墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

足利織物記念館(旧木村織物輸出工場) 栃木県足利市助戸仲町

前回のつづき。 今回の足利市文化財公開イベントについてはいただいたチラシや市のサイトを見て、沢山の公開場所の中から足利駅周辺の何ヶ所かの目星をつけていた。足利市駅に着いてからまずは東に1km程にある足利織物記念館を目指した。 時間の節約にと足利…

IZU PHOTO MUSEUM・ヴァンジ庭園美術館 静岡県長泉町東野クレマチスの丘

前回のつづき。 清水柳北古墳の探訪後は、地図上では近くに位置していた「クレマチスの丘」へ行ってみた。 直線距離は2km強だが、その間には愛鷹山の尾根と深い谷があり、上ったり下りたりジグザグに進んで倍ぐらいの道のりで辿り着いた。普通にクレマチスの…

「古代の造形~モノづくり日本の原点」展 @三の丸尚蔵館・皇居東御苑

皇居東御苑にある三の丸尚蔵館で、宮内庁が管理する考古出土物の展覧会が開催されている。 それほど広くない展示室ではあるが、御物(ぎょぶつ:文化財保護法対象外)でなければ国宝・重文であろう名品ばかり数十点が出ている。 石・土(焼き物)・金属とい…

旧吉田茂邸 神奈川県中郡大磯町国府本郷

前回のつづき。 大磯町郷土資料館のある神奈川県立大磯城山公園には、旧吉田茂邸やその庭園も含まれていた。 2つのエリアの間を東海道が通る。箱根駅伝の4区にあたるところ。中央奥が東海道の西方向。左の木立が旧邸宅の敷地になる。 東海道に面した門を入る…

大磯町郷土資料館(旧城山荘跡)神奈川県中郡大磯町西小磯

前回のつづき。 横穴墓を見学して斜面を下りていくと、木々の向こうに大きな建物が出現。 大磯町郷土資料館は、かつてこここにあった三井家の別荘・城山荘の建物をモチーフとしていた。 ちなみに現在犬山市にある国宝の茶室「如庵」(じょあん:1618年に京都…

江之浦測候所(後編)庭・茶室 神奈川県小田原市江之浦

前回のつづき。 小田原文化財団・江之浦測候所は、夏至や冬至、春分や秋分の太陽光線を意識した設計のギャラリーや隧道に目を奪われるが、庭や建物周囲に置かれた石も非常に貴重なものが選ばれ、注意深く配置されていた。 白砂の庭への入口は旧根津美術館か…

江之浦測候所(中編)隧道・舞台 神奈川県小田原市江之浦

前回のつづき。 ギャラリーを見た後、すぐ隣に見えた円形広場へ行ってみた。 円形の周囲には石垣に使うような石が。 石室入口のような開口部は、なんと80mのトンネルだった。 途中に井戸のようなものが見える。 入ってすぐで振り返って。 ”井戸”にはガラスの…

江之浦測候所(前編)ギャラリー 神奈川県小田原市江之浦

江之浦測候所は先月(10/9)に開館した、杉本博司の手による”アート・サイト” 構想10年・築造10年という時間がかかったそうだが、作品としての写真展示のほかに、由緒ある古い石材や、地形を活かした建造物や庭、そして遠く見通せる眺めも鑑賞対象となってお…

木組み博物館 東京都新宿区西早稲田

早稲田奉仕園スコットホールを訪ねた際、そのすぐ近くにある「木組み博物館」へ行ってみた。 早稲田通り沿いの雑居ビルにある。 小さな表示が入口に。 ドアを開けるといくつかオブジェが並ぶ。 エレベータで3階へ。 3階にある2つの部屋が展示室になっていた…

「典雅と奇想 明末清初の中国絵画」展 @泉屋博古館分館・六本木1丁目

11月2日の夜、翌3日から12月10日まで開催される明末清初の中国絵画展の内覧会に参加する機会があった。 会場は六本木1丁目の泉屋博古館分館。 本館は京都にあり住友家のコレクションが母体。中国古代の青銅器、明清時代の絵画などで著名であり、分館は2002年…

「あこがれの明清絵画 日本が愛した中国絵画の名品たち」展 @静嘉堂文庫 東京都世田谷区岡本

10月28日の土曜日、その日から始まる明清絵画展の内覧会に参加する機会があり、静嘉堂文庫へ。 内覧会が始まる前に河野元昭館長・東大東文研の板倉聖哲教授・青い日記帳のTak氏による鼎談形式の講演会もあり、充実した時間を過ごすことができた。 ※展示室内…

那珂川町馬頭広重美術館 那珂川町馬頭郷土資料館 栃木県那須郡那珂川町馬頭

前回のつづき。 この日の最後に訪ねたのは那珂川町馬頭にある広重美術館。 美術館の竣工は2000年で設計は隈研吾。地元産の八溝杉を用いた”ルーバー”が数え切れないほど使われている。 構造的には鉄骨の柱や梁で補強されている。 当館は、栃木県の現さくら市…

那珂川町なす風土記の丘資料館 栃木県那須郡那珂川町小川

前回のつづき。 上侍塚古墳の見学後、車で10分ほど南に走って那珂川町の、なす風土記の丘資料館へ向かった。箒川を越えると、大田原市から那須郡那珂川町になる。 資料館は「ふるさとの森公園」内にあるが、入口近くにあるそば処・ふれあいの舎で遅い昼食を…

大田原市なす風土記の丘湯津上資料館・大田原市歴史民俗資料館 栃木県大田原市湯津上

前回のつづき。 下侍塚古墳と道を隔てた斜め向かいに、大田原市の2つの資料館がある。 ひとつは歴史民俗資料館でこちらは無料。 農具だけでなく黒電話やミシン、計算機なども展示されていた。 こちらの「縄撚り機」に惹かれるものがあった。足踏み式の動力で…

安藤忠雄展 光の教会の実物大レプリカ @国立新美術館

国立新美術館の開館10周年を記念する企画展、「安藤忠雄展―挑戦―」を見に行った。 展示テーマは6つに分かれていて、 プロローグでは建築家となる以前に世界放浪した際のスケッチや最初の作品(現・アトリエ~原寸大で一部を再現)、第一部では「住吉の長屋」…

運慶・興福寺中金堂再建記念特別展 @東京国立博物館

11月26日まで開催中の運慶展へ行きました。 平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した仏師・運慶(12世紀半ば~1224年)の現存作品30数体のうち22体が一堂に会していて、父・康慶や実子・湛慶、康弁らの作品も含めて国宝や重文ばかりの作品40点近くを拝観できま…

新宿区立漱石山房記念館 東京都新宿区早稲田南町

2017年9月24日に開館した新宿区立漱石山房記念館は、草間彌生美術館のすぐ北西、徒歩2分ほどの場所にある。 整備されたばかりのようなきれいな石畳の坂。 その中腹に記念館が建つ。建物北側には庭のように漱石公園も。 夏目漱石は、明治40年(1907)9月から…

草間彌生美術館 東京都新宿区弁天町

3連休の間に、10月1日に開館したばかりの草間彌生美術館を訪ねた。 一日4回、時間指定の入れ替え制(最大90分、定員50名)となっていて事前の予約が必要。年内は一杯で、1月以降の発売開始が11月1日の10時から(オンラインで)となっている。一般1000円。 都…

「松戸の古墳時代」展 @松戸市立博物館

9月2日の午後、松戸市立博物館で講演会を聴講した。 タイトルは「松戸の古墳をとらえなおす」 、講師は学芸員の小林孝秀氏。 2時間たっぷり、パワポ80枚近くの資料による濃い内容で、弥生時代末から古墳時代にかけての、下総〜関東〜日本列島+朝鮮半島という…

龍ヶ崎市歴史民俗資料館 茨城県龍ヶ崎市馴馬町

前回のつづき。 千葉県印西市の道作古墳を見学後、利根川を越えて北に車で30分ほどの龍ヶ崎市の博物館と古墳を訪ねた。 鉄道だと常磐線の佐貫駅で関東鉄道龍ヶ崎線に乗り換えて2駅目の終点の町。 まず向かったのは龍ヶ崎市歴史民俗資料館。想像していたより…

足利市役所郷土資料展示室 栃木県足利市東砂原後町

前回のつづき。 ココ・ファームを後にして足利の中心市街に戻る途中、 足利市の郷土資料展示室へ行った。グーグルマップを見ていて気になっていた場所。 「郷土展示資料室」の看板に従って敷地に入ると、建築資材置き場のようなところに着いた。 上記から振…

渡辺英明写真展「PEN-F を通して見たパリ」 @オリンパスギャラリー東京(新宿)

昨日(8/25)から来週水曜8/30まで開催中の、故・渡辺英明氏の回顧展へ行きました。 1964年生まれで日芸写真学科卒、朝日学生新聞社で25年間写真記者をつとめ、2014年からはフリーランスとなった写真家。愛称”ジャン”さん。 昨年夏にこの写真集を完成させた…

「新指定 重要文化財 野毛大塚古墳-世田谷の中期古墳-」展 @東京国立博物館・上野

タイ展へ行った際に同じ平成館で開催していた野毛大塚古墳に関する企画展示も見た。 野毛大塚古墳は世田谷区野毛にある全長82mの帆立貝形古墳で、5世紀の築造。 東京都内で最も美しく墳丘を残す(私的な感想です) massneko.hatenablog.com 墳丘には4つの埋…

「タイ 仏の国の輝き」展 @東京国立博物館・上野

2017年、日タイ修好130周年を記念する展覧会が今週末(8/27)まで開催中。 タイでは今でも国民の95%が仏教を信仰し、その歴史にも仏教文化が深く関わっている。本展ではタイ族前史の古代国家からスコータイ朝、アユタヤー朝、ラタナコーシン朝(現王朝)に…

「そこまでやるか 壮大なプロジェクト」展 @21_21 DESIGN SIGHT・六本木

六本木の東京ミッドタウンにある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の展覧会を見に行った。 「そこまでやるか 壮大なプロジェクト」展 8組のアーチストの作品や製作過程が展示されている。 ジョルジュ・ルースによる「トウキョウ 2017」 館内の一隅に組まれた木…

松本民芸館 長野県松本市里山辺

前回のつづき。 針塚古墳から松本民芸館までは車で7,8分(徒歩は20分)の距離だった。 長屋門の前にも若干車が停められるスペースがある。 入館料一般300円。9時~17時の開館で16時半まで入場できる。 この時点で16時20分でぎりぎりのタイミングだった。 松…

松本市立考古博物館 長野県松本市中山

前回のつづき。 松本市立考古博物館は中山霊園を出てすぐのところにある。 入場料は一般200円。 3月~11月は月曜休館だが、12月~2月は土・日・祝日以外が休館となる(年末年始は休館) 公式サイトの利用案内にJR松本駅前バスターミナルから中山線「中山霊園…

朝霞市博物館 埼玉県朝霞市岡

前々回のつづき。 東所沢駅から次の目的地、木曽呂の富士塚がある最寄り駅・東浦和駅を目指すが、北朝霞駅で途中下車して朝霞市博物館へ立ち寄った。 以前に柊塚古墳を訪ねた際に近くまで来ながら行きそびれていた。 massneko.hatenablog.com 博物館には柊塚…

清瀬市郷土博物館 東京都清瀬市上清戸

前々々々回のつづき。 中野坂上駅から大江戸線を使って練馬駅で降り、西武新宿線に乗り換えて清瀬駅へ向かった。 目指す「中里の富士塚」の近くに清瀬市郷土博物館があったので立ち寄った。 駅の外に出ると1番のバスが停まっていて、乗るとすぐに発車。2つ目…

「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展 @東京国立近代美術館

竹橋の近美で開催中の、戦後日本の住宅建築展を見に行った。 チラシによれば、企画元は東京だが2016年にローマのMAXXI(マキシ)国立21世紀美術館、2017年3月にロンドンのバービカン・センターを巡回し好評を博している。 人気の理由はそもそも日本の建築が…