墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 1 ”霞はじめてたなびく” @トーキョーアーツアンドスペース本郷(TOKAS本郷)

NHK日曜美術館のアートシーン(3/10)で紹介されていた展覧会へ行った。 会場のトーキョーアーツアンドスペース本郷は初めて訪ねたが、古くてモダンな外観の素敵な建物だった。 南東側から(手前の3階建て) 昭和3年(1928)に建てられた旧職業紹介所で、194…

「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」展 @埼玉県立近代美術館・北浦和

展覧会タイトルの「インポッシブル」は、実際には下記のように打ち消し線が入っている。 インポッシブル IMPOSSIBLE 展示されているのは、20世紀以降の建築家・40組による”未完の建築”の模型や資料。 主催者によると”未完=アンビルド”に焦点をあてた理由は…

「石川直樹 この星の光の地図を写す」展 @東京オペラシティ アートギャラリー・初台

写真家の石川直樹の作品は4年前、ワタリウム美術館でサハリンを撮った展示を見て興味を持った。 今回は写真家が、これまで訪ねてきた北極や南極、原生林や南洋諸島、知床や石垣島、富士山やK2など現代に残る"秘境”から、地球全体を俯瞰で捉えることを試みて…

川端龍子記念館・龍子公園 東京都大田区中央

前回のつづき、熊谷恒子記念館から南東に、緩く左右にくねる道を歩いていくと龍子記念館に行き当たる。 日本画家の川端龍子(かわばたりゅうし)については、向かいの「龍子公園」門前に詳しい解説板がある。 臼田坂下に画室を新築した 川端龍子(かわばたり…

熊谷恒子記念館 東京都大田区南馬込

前回のつづき。 池上梅園の後は馬込文士村界隈を歩き、いくつかの記念館を訪ねた。 初めに向かったのは熊谷恒子記念館。 住宅街だが起伏があって歩きがいのあるエリア。枝道に気になる石段が。 コンクリの下から元の石が顔を出している。 上がった先は細道。…

狭山市立博物館 埼玉県狭山市稲荷山(稲荷山公園)

前回のつづき。 ひばりが丘の墓参の後、グーグルマップで”古墳”を検索し、西武池袋線を西に向かった先にピンが立った稲荷山公園古墳群を目指した。 所沢駅から5つ先、入間市駅の1つ手前にある稲荷山公園駅で下車。 すぐ後ろは航空自衛隊入間基地。 駅前、道…

旧公衆衛生院・ゆかしの社(港区郷土歴史館など)の内部 東京都港区白金4丁目

前回の外観・エントランス編につづいての室内編。 正面階段を上がってのエントランスが2階。吹き抜けホールに入って振り返った入口。 そこにあった全体案内図。 2・3・4階に郷土歴史館が、5階にがん在宅ケア緩和センター、6階に学童クラブなど、1階に子育て…

「岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇跡」展 @東京都庭園美術館・目黒

岡上淑子(おかのうえ としこ:1928~)という作家・作品は本展で初めて知った。 作品は雑誌の写真を切り張りする「コラージュ」という技法で作られている。 拡大されたもの一点が撮影可となっていた。(「幻想」個人蔵) もとの雑誌はLIFEなどの海外誌で、…

RCRアーキテクツ展 夢のジオグラフィー @TOTOギャラリー・間

RCRアーキテクツは、ラファエル・アランダ(1961年~)、カルマ・ピジェム(1962年~)、ラモン・ヴィラルタ(1960年~)の3人が、スペイン・カタルーニャ地方オロットに1988年に設立した建築スタジオ。 2017年に3人揃ってプリツカー賞を受賞した他、国内外…

子供のための建築と空間展 @パナソニック汐留ミュージアム

学校建築や遊びの場をテーマとした建築展を見に行った。 副題は「こんなところで遊びたい、こんなところで学びたかった」 寺子屋から近代的学校制度に変わった明治時代、大正自由教育の時代、戦後の民主化・高度成長の時代、70年代からの多様化・個性化の時…

「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」展 @国立新美術館・乃木坂

国立新美術館の企画展示室1Eは、昨年2018年はビュールレ・コレクション展やルーブル美術館・肖像芸術展、オルセー美術館・ボナール展を見た場所。 イケムラレイコ展は、その同じ展示室で開催されている。 三重県で育ったイケムラレイコは1970年代にスペイン…

山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館 山形県東置賜郡高畠町安久津

前回のつづきの山形県立うきたむ風土記の丘考古資料館。 入場料は一般200円。他に見学者は無く、行った時点で電気をつけていただいた。 大きな展示室の中央に縄文期の復元住居がある。 反対側に回ると作業をする人々がいた。なかなか広い室内。 5500年前の押…

本間美術館(本間家旧別荘「清遠閣」・本間氏別邸庭園「鶴舞園」) 山形県酒田市御成町

前回の山居倉庫から新井田川を越えた北側の旧市街地には、本間家旧本邸や旧鐙屋、山王くらぶ、相馬樓など、江戸中期から明治期にかけて建てられた貴重な文化財(建物)が徒歩圏内に複数残っていて興味を惹かれていたが、雪が激しくなり歩きにくい状況になっ…

土門拳記念館 山形県酒田市飯盛山

前回のつづき。 来る途中の電車の中で、酒田の見どころを探していると「土門拳記念館」があった。 駅から少し離れていて、タクシーを利用。 記念館の暖かい室内に入って、一息ついた。 土門拳(1909~1990) はここ酒田市が郷里で、自身の7万点の作品を市に…

みちのく民俗村(後編) 岩手県北上市立花

前回のつづきの、みちのく民俗村。 旧校舎の民俗資料館見学後は、園内の池の周囲に移築された古民家群を時計回りに巡った。(各所の説明は下記の公式サイトから。写真多めです、40枚超) http://michinoku-fv.net/view.php 初めに豪雪地田の湯田地方(現西和…

みちのく民俗村(中編・民俗資料館:旧黒沢尻女学校校舎) 岩手県北上市立花

前回のつづき。 みちのく民俗村の中で唯一の近代的な木造2階の建物は、昭和2年(1927)に建てられた旧黒沢尻高等女学校校舎。昭和53年にここに移築されてからは民俗資料館となっている。 みちのく民俗村の施設なので入館は無料。 1階の展示は農作業用具や日…

みちのく民俗村(前編) 岩手県北上市立花

前回の北上市立博物館の見学後、みちのく民俗村の建物を見て回った。 小道を上がった先の藁葺き屋根へ向かう。 享保13年(1728)築の旧菅野家住宅は国指定重要文化財。 南部領と境を接していた北上市口内町長洞(旧伊達領)にあった、大肝入という上位村長ク…

北上市立博物館 岩手県北上市立花

前回のつづき。 江釣子古墳群を見学した後の、この日最後の見学先としては、雨も降っていたので北上市立博物館を選んだ。 北上川を東に渡って丘を上ると駐車場。その脇に気になる説明板があるので行ってみる。 陣ヶ丘という中世からの城跡だった。 陣ヶ丘こ…

安城市歴史博物館 愛知県安城市安城町

前回のつづき。 名鉄名古屋線・宇頭駅から一駅乗った新安城駅で乗り換える。 名鉄・西尾線のホームの片方には車止め。 ホーム先端から振り返って。 その背面の東側。左はパノラマスsuperの車両。 新安城から2駅乗って南安城駅で下車。「あんくるバス(市内循…

企画展 玉(TAMA)-古代を彩る至宝ー展 @江戸東京博物館・両国

勾玉などの「宝飾」をテーマにした展覧会へ終了間際に出かけた(2018/12/9まで) 古墳時代の副葬品に見られる勾玉だが、そのルーツは縄文時代に遡り、その形はもともと猪などの牙を模したという説が有力であることを初めて知った。 確かに矢じり等で狩りをし…

旧平櫛田中邸アトリエ 東京都台東区上野桜木

今回は文化財ウィーク関連ではないが、11月上旬に訪ねた建物を。 彫刻家・平櫛田中(ひらくしでんちゅう:1872~1979)のアトリエは、2年近く前に谷中を散歩していた際に、閉じた門の外から外観をチラリと拝見して気になっていた。 かるびさんのエントリで、…

「大報恩寺」展、「仏像の姿」展、「醍醐寺」展 @2018秋TOKYO美術展

2018年秋は西洋絵画だけではなく、仏像展も複数の美術館で開催されていて見応えがありました。 ・東博の「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展は12/9まで開催中。 会場には広めの仏像ルームが2ヶ所あり、ひとつは快慶の高弟の行快による本尊の釈迦如来坐…

フェルメール、ボナール、ムンク、 ルーベンス そしてフィリップス・コレクション  @2018秋TOKYO美術展

五七五調で・・・ これだけ著名な画家の回顧展が同じ都市で集中開催されることは、世界的に珍しいことではないでしょうか。 ●フェルメール展は2018/10/5~2019/2/3まで。@上野の森美術館 ヨハネス・フェルメール(1632~1675)の現存作35点のうち、9点(展示替…

池子遺跡群資料館 神奈川県逗子市池子

前回のつづき。この日、葉山からの帰路に、池子遺跡群資料館へ立ち寄った(写真も文字も多めです) 京急の新逗子駅から一駅目の神武寺駅で下車。ホームに降りて振り返った新逗子方向。右側にも引き込み線がある。 引き込み線には、左に在日米軍、右に京浜急…

山口蓬春記念館 神奈川県三浦郡葉山町一色

前回のつづき。 神奈川県立近代美術館葉山の敷地と通りを隔てた北側の斜面に、日本画家・山口蓬春(ほうしゅん:1893~1971)の記念館があったので行ってみた。 細道を上がるとすぐに、大きなガラス板が嵌めこまれた門が。 この時は「山口蓬春とやまと絵」展…

葉山しおさい公園・葉山しおさい博物館 神奈川県三浦郡葉山町一色

前回も載せた、神奈川県立近代美術館葉山のエントランス前広場から見た風景。 ここから左側に小道があったので降りてみた。 斜面の下に散歩道があり、彫刻作品が点在する。 西 雅秋による「イノセンスー火」(1991年) 壁面前に立っているのは、アントニー・…

「アルヴァ・アアルト -もうひとつの自然」展 @神奈川県立近代美術館 葉山

11月中旬の土曜日、予報では曇りだったが当日は晴天となった。終了間際の展覧会を見に葉山を訪ねた。 逗子駅東口のバス乗り場③で逗12のバスに乗り、20分ほどの「三ヶ丘(近代美術館前)」で下車すると、目の前が美術館。 建物前広場で、イサム・ノグチの彫刻…

東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム 東京都品川区港南

前回のつづきの東京海洋大学の海鷹祭(うみたかさい) ICU祭でもダンスパフォーマンスを見たが、みんなとても上手い。 そこから2棟の建物を挟んで「マリンサイエンスミュージアム」のサインがあった。 屋外展示はノルウェー式捕鯨砲。 手製のポスターがいく…

湯浅八郎記念館・常設展示 @ICU 国際基督教大学

前回のつづき。 ICU 湯浅八郎記念館は国際基督教大学敷地の北側にある。 森の緑に外装タイルの煉瓦色が映える。 月曜のほかに日・祝も休館日。入館無料。 http://subsites.icu.ac.jp/yuasa_museum/information.html エントランスホールの様子。 故湯浅八郎博…

泰山荘(高風居ほか)特別公開@国際基督教大学、幕末の北方探検家・松浦武四郎展@静嘉堂文庫

前回のつづき。東京文化財ウィーク2018の一環で、泰山荘・高風居(こうふうきょ)他の一般公開に当選した。 少し道に迷ったが集合時間前に到着。 美しい茅葺き屋根の「表門」をくぐる。 門の横に、昭和11年に紀州家高木文誌が記した解説板があるが、旧字体で…