前回の続き、大室谷支群のムジナゴーロから。
苔むした積石塚の神々しさ。
墳頂に箱式石棺が見えていました。
右手斜面に170号墳、斜面上に171号墳。
169号墳。表示板があるのでわかります。
ムジナゴーロの園路ですが、左に合掌形石棺の表示。
説明板もありました。
168号墳
この古墳は石だけを積み上げて造られた5世紀代の積石塚です。埋葬施設は板状の石材を屋根形に組み合わせた合掌形石室と呼ばれる特殊な構造です。
平成5~7年に発掘調査が行われ、古墳に供えられていたと考えられる土器や、馬をかたどった土製品が出土しました。
馬形の土製品は古墳に葬られた人と馬との関係を考える上で非常に重要です。
長野市教育委員会
頂部に小さな”屋根”が載る168号墳。ここも苔の具合がきれいです。
墳頂を開口している側から。右後ろは167号墳。
手前側の屋根は傾斜が緩くなっていますが、しっかりバランスは保っています。
何年前からこの状態、と思ってしまいます。
167号墳は石室上部に穴が開いていました。
ブルーシートに触れないように近寄って。
カメラを差し入れて。
南東側からみた167号墳(右)と168号墳(左)
その先の園路沿いに続く積石塚。
石室が露出している155号墳。
156号墳。
その奥の大きな墳丘は154号墳。
お椀を伏せたような形がしっかりと。
開口部と思われるところはブルーシートで保護されていました。
143号墳の脇を通って林道に戻ります。
林道沿いの、この大きな石は自然石だと思います。
この先が、大室谷支群の最奥のドウサン地区。