入ってしまいました。

 

埋葬の儀式の様子がリアル。

 

反対側では4本柱を立てている最中。



衣裳がカラフルなところが良かったです。地元山陰や吉備、北陸からの人々が色分けされているのでしょうか。

 

あくびをしている見張り。

 

ムラから出土した遺物も。

 

作り込む技術は今と、さほど変わらないのでは。

 

古墳時代のコーナーも圧巻。

 

このあと訪ねようとしている古墳からの豪華な遺物がいくつも見られました。