墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

企画展 玉(TAMA)-古代を彩る至宝ー展 @江戸東京博物館・両国

勾玉などの「宝飾」をテーマにした展覧会へ終了間際に出かけた(2018/12/9まで) 古墳時代の副葬品に見られる勾玉だが、そのルーツは縄文時代に遡り、その形はもともと猪などの牙を模したという説が有力であることを初めて知った。 確かに矢じり等で狩りをし…

旧平櫛田中邸アトリエ 東京都台東区上野桜木

今回は文化財ウィーク関連ではないが、11月上旬に訪ねた建物を。 彫刻家・平櫛田中(ひらくしでんちゅう:1872~1979)のアトリエは、2年近く前に谷中を散歩していた際に、閉じた門の外から外観をチラリと拝見して気になっていた。 かるびさんのエントリで、…

「大報恩寺」展、「仏像の姿」展、「醍醐寺」展 @2018秋TOKYO美術展

2018年秋は西洋絵画だけではなく、仏像展も複数の美術館で開催されていて見応えがありました。 ・東博の「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展は12/9まで開催中。 会場には広めの仏像ルームが2ヶ所あり、ひとつは快慶の高弟の行快による本尊の釈迦如来坐…

フェルメール、ボナール、ムンク、 ルーベンス そしてフィリップス・コレクション  @2018秋TOKYO美術展

五七五調で・・・ これだけ著名な画家の回顧展が同じ都市で集中開催されることは、世界的に珍しいことではないでしょうか。 ●フェルメール展は2018/10/5~2019/2/3まで。@上野の森美術館 ヨハネス・フェルメール(1632~1675)の現存作35点のうち、9点(展示替…

池子遺跡群資料館 神奈川県逗子市池子

前回のつづき。この日、葉山からの帰路に、池子遺跡群資料館へ立ち寄った(写真も文字も多めです) 京急の新逗子駅から一駅目の神武寺駅で下車。ホームに降りて振り返った新逗子方向。右側にも引き込み線がある。 引き込み線には、左に在日米軍、右に京浜急…

山口蓬春記念館 神奈川県三浦郡葉山町一色

前回のつづき。 神奈川県立近代美術館葉山の敷地と通りを隔てた北側の斜面に、日本画家・山口蓬春(ほうしゅん:1893~1971)の記念館があったので行ってみた。 細道を上がるとすぐに、大きなガラス板が嵌めこまれた門が。 この時は「山口蓬春とやまと絵」展…

葉山しおさい公園・葉山しおさい博物館 神奈川県三浦郡葉山町一色

前回も載せた、神奈川県立近代美術館葉山のエントランス前広場から見た風景。 ここから左側に小道があったので降りてみた。 斜面の下に散歩道があり、彫刻作品が点在する。 西 雅秋による「イノセンスー火」(1991年) 壁面前に立っているのは、アントニー・…

「アルヴァ・アアルト -もうひとつの自然」展 @神奈川県立近代美術館 葉山

11月中旬の土曜日、予報では曇りだったが当日は晴天となった。終了間際の展覧会を見に葉山を訪ねた。 逗子駅東口のバス乗り場③で逗12のバスに乗り、20分ほどの「三ヶ丘(近代美術館前)」で下車すると、目の前が美術館。 建物前広場で、イサム・ノグチの彫刻…

東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム 東京都品川区港南

前回のつづきの東京海洋大学の海鷹祭(うみたかさい) ICU祭でもダンスパフォーマンスを見たが、みんなとても上手い。 そこから2棟の建物を挟んで「マリンサイエンスミュージアム」のサインがあった。 屋外展示はノルウェー式捕鯨砲。 手製のポスターがいく…

湯浅八郎記念館・常設展示 @ICU 国際基督教大学

前回のつづき。 ICU 湯浅八郎記念館は国際基督教大学敷地の北側にある。 森の緑に外装タイルの煉瓦色が映える。 月曜のほかに日・祝も休館日。入館無料。 http://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/information.html エントランスホールの様子。 故湯浅八郎博…

泰山荘(高風居ほか)特別公開@国際基督教大学、幕末の北方探検家・松浦武四郎展@静嘉堂文庫

前回のつづき。東京文化財ウィーク2018の一環で、泰山荘・高風居(こうふうきょ)他の一般公開に当選した。 少し道に迷ったが集合時間前に到着。 美しい茅葺き屋根の「表門」をくぐる。 門の横に、昭和11年に紀州家高木文誌が記した解説板があるが、旧字体で…

三鷹市山本有三記念館 東京都三鷹市下連雀

東京文化財ウィーク2018特別公開の国際基督教大学(ICU)泰山荘の見学に当選し、10月21日の日曜日に三鷹へ出かけた。 三鷹駅のペデストリアンデッキから南側の眺め。 ICUへ向かう前に、駅から徒歩10分の山本有三記念館を初めて訪ねた。 玉川上水沿いを東に歩…

ふじみ野市立福岡河岸記念館(旧回漕問屋・福田屋) 埼玉県ふじみ野市福岡

前回のつづき。 東武東上線の上福岡駅から、上福岡歴史民俗資料館へ行き、権現山古墳群史跡の森を経て新河岸川沿いを遡って、かつての福岡河岸に到着。 沿岸にある舟運遺構。 上福岡歴史民俗資料館にあったジオラマ。 上記の中央の建物の裏側の石垣は今でも…

上福岡歴史民俗資料館 埼玉県ふじみ野市長宮

10月の第二土曜は同僚のお墓参りに出かけたが、武蔵野線の武蔵浦和で埼京線に乗り換えるところをを北朝霞まで乗り越してしまった。墓参後に、ふじみ野市の古墳を訪ねようと思っていたので、先に古墳を回ることにした。 東武東上線の上福岡駅で降りて、まずは…

「田根 剛 未来の記憶 / TSUYOSHI TANE Archaeology of the Future Search & Research」展 @TOTOギャラリー・間 乃木坂

建築家・田根剛の展覧会は東京の2ヶ所で同時開催とのことだったので、乃木坂のギャラリー・間へも行ってみた。 1FはTOTOのショールーム、2階が書店になっていて、3Fと4Fがギャラリー。 建築家に特化した素晴らしい展示を見ることができる。入場無料。TOTO様,…

「田根 剛 未来の記憶」展 @東京オペラシティ アートギャラリー・初台

英語タイトルは「TSUYOSHI TANE Archaeology of the Future Digging & Building」 ポスターは、26歳で国際コンペ(2006年)で勝ったエストニア国立博物館(2016年竣工) Archaeology(考古学)! 展示は撮影可。 Wikipediaによれば、田根 剛(たね つよし:1…

「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」展 @明治大学博物館・東京都千代田区神田駿河台

天理ギャラリーを見た後、北に徒歩12分の距離にある明治大学博物館をはしごした。 10月13日から開催中の特別展。 前回この博物館に来てから4年が経過していた。速い。 今回は大英博物館の全面協力で130年ぶりに里帰りする資料が出展されている。 明治4年(18…

「祈りの考古学 ―土偶・銅鐸から古墳時代のまつりへー」展 @天理ギャラリー 東京都千代田区神田錦町

今年の3月に天理市を訪ねた際、天理参考館を見学できなかったことが心残りだった。 豊富な考古資料を持つ天理参考館は東京にも展示室があって年に2,3回企画展を実施しており、1962年からすでに165回に至っていることを今さらながら知った。 そして9月28日か…

いわき市考古資料館 福島県いわき市常磐藤原町手這

前回のつづき。 中田横穴の見学会にて、いわき市考古資料館に出土品が展示されていると聞いたので帰路に寄ってみた。建物前には50台収容する駐車場。 入ってすぐは、子供たちが遊べるコーナー。 入館無料な上に「みんなで学ぼう いわきの歴史」という冊子を…

「内藤礼 明るい地上には あなたの姿が見える」展 @水戸芸術館

内藤礼(1961~)の個展を見に、水戸へ行った。 水戸芸術館(磯崎新設計)のタワーは水戸のランドマークの地位を確立している。 3年前に登ったときの眺めはこちら。 昨年は藤森照信展を見にきた。 今回は現代美術家・彫刻家の内藤礼の”過去最大規模の個展”と…

「日本文化の淵源を求めて 考古学陳列室から國學院大學博物館まで」展 @國學院大學博物館

9月9日で終了した展覧会だが、会期終了間際に訪ねた。 企画展では、先人の汗と努力の結晶のような資料や写真を目にすることができた。博物館に寄贈されたお宝の数々も写真撮影可で展示されていた。 奈良県桜井市のホケノ山古墳出土と伝えれる「画文帯同向式…

「東京文化財ウィーク2018」通常非公開の建物見学のおすすめ

2018年の東京文化財ウィークは、特別公開事業が10/27~11/4、文化財関連企画事業が10/1~11/30で実施される。 通常非公開の建物に入れたり仏像や古文書が見られたりする貴重な機会で、今年の特別公開リストは65件。 都内の公立博物館や郷土資料館でパンフレ…

福井市立郷土歴史博物館 福井県福井市宝永

前回のつづき。 足羽山から早めに降りて少し時間ができたので、福井”市立”の郷土歴史博物館も訪ねてみることにした。足羽川を再び渡って市の中心部へ。 橋の上には路面電車の軌道があった(ちょうど信号待ちだった) レトロな架線柱も。 博物館は福井城跡の…

福井県立歴史博物館 福井県福井市大宮

前回のつづき。 あきらめが早すぎた(?)免鳥長山古墳のある海岸沿いからは途中まで来た道を戻り、福井の中心部に入って博物館と古墳を訪ねた。 最初に向かったのは福井県立歴史博物館。 とても日差しが強かったので、一息入れる目的もあった。 駐車場から…

三星(サムソン)美術館 Leeum(リウム) ソウル特別市龍山区漢南洞

ソウル旅行の最後の訪問地は、サムソングループが収集した古美術とモダンアートが見られる美術館とした。 「Leeum」の名は三星創始者で美術館を設立した故・李秉喆(イ・ビョンチョル)氏の苗字「Lee」に、美術館を意味する語尾の「um」を組み合わせたものだ…

漢城百済博物館(後編) ソウル特別市松坡区芳荑洞

前回のつづき。 百済時代のメインの展示は階段を上がって2階の第2・第3展示室になる。 入ってすぐに百済の王都であった漢城(風納土城と夢村土城)のジオラマ展示。 漢城の想像鳥瞰図。左上が風納土城、右下が夢村土城。左下の四角が石村洞古墳群。 上記は漢…

漢城百済博物館(前編) ソウル特別市松坡区芳荑洞

前回の芳荑洞(パンイドン)古墳群を見学後は北北東に700mほど歩いて、オリンピック公園内にある漢城百済博物館へ向かった。 地図下辺左側の緑が芳荑洞古墳群。 歩いていると左側に「KOREAN BANG I MARKET」の看板が。芳荑市場の通り。 観光客はあまりいない…

木版画の神様 平塚運一展 @千葉市美術館

9月9日までと会期末が迫っている「平塚運一」展へ行った。 入り口脇のポスター。 明治に生まれて平成に102歳で亡くなるまで、大正初期から80年に渡って木版画を作りつづけた平塚運一(うんいち:1895~1997)の大回顧展。出展作品数は300点! 実は平塚運一に…

「没後50年 藤田嗣治展」と「ミケランジェロと理想の身体」展 @上野、都美・西美

2つの大きな展覧会を、はしごしてしまいました。 東京都美術館で開催中の藤田嗣治没後50年展。 近美の猫の絵など常設展で見られる作品もあるが、国内外から100点以上が集結。 同じく近美が所蔵する「五人の裸婦」(1923年)と大原美術館所蔵の「舞踏会の前」…

金剛宗家の能面と能装束 @三井記念美術館・日本橋室町

ぐるっとパスの有効期限が迫ってきたので、気になる企画展を訪ねた。 京都の金剛流宗家が所蔵される能面と能装束の展覧会。 中世の大和猿楽四座の一つ「坂戸(さかど)金剛」を源流とする金剛流26世・金剛 永謹(ひさのり)氏のコレクションを柱とする展覧会…