墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

常設展、企画展

日本の素朴絵展 @三井記念館・日本橋

こちらの美術展も大変面白かったです。 本展では、埴輪や釈迦誕生仏、絵因果経からの絵巻や社寺縁起絵、大津絵や十王図、白隠や仙厓らの禅画、そして円空や木喰の木彫まで、多様な時代とジャンルから、ゆるくて可愛らしく、そして味わい深い表現の作品が集め…

遊びの流儀・遊楽図の系譜展 @サントリー美術館

8月18日(日)までの展覧会で終了間際ですが、素晴らしい内容でしたので。 展示替えの規模が大きかったので、開催後すぐと松浦屏風(国宝・大和文華館蔵)が展示されている後期の2回訪ねました。 大半は江戸時代・17世紀の作品で、公式サイトにあるとおり「…

八戸市博物館 青森県八戸市大字根城東構

前回のつづき。 阿光坊古墳群から八戸市内に戻った時点で、帰りの新幹線までまだ余裕があったので、さらに二ヶ所を巡った。 一つ目は、八戸市博物館。この日の朝に訪ねた丹後平古墳群の出土品を見に。 入館料は一般250円。展示室は、大きく3つ〜考古・歴史・…

おいらせ阿光坊古墳館 青森県上北郡おいらせ町阿光坊

阿光坊古墳群を堪能した後、八戸市街に戻ろうと国道を進み始めたとき、「おいらせ阿光坊古墳館」の看板に気が付いてあわてて立ち寄った。 あやうく見過ごすところでした。 おいらせ阿光坊古墳館は平成29年3月に出来たばかりの施設。 入館料は一般200円。阿光…

十和田湖底に眠っていた「一式双発高等練習機」 @青森県立三沢航空科学館

前回のつづき。 三沢航空科学館では特別企画展として、零戦21型原寸大模型と、湖底から引き揚げた一式双発高等練習機の展示が行われていた。 一式双発高等練習機は陸軍が採用し、1342機生産された高性能機。開発・製造は立川飛行機。 その内の一機、昭和18年…

青森県立三沢航空科学館 青森県三沢市大字三沢北山

八戸市で是川遺跡を見た後は、高速も使って北へ40分、三沢空港に隣接する航空科学館を訪ねた。 平成15年(2003)に開館した県立博物館で、地上2階建・延べ床面積1ha超の大型施設。 https://www.kokukagaku.jp/02_floormap/02_index.html 大きなアトリウムの…

是川縄文館(八戸市埋蔵文化財センター) 青森県八戸市大字是川長田沢

丹後平古墳からは車で6分の是川縄文館へ。 直線距離で東に2kmほどだが、一度谷を下って別の尾根筋を越えた場所になる。 開館は2011年。公式サイトには「隣接する是川遺跡や風張1遺跡などを通して東北地方の優れた縄文文化を発信し、埋蔵文化財の積極的な公…

大湯ストーンサークル館 秋田県鹿角市十和田大湯

前回のつづき。 小坂町の康楽館で芝居を楽しんだ後は、車で16分の場所にある国特別史跡・大湯環状列石を目指した。 まずは資料館(大湯ストーンサークル館)へ。着いた時には雨脚が強くなっていた。 建物前には円形の屋外広場”縄文劇場”、中央に日時計状の組…

小坂鉱山事務所 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山古館

小坂レールパークで”動く”ブルートレインを楽しんだ後は、明治百年通りを歩いて500mほど北にある、小坂鉱山事務所を見学した。 木造3階、ルネッサンス風の華麗な建物。 明治38年(1905)に建てられた国重要文化財。 1977年まで小坂川の東側の精錬所で事務所…

青函連絡船メモリアルシップ・八甲田丸 青森県青森市柳川

青森県立美術館からはバスで新青森駅へ戻り、青森駅までの一駅を特急に乗った。 お目当ては駅につながる旧青森桟橋に係留展示されている「八甲田丸」 一旦外に出て駅沿いを歩いて行くと、橋上の線路と、その奥に船が現れた。 かつては船尾の壁が手前側に開き…

青森県立美術館 青森県青森市安田字近野

三内丸山遺跡を見た後は、道路を挟んで南に隣接する青森県立美術館を訪ねた。 隣といっても、歩くと10分弱かかる。 地上2階・地下2階の施設は2006年7月に開館。設計は青木淳。 公式サイトに設計者のコメントがある。 三内丸山縄文遺跡から着想を得て、発掘現…

三内丸山遺跡・縄文時遊館(さんまるミュージアム) 青森県青森市三内丸山

この日は、東北の大規模縄文遺跡をハシゴした。 国特別史跡・三内丸山遺跡は、新青森駅から徒歩33分。ということで、ここでもタクシーを利用。 十数年前に一度来たことがあるが、その後の2002年に竣工した施設は初めて目にした。 三内丸山遺跡へのゲートにも…

御所野縄文博物館 岩手県二戸郡一戸町岩舘字御所野

「きききの吊り橋」を渡ると目の前に御所野(ごしょの)縄文博物館がある。 入館料一般300円。1階・2階に常設展示室。 国指定史跡・御所野遺跡は、世界文化遺産登録をめざしている「北海道・北東北の縄文遺跡群」のひとつでもあり、縄文時代中期後半(4000~…

「生誕125年記念 速水御舟」展 @山種美術館・広尾

山種美術館で開催されている、速水御舟(はやみぎょしゅう:1894~1935)の生誕125年展を見に行った。 御舟コレクションは山崎種二氏(株式会社ヤマタネ創業者、美術館創立者:1893~1983)が旧安宅産業コレクションから受け継いだ「美術館の顔」であり、美…

「塩田千春展 魂がふるえる」 @森美術館・六本木

6月20日から10月27日まで4か月以上にわたって開催される、塩田千春の個展へ行ってきました。 作品はエントランスの頭上空間にも。 作品タイトルは「どこへ向かって」 公式サイトによれば天井から吊られた舟は65艘。 https://www.mori.art.museum/jp/exhibiti…

日立シビックセンター 茨城県日立市幸町

かみね山公園から日立市庁舎に寄ると、レンタカーの返却時間ぎりぎりだった。 満タンにして返却後、再び徒歩で日立駅へ。駅前の歩行者道に着いて一息。 歩行者道を抜けた先の広場から振り返って。 そこから左に目をやると、日立シビックセンターの建物が。 …

日立市郷土博物館 茨城県日立市宮田町

かみね山公園の展望台から公園の中を下り、麓にある日立市郷土博物館へ。 グーグルマップのルート機能は便利だが、上りも下りも同じ分数だったので傾斜は考慮されていないようだ。上りの時には要注意。 入館無料だが、1階に考古・歴史系、2階に民俗・産業系…

日鉱記念館 茨城県日立市宮田町

御岩神社から戻る途中に日鉱記念館の印があったので立ち寄った。 山中の道が開けたところを進んでいくと近未来的な建物が。 かつての日立鉱山の坑道入口で、JX金属グループ、ひいては日立グループ・日産コンツェルン発祥の地であった。 本館のほかに鉱山資料…

藪塚町立歴史民俗資料館 群馬県太田市藪塚町

北山古墳の見学後は、丘を下りて温泉街の中にある資料館を訪ねた。 校倉造り風の堂々とした建物。 地元の温泉旅館・今井館の館主(考古学者)が父子二代で県内外から収集した埋蔵文化財などが旧藪塚本町に寄贈され、昭和53年(1978)に開館した資料館だった…

キスリング展~エコール・ド・パリの夢 @東京都庭園美術館・目黒

前回に続いて展覧会情報を。 モイズ・キスリング(1891~1953)は1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれたエコール・ド・パリの画家。 エコール・ド・パリは1920年代を中心にパリのモンマルトルやモンパルナスで活動した出身国も画風もさ…

「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」展 @国立新美術館・乃木坂

6月12日から始まった、ボルタンスキー(1944年~ フランス生まれ) の展覧会を見に行きました。日本における過去最大級の回顧展とのこと。 ボルタンスキーを初めて知ったのは20年近く前になる越後妻有トリエンナーレ。廃校の体育館の展示は扇風機に揺れる電…

川越氷川神社 ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館) 埼玉県川越市宮下町・氷川町

前回までの川越編で最初に訪ねた場所を。 GW中の晴天日だったので蔵の街歩きは避けて、目的地の川越市立博物館までは川越駅からバスを利用。 車窓からの煉瓦建物は「日本聖公会キリスト教会」 渋滞気味になったので途中で降りて氷川神社へ寄ってみた。 予想…

「素晴らしき古墳との出会い~大塚初重スケッチ絵画展」 @明治大学博物館・御茶ノ水

日本考古学の重鎮、大塚初重先生の古墳絵画展が御茶ノ水の明治大学博物館で開催されています。 ポスターには大室244号墳。 絵葉書大のスケッチが38点。1986年頃から描き始めたスケッチは665点にもなるそうで、そこから厳選されたものを間近で見ることができ…

川越市立博物館 埼玉県川越市郭町

今回はGW中に訪ねた川越市立博物館。 企画展「日本最大の上円下方墳 山王塚古墳~上円下方墳の謎に迫る~」を見に出かけた。(本展は5月12日までで、すでに終了しています) 初めて訪ねた博物館だったが予想以上に大きな建物。文化財に対する川越市の力の入…

歴博・先史古代展示(国立歴史民俗博物館 総合展示第1展示室) @佐倉

まだ桜が咲き始めの3月末、3年近くの工事期間を経て新装となった歴博の先史古代展示室を見学しましたが、桜の写真だけ載せて展示内容は後回しにしていました… リニューアルオープンは3月19日。1983年の開館以来の大規模改修。 日本列島に人類が現れた3万7000…

発掘された日本列島2019展 @江戸東京博物館・両国

毎年楽しみにしている「発掘された日本列島展」が今年も6月1日から始まった。 6月2日の日曜日、9時半の開館と同時に入館。 日本で毎年約8千件超実施される発掘調査から近年の特に注目された出土品を見せる展覧会で、「国民が埋蔵文化財に親しみ、その保護の…

千葉県立中央博物館「千葉の鉄道が拓いたー観る・住む・運ぶ」展~七天王塚 千葉県千葉市中央区青葉町・亥鼻

前回のつづき、千葉市の青葉の森公園内にある千葉県立中央博物館。 エントランス手前から半地下空間を見下ろす。 1988年に完成した建物で設計は日本設計。 6月2日まで、企画展「千葉の鉄道が拓いたー観る・住む・運ぶ」が開催されている。 エントランスホー…

「縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展」 @横須賀美術館

4月20日の土曜日、観音崎の手前にある横須賀美術館を初めて訪ねた。車なら横浜横須賀道路の終点の馬堀海岸ICから5分の距離。着いたのは昼過ぎだったが地下駐車場に停められた。 建物は山本理顕 設計工場が手がけ、2006年7月の竣工。コンセプトは「地形を利用…

飯田市上郷考古博物館 長野県飯田市上郷別府 古墳と桜の飯田紀行(30・最終回)

雲彩寺のスリリングな石室を見学した後は、北西に傾斜地を上って徒歩16分の飯田市上郷考古博物館を目指した。 歩道もある2車線道路(柳通り)を歩いたが、沿道に何気なくある街中の桜がとても魅力的だった。 野底川にかかる加賀沢橋の手前で右折。橋から上流…

ACT (Artists Contemporary TOKAS) Vol. 1 ”霞はじめてたなびく” @トーキョーアーツアンドスペース本郷(TOKAS本郷)

NHK日曜美術館のアートシーン(3/10)で紹介されていた展覧会へ行った。 会場のトーキョーアーツアンドスペース本郷は初めて訪ねたが、古くてモダンな外観の素敵な建物だった。 南東側から(手前の3階建て) 昭和3年(1928)に建てられた旧職業紹介所で、194…