墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

「朝霞から見る古墳の出現~方形周溝墓から古墳へ~」展(後編) @朝霞市博物館

前回のつづき。 最後に、埼玉県および朝霞市周辺の出土品シリーズを。 企画展コーナーの平台にずらりと並べられた土器は、埼玉の前方後方形墳墓の出土品だった。 東日本の諸地域を同じように、埼玉でも前方後円墳に先行して、東海系土器と前方後方形の墳墓が…

「朝霞から見る古墳の出現~方形周溝墓から古墳へ~」展(中編) @朝霞市博物館

前回のつづき、次の間がメイン展示室だった。 弥生時代末期~古墳時代前期にかけての土器(壺や高坏)が部屋を埋め尽くす。 1800年前~1700年前につくられたもの達。 壁側ケースはも、入口展示室のシリーズの続きがあった。 タイトル上下が青が南関東、赤が…

「朝霞から見る古墳の出現~方形周溝墓から古墳へ」展(前編) @朝霞市博物館

2019年12月15日まで開催されていた朝霞市博物館の企画展を終了間際に見に行った。 第34回企画展は「朝霞から見る古墳の出現~方形周溝墓から古墳へ」 入館無料。なんと撮影可(前回常設展を見に来たときは不可だった) 入口前のケースには柊塚古墳出土の埴輪…

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展 @パナソニック汐留美術館

主に1930年頃から大戦をはさんで1960年くらいの時代、建築や家具の分野で”モダンデザイン”をリードした国内外7人の作家・作品を扱う展覧会が、汐留のパナソニック美術館で始まっています。 扱われているのは、建築家のブルーノ・タウト(1880~1938)、高崎…

「未来と芸術展 AI、ロボット、都市、生命 人は明日どう生きるのか」「特別展 天空ノ鉄道物語」 @森美術館・六本木

六本木の森美術館で3月末まで開催されている「未来と芸術展」 森美術館にて「〇〇と芸術展」と銘打った展覧会は、2009年に「医学と芸術展」、2016年に「宇宙と芸術展」が開催されている。 後者は過去にエントリもしたが、美術と科学さらに歴史資料が組み合わ…

「吉田鉄郎の近代 モダニズムと伝統の架け橋」展 @国立近現代建築資料館・湯島

昭和の前半に「逓信省の建築家」として東京中央郵便局(1931)や大阪中央郵便局(1939)などの日本近代建築の名作を残した吉田鉄郎(よしだてつろう:1894~1956)の仕事を、図面などの建築資料で辿る展覧会を見に、12月に湯島の国立近現代建築資料館を訪ね…

「大浮世絵 歌麿、写楽、広重、国芳 夢の競演」展 @江戸東京博物館・両国

1月3日、2020年初めての展覧会は江戸東京博物館へ。 「超」のつく、有名どころの浮世絵が国内外から集まっていました。 メトロポリタン美術館やボストン美術館、ミネアポリス美術館やギメ東洋美術館など名だたる美術館所蔵品が並ぶ。ベルギー王立美術歴史博…

「窓展:窓からはじまるアートと建築の旅」 @東京国立近代美術館・竹橋

11月中旬の雨の日、窓をテーマとした展覧会へ行きました。 窓を、或いは窓から描いた絵画や撮った写真、窓の素材であるガラスそのもの、建築物など、ジャンルを超えた115点で構成され、マチスやボナール、ロスコやデュシャン、アジェやコルビジュエの作品も…

TOKYO2021 美術展「un/real engine ー 慰霊のエンジニアリング」 @TODA BUILDING 東京都中央区京橋

2019年10月20日で終了している展覧会です。終了間際に訪ねました。 京橋の中央通り沿いにある 戸田建設本社ビルは、現時点(12月下旬)で解体工事が始まっています。 左(北)隣には、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)がもうすぐオープン。 新TOD…

特別展「人・神・自然~ザ・アール・サーニ・コレクションの名品が語る古代世界」 @東京国立博物館 東洋館・上野

先日考古展示室を訪ねた折、東洋館で開催されていた特別展へ立ち寄りました。 エントランスには、薄布に印刷されたポスター。 豪華絢爛なコレクションの主は、カタール王族のシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下。 本展は、5000年前~1000…

赤磐市立 山陽郷土資料館 岡山県赤磐市下市

両宮山古墳と一部の陪塚を訪ねた後、北東に2km半の赤磐市立山陽郷土資料館へ向かった。 赤磐市役所の並びの敷地に立派な建物が。 「令和元年度 赤磐市山陽郷土資料館企画展 丘の上の遺跡群~山陽団地発掘50周年~」という非常に興味深い企画展が開催中だった…

岡山県古代吉備文化財センター 岡山県岡山市北区西花尻

岡山県吉備古代文化財センターは吉備津神社裏手の吉備中山の上、中山茶臼山古墳の近くにある。 3階建ての大きな建物。 その一階の一部屋が常設展示室。 こちらは弥生期末から古墳時代にかけての展示。 上記の左端に並んでいたのは製塩土器。左端の弥生後期か…

宮山古墳・姫路市埋蔵文化財センター 兵庫県姫路市四郷町

播磨国分寺跡から20分強歩いてきて、たどり着いた姫路市埋蔵文化財センター。 近くには宮山古墳がある。 想像以上に立派な建物だった。 受付の様子。入館無料。月曜休館で10時~17時開館。 企画展示室では秋季企画展「TSUBOHORI-発掘調査展2019-」と題して…

特別展 埴輪の世界 @兵庫県立考古博物館・兵庫県加古郡播磨町大中

前回は常設展だったが、今回は特別展「埴輪の世界」を。 この博物館へ来た主目的は、この展示が見たかったから。 特別展は一部屋だが非常に見ごたえがあった。 入口脇にあった「埴輪編年図」 弥生時代終わり頃の壺形埴輪、円筒埴輪に始まり、古墳時代前期に…

大中遺跡公園・兵庫県立考古博物館常設展 兵庫県加古郡播磨町大中

前回の五色塚古墳へ行く前には、兵庫県立考古博物館を訪ねた。 最寄りの土山(つちやま)駅と垂水駅はJR神戸線で6駅の距離。 古墳の香りがする名前の土山駅から、博物館がある大中(おおなか)遺跡までは「歴史とであいミュージアムロード」を通って1.4km。 …

舞子海上プロムナード 兵庫県神戸市垂水区東舞子町

五色塚古墳見学後、墳丘の遠望を見たくなって明石海峡大橋の方へ向かってみた。 前方部脇に道に入るとすぐ先に下り階段。 底には小川に架かる橋が。川の下流側は山陽電鉄の擁壁で、このあたりは四方から窪む一級スリバチ地形になっていた。 振り返っての東側…

尾崎士郎記念館 東京都大田区山王

前回の蘇峰公園の南東側の通路を出ると、すぐ先に尾崎士郎記念館があった。 門から入って振り返って。正面左奥が蘇峰公園。 尾崎士郎についての解説。「人生劇場」の著者。 尾崎士郎(1898~1964)小説家 愛知県生まれ。大正9年21歳の時応募した「獄中より」…

蘇峰公園(山王草堂記念館・古塚) 東京都大田区山王

今回からのシリーズもキープネタで。 桜咲く前の3月中旬に、大田区山王から品川区西大井にかけて坂道小道を歩いた様子です。 スタートは都営浅草線の馬込駅。駅の南を通る環状7号線に沿って南東へ向かうと、新幹線と横須賀線の二重高架に差し掛かる。 線路沿…

大田区立勝海舟記念館(旧 鳳凰閣・清明文庫) 東京都大田区南千束

大田区の洗足池のそばに、勝海舟記念館がオープンしたので訪ねてみた。 最寄りは池上線の洗足池駅だが、家からの路線ルートでは最短だった大井町線の北洗足池駅で下車。駅を出ると高さ2.6mのガードがあった。 ガードへのアプローチには簡易な注意喚起が。 通…

「王権と古墳~倭国統合の象徴~」展 國學院大學博物館・渋谷

前回の一条恵観山荘見学後、タイミングよく来たバスに乗って鎌倉駅へ。乗った「報国寺」からほぼ満員になってしまい、途中の停留所では乗れないお客さんが結構いらっしゃいました。 鎌倉駅ではちょうど来た湘南新宿ラインで渋谷に向かい、國學院大學博物館で…

旧和辻哲郎邸(旧川喜多邸別邸・鎌倉市川喜多映画記念館内)神奈川県鎌倉市雪ノ下

前回の石島邸のすぐ先、谷戸を背にした緑の中に目指す建物があった。 道路沿いの建物が、鎌倉市川喜多映画記念館。入館料は一般300円。 記念館は、東和映画を興した川喜多夫妻の自宅母屋が建て替えられていて、映画館も備える。 鎌倉市川喜多映画記念館鎌倉…

「山梨にでっかい古墳ができたわけ。上の平遺跡発掘40周年」展 山梨県立考古博物館@甲府市

前回のつづき。 いよいよこの日の目的地、山梨県立考古博物館(の企画展)へ。 県立の博物館なので、大きくて立派な建物。 バス停を降りたときは止んでいた雨が、銚子塚に上がった時に降り出していた。 入ってすぐのホール。中央が常設展入口になる。一般220…

「コートールド美術館展 魅惑の印象派」 @東京都美術館・上野

言葉どおり、「印象派」の全貌が見渡せるような、「魅惑」の展覧会でした。 セザンヌだけで10点、マネ、モネ、ブーダン、シスレー、ピサロ、スーラ、シニャック、ルノワール、ドガ、ドーミエ、ロートレック、モディリアーニ、ボナール、ビュイヤール、スーテ…

「太田喜二郎と藤井厚二 日本の光を追い求めた画家と建築家」展 @目黒区美術館

9月8日までの展覧会で 、終了間際に行きました。 建築家の藤井厚二(1888~1938)が手掛けた自邸・聴竹居(ちょうちくきょ)は以前にテレビ番組で見てから、一度訪ねたいと思っている建物なので。 美術館入口のポスターに説明文があった。 近代京都の洋画家…

ジュリアン・オピー展 @東京オペラシティアートギャラリー・初台

9月23日まで開催中の「ジュリアン・オピー」展を見に行った。 ジュリアン・オピー(1958~)は、イギリスを代表するアーティストの一人。 「Walking in New York 1」は高さ6.7mの作品。 その隣には同サイズの「Walking in Boston 3」 描かれた対象は人物なの…

東京 橋と土木展 @新宿駅西口広場イベントコーナー

たまたま通りがかったのが最終日の8月31日だったので展示はすでに終了しています。 場所は新宿西口地下一階のイベントコーナー。よく地方の物産展が開催されている一画。 最初に目に入ったのは勝鬨橋の模型。 なんと開閉します。 ちゃんと船も通り過ぎる。 3…

「夢みる力(ちから)ー未来への飛翔 ロシア現代アートの世界」展 @市原湖畔美術館・千葉県市原市不入

8月25日の日曜日の午後、千葉県市原市の湖畔美術館へ。 たまたま知った「ロシア映画上映会」に参加でき、開催中の展覧会もギャラリートークがあって充実した時間を過ごすことができました。 公式サイトによれば本展では、ロシア現代アートの先端的な作品を通…

群馬県立近代美術館 群馬県高崎市綿貫町

群馬県立歴史博物館で、埴輪の企画展と常設展を見た後、となりに建つ県立近代美術館も見学した。 長島友里枝×竹村京「まえといま」展(9月1日で終了しています) どちらの作家も高崎市とつながりがあり、どちらも1970年代生まれ。 長島有里枝(ながしまゆり…

群馬県立歴史博物館 常設展示室 群馬県高崎市綿貫町

前回のつづき 企画展を堪能した後は常設展示室へ向かったが、こちらの展示も実に素晴らしかった。 群馬県の歴史や文化について、原始・古代・中世・近世・近現代の時代ごとに部屋を分け、豊富な資料と模型・映像で学べる仕組みになっている。 入ってすぐの「…

「集まれ!ぐんまの はにわ たち」展 @群馬県立歴史博物館(開館40周年記念展) 

たまたま8月29日、堺市のハニワ課長が部長に昇進したとのニュースを目にしました。謹んでお祝い申し上げます。 https://www.asahi.com/articles/ASM8X4V24M8XPPTB009.html ”部長”の姿は埼玉県熊谷市の野原古墳出土の「踊る人々」をもとにしているようですが…