群馬県の古墳
前回の諏訪神社から300mほど北北東にある天龍寺境内にも、横穴式石室が開口する古墳が残っている。 霊符殿(れいふでん)古墳。 径33m、高さ5.9mの円墳と記された解説板。 霊符殿古墳所在地:藤岡市藤岡461-8所有者:天竜寺この古墳は径33m、高さ5.9mの大き…
諏訪古墳・諏訪北古墳は藤岡市街の中心部を通る十石街道沿いの諏訪神社境内に残っている。 広々とした境内。前方後円墳の墳丘に社殿が鎮座。 拝殿前から振り返ったところ。鳥居の向こう側が十石街道。 前方部先端側になる。 後円部の北東側にある池。周濠の…
牛田古墳群の現地説明会に参加した後は、ぺんさんとともに古墳を3カ所巡った。 最初に向かったのは別所堂山古墳。 現地説明会に向かう途中で、道路沿いに説明板らしきものを見かけて気になっていた。 改めて近寄ると劣化して読めないものでした。適当に撮っ…
今回の墳行のメインイベントは発掘現場の現地説明会。 事前の抽選に運良く残り、13時からの会に参加できました。 牛田古墳群を含む川除屋敷裏(かわよけやしきうら)遺跡は、群馬県と埼玉県の県境を流れる神流川(かんながわ)左岸(西側)の低地にあります…
多胡碑を訪ねた後、すぐ北西にピンが立っていた伊勢森古墳へ向かったが見つけることができず、そうこうしているうちに藤岡市での現説の時間が近づいていたので、そこまでのルート沿いに記されていた古墳に立ち寄った。 塚間古墳群は、グーグルマップにピンが…
多胡碑記念館のそばには、2基の古墳が移築復元されていました。 石室が開口する南高原1号古墳。 解説プレートもあります。 南高原1号古墳(上毛古墳総覧多胡村115号)高崎市吉井町神保259、260、261番地より移築本古墳は直径17mを測る円墳で、低い基壇を有す…
ここから3回が上野三碑(こうずけさんぴ)シリーズになります。 日本に18例しか現存しない古代石碑のなかで最古の石碑群で、特別史跡に指定されるとともに、ユネスコの”世界の記憶”(危機に瀕した古文書や書物などの歴史的記録物の保護・振興事業)にも指定…
山名古墳群見学後は、西に300mにピンが立っていた山名稲荷塚古墳へ。そこから薬師塚古墳、裏山古墳へと回ってみた。 山名稲荷塚古墳は山名古墳群から300mほど西に位置する。石碑があるが古墳名ではなく、正一位稲荷大明神とあった。 踏切の音がしたので振り…
前回の山名古墳群の続き。 墳丘が群集するエリアの北側では、覆い屋に守られて、石室が露出していた。 山名古墳群の現地説明板によれば、山名原口Ⅱ-2号古墳。 柵の中の解説板。 山名原口Ⅱ号古墳本古墳は、平成元年度の発掘調査により発見されたものです。直…
前回の、山名伊勢塚に続いての山名古墳群(高崎市指定史跡) 古墳時代後期~終末期(6~7世紀)に形成された群集墳で、現地説明板(下図はその部分)には、指定地一帯に19基の古墳(前方後円墳1、帆立貝形古墳1、円墳17)が保存されているとあった。6世紀前…
前回のつづき。 ららん藤岡のそばで車を借りて最初に向かったのは山名古墳群。この後に上野三碑を巡ったが、そのひとつ山上碑から南東1㎞ほどのところに山名古墳群が展開していた。 県道200号沿いに駐車場がある。説明板完備。 高崎市指定史跡 山名古墳群山…
前回のつづき。 博物館で見た埴輪が元々並び立っていた墳丘を確認するために、綿貫観音山古墳を訪ねた。 途中でいくつかの墳丘を見た後に、目的地に到着。 きれいに整備された国史跡。グーグルアースでも鍵穴形が明瞭にわかる。 広い周堀を渡って後円部へ。 …
前回の不動山古墳から200mほど北に、普賢寺裏古墳が残っている。 普賢寺の山門。 お墓の方から回って墳丘へ近づいた。前方部右裾から後円部方向。 「群馬県古墳総覧2017」によれば、普賢寺裏古墳は全長約77mの前方後円墳で埋葬施設は未調査。 パノラマで。左…
群馬の森で博物館・美術館を見学した後は、 北に1㎞の場所にある綿貫観音山古墳を目指した。徒歩で20分の道のり。 綿貫町の交差点を左折して例幣使街道に入り、観音山古墳への枝道へ入るところに上州綿貫不動尊があった。 事前にチェックしていなかったが見…
オクマン山古墳から三枚橋駅へ向かう途中に造り酒屋さん(今井酒造店)があった。 敷地内には、カフェ「かぜくら」も。次の電車まで少し時間があったので迷わず中へ。 酒蔵を改造したようなカフェ空間は、天井が高く気持ち良い。 純米酒「上州 風まかせ」 を…
この日の最後に訪ねたオクマン山古墳は鶴山古墳の1.5㎞南の立地。 田んぼを突っ切る蛇川に架かる橋から南西側。 振り返った北東側。 北西側、赤城山の方向。 南東側。 周囲360度、田んぼの中を南西に歩く。真夏の徒歩は避けたいルート。 目指す方向に土盛り…
前回の鶴山古墳から東に400mほどに亀山古墳の印があったので立ち寄った。 二車線の県道に出ると、向こう側に結構な土盛り。 南側には菅原神社が鎮座。 太田市教育委員会のサイトによれば、亀山古墳は全長58mの前方後円墳。埴輪片の特徴から築造年代は鶴山古…
二ツ山古墳群見学後は南東へ1.7kmの鶴山古墳へ。 そのちょうど中間に「上野国新田郡庁跡」があった。 南端の道路際に石碑と説明板が。 国指定史跡 上野国新田郡庁跡所在地:太田市天良町7-1ほか指定年月日:平成20年(2008)7月28日上野国新田郡庁跡は、古…
前回のつづき。 西山古墳から薮塚駅に戻ったが、次の電車までの待ち時間が長かったので、タクシーで二ツ山古墳群を目指した。 薮塚駅から太田駅方面に一駅目の治良門橋(じろえんばし:難読!)駅から徒歩19分の場所にある。 県道沿いのコンビニで降りて地図…
群馬県指定史跡の西山古墳は舌状台地の先端に立地する。 なかなか急な階段を上がり、80mほど入っていく。 上がった先の路。 すぐに大きな開口部が見えてきた。 開口部は後円部の南側にあった。脇には立派な石の標柱が。 説明板も。 群馬県指定史跡 西山古墳…
北山古墳の見学後は、丘を下りて温泉街の中にある資料館を訪ねた。 校倉造り風の堂々とした建物。 地元の温泉旅館・今井館の館主(考古学者)が父子二代で県内外から収集した埋蔵文化財などが旧藪塚本町に寄贈され、昭和53年(1978)に開館した資料館だった…
前回のつづき。 太田駅から桐生方向に3駅目の藪塚駅で下車。「藪塚(やぶづか)」なんて、いかにも古墳に縁がありそうな名前。 太平記の里・やすらぎの温泉郷というサブタイトルで観光案内板が出ていた。 北山古墳・西山古墳の位置も記される。 温泉地だけあ…
太田市美術館・図書館にて、くつろがせていただいた後は電車で移動を予定していたが、まだ30分ほど時間があったので、もう1基グーグルマップにあった古墳を訪ねた。 太田駅のコンコースで見かけた看板。3時間で980円で車を借りられるなら、電車とタクシーを…
前回のつづき、八幡山古墳から望めた高山神社の境内林を目指す。 一度”下山”して、北から南に流れる八瀬川を渡る。 緑の丘が迫ってきた。 西側からの参道があった。 迷いながら上がっていくと、頂上には大きな基礎の上に小さな真新しい社が。 まずはその”本…
前回のつづき。 太田駅に着いた時は駅前の美術館・図書館がまだ開いていなかったので、近場の古墳巡りから始めた。 太田駅からタクシーを利用して西中学校の正門近くで下車。その向かいに大島八幡神社への参道入口があった(ミラーの左側) 細道を進むと鳥居…
前回のつづき。 30分以上歩いてきて国道122号を渡ると、急にあたりが開けた。 県道38号(足利千代田線)に古墳まであと800mの案内が。 その方向は見渡す平原で、古墳がある雰囲気ではなかった(が、中央やや左に説明板が写っている) 見事な麦畑。 古墳は廻…
5月18日の土曜日、古墳と建物を見に太田(群馬県)近辺を訪ねた。 グーグルマップに「古墳」と入れつつ行先を考えていると、下記の「城之内古墳」が目に留まったのでまずはそこから。 北千住で東武伊勢崎線に乗って館林駅へ。ホームの端に留まっている小泉線…
前回のつづき。 この日、最後に訪ねた3つの古墳。朝倉・広瀬古墳群の南端エリアになる。 最初に文殊山古墳。 現地には標柱や説明板は見当たらなかったが、前橋市教育委員会作成の「群馬の古墳時代はここから始まった 朝倉・広瀬古墳群(2015年)」に、全長50…
金冠塚古墳は、前回の前橋天神山古墳から2kmほど南東にある。 途中に市史跡の亀塚山古墳があるが当日は準備不足で通過してしまった・・・ 金冠塚古墳は、つばき公園と接している。オリジナルな雰囲気の遊具がある公園。 公園からパノラマで。左が前方部、右が後…
前橋天神山(てんじんやま)古墳は、前回の八幡山古墳と200m程しか離れていない。 住宅街の枝道へ入ると説明板があった。 群馬県指定史跡 前橋天神山古墳指定年月日:昭和45年12月22日所在地:前橋市広瀬町1-27-74世紀後半の古墳時代前期に、東日本で最も早…