長野県の古墳、寺社、遺跡
大室古墳群(その大室谷支群)シリーズも今回で”いよいよ”最終回です。 そこはエントランスゾーン北東端の鳶岩単位支群。 芝生広場から杉林の園路に入ります。石垣の上に並ぶ3基。 鳶岩単位支群の解説板もありました。 大室古墳群 大室谷支群鳶岩単位支群31…
大室古墳群の古墳公園エリアの北端には上信越自動車道が通っています。 その北端エリアは谷の出口、古墳群では最も標高が低い、”里側に近い”立地。 そのエリアにある243号墳。 格子窓の位置は、奥壁脇の盗掘坑だったところ。 243号墳■墳形 円墳(直径約12m)…
前回につづいての、大室古墳群・大室谷支群のエントランスゾーン(村東単位支群) 241号墳は合掌形石室を復元。石棺といっても良いくらいのサイズ感でした。 手すりの内側からだと、ちょっとわかりにくい三角屋根。 西側に回ってズームで。 241号墳の解説板…
前回までの大室谷の杉林から資料館周辺の「エントランスゾーン」に戻ってきました。 このあたりは墳丘が残る芝生広場として整備されています。 谷の復元史跡整備以前は段々畑でしたが、浅い谷のある古墳時代の起伏を発掘調査によって復元しました。ここから…
前回に続いての大室古墳群。 林道沿いにも墳丘が。 道からも石室石材が見ていました。 回り込むと開口部。 奥壁上が道から見えていた部分。きれいに石組みが残る石室でした。 杉の葉に埋もれた136号墳の標識。 その先に135号墳。 露出した135号墳石室を開口…
前回の続き、大室谷支群のムジナゴーロから。 苔むした積石塚の神々しさ。 墳頂に箱式石棺が見えていました。 右手斜面に170号墳、斜面上に171号墳。 169号墳。表示板があるのでわかります。 ムジナゴーロの園路ですが、左に合掌形石棺の表示。 説明板もあり…
前回の続き、資料館の奥側の樹林地帯を登っていきます。 林道で最初に遭遇したのは209号墳。 続いて210号墳。 その先の211号墳の墳丘には巨木が2本。 円みを帯びた天井石。左は木の根。 開口部にカメラを入れて。 斜面上側から振り返った211号墳。 形のきれ…
前回の姫塚古墳は4月8日に訪ねた最後の古墳で、その日の最初に訪ねたのは大室古墳群(大室谷支群)でした。大規模な古墳群でしたのでシリーズで紹介していきます。 長野駅から車で1時間弱で到着。700mほど手前で道幅の狭い住宅街を通り抜けますが、グーグル…
前回の川柳将軍塚から北へ続く林道。 百数十m先に姫塚古墳への案内板があります。 途中で右の、階段が付いている方へ。 林道から3分ぐらい登って墳丘に説明板前に到着。ここも松が多い林でした。 姫塚古墳は全長31mの前方後方墳。 史跡 姫塚古墳国指定文化財…
土口将軍塚を訪ねた後は、千曲川を渡って善行寺平を横断し、西に4.7㎞の川柳将軍塚古墳へ向かいました。 グーグルマップに従って舗装の林道を行くと墳丘脇に2,3台停められる場所に出られました。が、小型車の車幅ぎりぎりの狭い道なので、対向車があると長…
堂平大塚(どうだいらおおつか)古墳は、妻女山(さいじょさん)展望台から山道を歩きます。 この分岐を右へ行けば五量眼塚古墳を経て土口将軍塚へ、左が堂平大塚古墳へのルートです。 上記から左へ上っていきますが陣馬平への入口を過ぎたここで、右へと下…
前回の五量眼塚古墳からは急な下り坂(帰路は登りです) 7分ほど下った先に、土口将軍塚古墳の前方部先端部! 前方部に上がって後円部方向を。 くびれ部から後円部右側。すぐ先に千曲川。 後円部左側も斜面の下に松代町土口の集落が。 墳丘が舌状台地の尾根…
皆神山の山頂から降りた後は西北西に4.5㎞の妻女山(さいじょざん)展望台へ。 展望台までは車で上がれました。桜並木は蕾の濃いピンク。 招魂社の北側に展望台がありました。 川中島古戦場 妻女山(さいじょざん)ここは、永禄4年(1561)9月10日の第4次川…
菅間王塚古墳のあたりから見えていた「皆神山(みなかみやま)」 頂上の標高659mですが、下からの比高差は200mほど。 その南側に岩戸古墳のピンが立っていたので行ってみました。 墳丘は道路沿いでした。 地理院地図を見ると標高約530mで、659mの山頂への中…
前回の菅間王塚古墳から600m西の、竹原笹塚古墳も訪ねました。 細い農道沿いですが、入口付近はちょっと道幅が広くなっています。 案内標識からの小径。右奥に祠があるところが墳丘です。 その手前に説明板があるのですが、反射で思いの外ばっちり自画像が映…
2022年4月8日は長野の大室古墳群をメインに日帰り墳行しました。そのレポートはいずれしますが、そこから南3㎞ほどの古墳を訪ねたら、桃源郷(あんずの花なので杏源郷?)であったので先に報告いたします。 いつものようにグーグルマップで「古墳 号墳」と入…
雲彩寺のスリリングな石室を見学した後は、北西に傾斜地を上って徒歩16分の飯田市上郷考古博物館を目指した。 歩道もある2車線道路(柳通り)を歩いたが、沿道に何気なくある街中の桜がとても魅力的だった。 野底川にかかる加賀沢橋の手前で右折。橋から上流…
今回の墳行で最後に訪ねた古墳は、雲彩寺にある飯沼天神塚古墳。 国道153号の「高屋」の交差点で降りると、道路に雲彩禅寺の石碑が立っていた。 進んでいくと、ここも見事な桜。 門前の説明板。石室見学はお寺の方に声を掛ける必要がある。 国指定史跡 飯田…
最ミ塚古墳近くからタクシーに乗って国道153号を南西に向っていた時、西側にピンクに染まる山肌が目に入ったので運転手さんに行先変更をお願いした。 坂道を上がっていくと、県道229号・市場桜町線の道沿いに提灯が並ぶ参道入口があった。 提灯脇には説明板…
麻績の里からは南東に徒歩10分の最ミ塚(さいみづか)古墳へ向かった。 ここも墳丘の桜が見事。 「夫婦桜」と呼ばれるエドヒガンで樹齢は300年とされるそう。 裾に古墳の解説板がある。 最ミ塚古墳(最後塚)古墳の種類:円墳石室の種類:石室所在不明備考:…
麻績(おみ)の里は”舞台桜”が主役となっているが、この石塚桜も全く引けを取っていなかった。 桜そのものも見事だが、石塚桜は古墳(円墳)の上に立つ。 石塚桜石塚1号古墳は径32m・高さ約5mの円墳です。長さ8.5m・幅2.5mの横穴式石室で出土遺物は不明です…
座光寺小学校から”あそびのもり”を下りて、見事なシダレザクラへ引き寄せられる。 この時点でまだ9時前だったので人はまばら。 東側から。 朝の光を浴びて美しい色合い。 説明板がある。 舞台桜この桜は五弁から十弁の花が交じり合って咲く姿から「半八重枝…
前回の平地2号墳の前の道を西に500mほど進む。 元善光寺に至る手前で右折し、山の上の座光寺小学校を目指す。 元善光寺寄りの公園からは桜があふれ出していた。 ちなみに駅名にもなっている元善光寺は長野の善光寺の阿弥陀如来が元あった寺。 推古天皇十年に…
畦地(あぜち)1号墳は、高岡第1号古墳の北300m、標高で20mほど高い場所に立地する。 国指定ではないが、立派な説明板。 飯田市史跡 平成20年11月18日指定畔地(あぜち)1号古墳本古墳は横穴式石室を埋葬施設とする円墳で、墳丘規模は東西15m、南北19.8mです…
前回の場所から県道に戻って北東へ。南大島川を越えて湯ヶ洞街道への分岐のそばに、武陵地第1号墳がある。 目立つ看板には「長野県宝 富本銭出土古墳 秋葉塔の塚(武陵地1号古墳)」とあった。 「入口」の表示あり。 詳しい説明板も。 文化財の種類及び名称…
前回の高岡の森の隅には周辺古墳への道案内が立つ。座光寺地区は案内表示や現地解説が充実していた。 民家の垣根にも。石行2号古墳を目指して角を曲がる。 「長野県立飯田工業高等学校」と記された門で右折。高校は2013年3月で閉校(飯田長姫高等学校へ統合…
元善光寺駅に着いて松本行き普通列車を見送る。終点の松本まで乗ると2時間50分かかる。 駅を出て線路に沿って東へ行くと、すぐに古墳の森が現れた。 高岡第一号古墳も国指定史跡。後円部中腹に横穴式石室のある、72mの前方後円墳。 国指定史跡 飯田古墳群高…
下山村駅からは鼎(かなえ)、切石と古代風の名の駅を過ぎ、さらに飯田駅も過ぎて桜町駅で下車した。 駅外観。ここも無人駅。飯田駅以外では車掌さんと運賃のやりとりをする方式だった。 200mほど線路に沿って西へ歩くと、並木通りに出る。 道の中央の遊歩道…
おかん塚古墳の見学後は西に300mほど、 国道153号線(アップルロード)を隔てた先にある御射山(みさやま)獅子塚古墳へ。 姫塚・おかん塚・天神塚などが集中するエリアより少し西、同じ尾根筋だが標高が高い場所に立地する。 おかん塚の前の道を西へ進み、…
前回の上溝天神塚古墳から、おかん塚古墳は西に100mほど。この地区には大きな石室を持つ古墳が集中するが、南北10kmにわたる飯田市古墳群のちょうど中間地点でもある。 国道151号を渡って枝道に入ると、住宅の間から土盛りが顔を出した。 道路を挟んで北西側…