墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

「内藤礼 明るい地上には あなたの姿が見える」展 @水戸芸術館

内藤礼(1961~)の個展を見に、水戸へ行った。 水戸芸術館(磯崎新設計)のタワーは水戸のランドマークの地位を確立している。 3年前に登ったときの眺めはこちら。 昨年は藤森照信展を見にきた。 今回は現代美術家・彫刻家の内藤礼の”過去最大規模の個展”と…

「日本文化の淵源を求めて 考古学陳列室から國學院大學博物館まで」展 @國學院大學博物館

9月9日で終了した展覧会だが、会期終了間際に訪ねた。 企画展では、先人の汗と努力の結晶のような資料や写真を目にすることができた。博物館に寄贈されたお宝の数々も写真撮影可で展示されていた。 奈良県桜井市のホケノ山古墳出土と伝えれる「画文帯同向式…

「東京文化財ウィーク2018」通常非公開の建物見学のおすすめ

2018年の東京文化財ウィークは、特別公開事業が10/27~11/4、文化財関連企画事業が10/1~11/30で実施される。 通常非公開の建物に入れたり仏像や古文書が見られたりする貴重な機会で、今年の特別公開リストは65件。 都内の公立博物館や郷土資料館でパンフレ…

福井市立郷土歴史博物館 福井県福井市宝永

前回のつづき。 足羽山から早めに降りて少し時間ができたので、福井”市立”の郷土歴史博物館も訪ねてみることにした。足羽川を再び渡って市の中心部へ。 橋の上には路面電車の軌道があった(ちょうど信号待ちだった) レトロな架線柱も。 博物館は福井城跡の…

福井県立歴史博物館 福井県福井市大宮

前回のつづき。 あきらめが早すぎた(?)免鳥長山古墳のある海岸沿いからは途中まで来た道を戻り、福井の中心部に入って博物館と古墳を訪ねた。 最初に向かったのは福井県立歴史博物館。 とても日差しが強かったので、一息入れる目的もあった。 駐車場から…

三星(サムソン)美術館 Leeum(リウム) ソウル特別市龍山区漢南洞

ソウル旅行の最後の訪問地は、サムソングループが収集した古美術とモダンアートが見られる美術館とした。 「Leeum」の名は三星創始者で美術館を設立した故・李秉喆(イ・ビョンチョル)氏の苗字「Lee」に、美術館を意味する語尾の「um」を組み合わせたものだ…

漢城百済博物館(後編) ソウル特別市松坡区芳荑洞

前回のつづき。 百済時代のメインの展示は階段を上がって2階の第2・第3展示室になる。 入ってすぐに百済の王都であった漢城(風納土城と夢村土城)のジオラマ展示。 漢城の想像鳥瞰図。左上が風納土城、右下が夢村土城。左下の四角が石村洞古墳群。 上記は漢…

漢城百済博物館(前編) ソウル特別市松坡区芳荑洞

前回の芳荑洞(パンイドン)古墳群を見学後は北北東に700mほど歩いて、オリンピック公園内にある漢城百済博物館へ向かった。 地図下辺左側の緑が芳荑洞古墳群。 歩いていると左側に「KOREAN BANG I MARKET」の看板が。芳荑市場の通り。 観光客はあまりいない…

木版画の神様 平塚運一展 @千葉市美術館

9月9日までと会期末が迫っている「平塚運一」展へ行った。 入り口脇のポスター。 明治に生まれて平成に102歳で亡くなるまで、大正初期から80年に渡って木版画を作りつづけた平塚運一(うんいち:1895~1997)の大回顧展。出展作品数は300点! 実は平塚運一に…

「没後50年 藤田嗣治展」と「ミケランジェロと理想の身体」展 @上野、都美・西美

2つの大きな展覧会を、はしごしてしまいました。 東京都美術館で開催中の藤田嗣治没後50年展。 近美の猫の絵など常設展で見られる作品もあるが、国内外から100点以上が集結。 同じく近美が所蔵する「五人の裸婦」(1923年)と大原美術館所蔵の「舞踏会の前」…

金剛宗家の能面と能装束 @三井記念美術館・日本橋室町

ぐるっとパスの有効期限が迫ってきたので、気になる企画展を訪ねた。 京都の金剛流宗家が所蔵される能面と能装束の展覧会。 中世の大和猿楽四座の一つ「坂戸(さかど)金剛」を源流とする金剛流26世・金剛 永謹(ひさのり)氏のコレクションを柱とする展覧会…

横浜市電保存館 神奈川県横浜市磯子区滝頭

前回のつづき。 旧根岸競馬場から直線距離だと西に1kmだが、米軍根岸住宅の南縁に沿うように大きく迂回した。旧柳下邸からなら徒歩11分。 入口は国道16号の反対側にあった。 「横浜市電」保存館は、かつての市電の滝頭車両工場、現在の市営バス営業所の敷地…

馬の博物館 神奈川県横浜市中区根岸台

前回のつづき。 横浜森林公園の南側から公園に入る前に、公園に隣接する「馬の博物館」へ行ってみた。敷地内にはポニーセンターもある。 ガラス壁に囲まれた小さな建物かと思いきや、展示室は階下に大きく広がっていた。 入館料は一般100円。この時は企画展…

平塚市博物館 神奈川県平塚市浅間町

前回のつづき。 洋館のある八幡山公園から北に200mほど行くと、平塚市博物館が所在する文化公園に着いた。入るとすぐに大きな炭水車がついた蒸気機関車があった。 昭和43年6月末まで御殿場線で活躍した、D52型403号蒸気機関車。 正面から。屋根の下で大事に…

ゴードン・マッタ=クラーク展 @東京国立近代美術館・竹橋

ゴードン・マッタ=クラーク(1943~1978)は、1970年代にニューヨークで活躍したアーティスト。没後40年だが、アジアで初の回顧展。 建物切断(building cuts)の作品紹介の写真を見て興味を持った。 近代美術館の入口サインは、建築現場の養生シート(?)…

「イサム・ノグチ 彫刻から身体・庭へ」展 @東京オペラシティ アートギャラリー・初台

9月24日まで初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて、イサム・ノグチ(1904~1988)の回顧展が開催されている。 入口脇のポスター。 10年ほど前に高松市牟礼町のイサムノグチ庭園美術館を訪ねたことがあり、「エナジー・ヴォイド」などの石彫群に圧倒…

「秋山行旅図巻」明・清代の山水画~淡彩の系譜展より @東京国立博物館東洋館

前回のつづき。 東博の平成館で縄文展を見た後、久しぶりに東洋館へ。 4階の中国絵画のコーナーで「明・清代の山水画~淡彩の系譜」という展示を見た。 パネル解説によれば、明から清にかけて江南地域の蘇州・松江(しょうこう:上海)・揚州・徽州などでは…

「縄文 1万年の美の鼓動」展 @東京国立博物館・上野

9月2日まで開催中の縄文展を見に行った。 JOMONのOが遮光式土偶の目になっている。 展示の”目玉”は6点の国宝(内、土偶の「仮面の女神」「縄文のヴィーナス」は7/31から展示) 「暮らしの美」としての土器など(三内丸山の縄文ポシェットも!)から、「祈り…

「モネ それからの100年」展 @横浜美術館・みなとみらい

7月の三連休の初日、横浜美術館で始まったばかりの「モネ それからの100年」展の内覧会に参加する機会があった。 クロード・モネ(1840~1926)が、大作オランジェリーに取り組み始めたのが100年前になるとのこと。 円形ホールにて30分ほど、学芸員の方のレ…

平田晃久・Discovering New展 @TOTOギャラリー間・乃木坂

まだ「梅雨」の季節だったときに訪ねた建築家展。 平田氏は1971年生まれの建築家。 斜めに組んだ足場のような細い棒に、立体的に建築模型が置かれていた。 「思考の雲」と名付けられている。 表と裏が連続するような形は海草からの着想(と、前回の日曜美術…

チームラボ・ボーダレス展(森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボ ボーダレス)@お台場パレットタウン・東京

6月末の土曜日、オープンしたばかりのデジタルアート展へ家族で行ってみた。 入口は大観覧車の真下。 ネットで予約して、スマホの二次元バーコードで入場する。時間指定はないが1日当りの入場者数を制限していて、当日券は残っていなかった。 大人(15歳以上…

すみだ北斎美術館 東京都墨田区亀沢

前回のつづき。 江戸東京博物館へ行った際に、2016年11月に竣工した「すみだ北斎美術館」も訪ねた。 大江戸線の両国駅から徒歩5分。 住宅街にぽっかり空いたような緑町公園の南側に金属彫刻のような建物があった。 設計は妹島和世。建物上部は青空に溶け込む…

復興記念館 東京都墨田区横網

前回のつづき。 旧安田公園の北東角は道路を介して横網町公園と接している。 まず目に入るのが東京都慰霊堂の背面側の三重塔。 正面側から。 関東大震災の遭難者の遺骨を納める「震災記念堂」として昭和5年(1930)に竣工し、昭和26年に東京大空襲犠牲者も安…

刀剣博物館 東京都墨田区横網

江戸東京博物館で「発掘された日本列島2018」 を見た後、近くの旧安田庭園(入場無料)へ向かった。 池の対岸には今年(2018)1月にオープンしたばかりの刀剣博物館。渋谷区代々木4丁目から移転してきた。 3年前に来た時には大正15年竣工の両国公会堂(本所…

発掘された日本列島2018 @江戸東京博物館・両国

6月3日、江戸東京博物館で開催中の「発掘された日本列島2018」を訪ねた。 会場は常設展示の一画(写真中央の下の階) 平成7年から毎年開催されている発掘資料の巡回展で、毎年8千件超の全国での発掘調査の中から特に注目された近年の出土品が選ばれて出品さ…

天浜線・天竜二俣駅 転車台見学ツアー

前回のつづき。 西鹿島駅から天竜二俣駅に戻ったのが13時40分。 転車台ツアーはその便に合わせるように13時50分スタート。 天浜線・天竜二俣駅の転車台見学ツアーは1日1回(土日祝は2回)開催。大人で天浜線利用者は200円 (予約不要:ツアー以外での転車台…

秋野不矩美術館 静岡県浜松市天竜区二俣

光明山古墳の見学後は、そこから徒歩20分にある秋野不矩(あきのふく)美術館を訪ねた。 すぐ先で天竜川と合流する二俣川。川底までよく見えた。 美術館入口。建物は丘の上にあり、入口脇の駐車場からも結構登る。 最初は砦のように見える建物。 折り返しの…

静岡県富士山世界遺産センター 静岡県富士宮市宮町

前回のつづき。 この日(3/17)のもうひとつの目的地は、昨年12月に開館した静岡県富士山世界遺産センター。 大鳥居は元からあった浅間神社の一之鳥居。グーグルアースではまだ昔の建物・駐車場になっている(2018/5) 昨年「坂茂展」で模型を見て、実物を早…

高砂緑地の松籟庵・松籟荘跡と茅ヶ崎市美術館「版の美Ⅰ 浮世絵・新版画(幕末~昭和)」展 神奈川県茅ヶ崎市

前回のつづき。 戸塚の古墳を見た後は、茅ヶ崎へ移動。東海道線で4駅目。 茅ヶ崎駅前から海側へ向かう通りは、サザン通り・高砂通り・雄三通りの3本ある。 雄三通り沿いにはかつて加山雄三が住んでいたとのこと。高砂通りを進んでいくと、通りの由来の高砂緑…

ビュールレ・コレクション 至上の印象派展 @国立新美術館・六本木

3月中旬に訪ねた美術展。関西墳行が終わってからエントリしようと思っていたが、いつの間にか会期末が迫っていた(~5/7) タイトルどおりの”至上の”印象派コレクションを中心とした素晴らしい展示だった。 エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890~1956)は…