放れ山古墳は、前回の上塩冶地蔵山古墳から1.7㎞西南西、神戸川を隔てた左岸で南から伸びる丘陵先端に立地。
道路から石段がついています。
説明板も道路脇に。
放れ山古墳
出雲平野南部には多数の後期形古墳が築造されている。ここから凡そ1㎞以内には、北方の平坦部に大梶古墳、西北方平坦部に国指定の宝塚古墳、西方山麓には妙蓮寺山古墳、地蔵堂横穴群、東方には井上横穴群などがある。
放れ山古墳は比較的小形の円型墳で、埴輪や葺石は認められない。羨道の長さは約2m。玄室の長さは3.27mである。
奥壁の一枚石は幅1.7m、高さ2.8m。北側壁に沿い石床1基、南側壁に接して2人分に仕切った石床を設けている。
大正年間に発掘され次のような多様な遺物が検出された。
金銅装頭推大刀、同小刀、直刀刀子残欠、鉄鏃、雲珠、くつわ、杏葉、金環、須恵器
出雲市教育委員会
登ったすぐ先にありそうです。
左にさらに進むと…
立入禁止の文字が! 崩壊のおそれがあるとのこと。
外からフラッシュで。
うっすらと奥壁が。
石床の一部が写りました(ボケたけど)
墳頂の様子。
なかなかの巨木でした。
根元の石は石棺蓋でしょうか。
(2021年10月上旬訪問)