墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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神庭岩船山古墳 島根県出雲市斐川町神庭

荒神谷遺跡から北に延びる舌状丘陵の先端に、神庭岩船山古墳があります。

 

出雲市荏原小学校の敷地内にある前方後円墳。

6年生 神庭岩船山古墳学習 - 出雲市立荘原小学校ブログ

 

しまね観光ナビには「年中見学可能」とあります。

神庭岩船山古墳 | しまね観光ナビ|島根県公式観光情報サイト

 

右奥の入口(後円部裾)から入ってきましたが、手前側が前方部。

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こちら側にはかつては幼稚園があったようです。

島根県遺跡データベース

 

後円部裾にある説明板。

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神庭岩船山古墳は現存全長48m、復元全長60mほどと考えられる、5世紀代の前方後円墳です。

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県指定史跡
神庭岩船山遺跡
この古墳は宍道湖南岸にある代表的な前方後円墳である。前面に広がる平野は古代には入海となっていたと推定され、築造当時は湖上を行き交う船上からよく見えていたと考えられる。
墳丘は長さ48mを測るが、前方部を削られており、元は全長60m近くあったものと考えられる。また、周囲の地形から、南から延びる丘陵の先端を堀状に切断し、その土砂を盛ってつくられていると考えられる。古墳の表面を飾る葺石は確認されていないが、埴輪の破片が出土している。
後円部上にある石材は、砂岩でつくられた舟形石棺の蓋である。復原すると長さ2.7m、幅1.04mの規模で、長辺に各2個、短辺に各1個の円形の縄掛け突起がつく。
石棺が掘り出されたのが古く、棺身と内部の副葬品のようすは不明である。墳丘や石棺の形などから、5世紀代につくられたものと考えられている。
昭和43年(1968)6月7日指定
平成12年(2000)3月 島根県教育委員会 斐川町教育委員会

 

縄掛け突起がつく石棺が後円部上に。

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説明板の後ろあたりから登らせていただくと、墳頂にありました!

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短辺側。

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逆側の短辺。

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2021年10月上旬訪問