群馬県指定史跡の西山古墳は舌状台地の先端に立地する。
なかなか急な階段を上がり、80mほど入っていく。
上がった先の路。
すぐに大きな開口部が見えてきた。
開口部は後円部の南側にあった。脇には立派な石の標柱が。
説明板も。
群馬県指定史跡 西山古墳
指定年月日:昭和24年(1949)12月20日
所在地:太田市薮塚町3519-2
西山古墳は、八王子丘陵から薮塚温泉の入口北側に伸びる丘陵先端部の標高110m付近に前方部を東に向け造られた前方後円墳です。
全長は34mで、後円部は直径18m、高さは4mです。また、前方部は幅20m、高さは2mです。
南側に開口している埋葬施設である横穴式石室の大きさは、奥行き5.8m、幅1.9m、高さは1.5m前後です。石室の大部分は、凝灰岩の割石を使用しています。石室崩壊防止工事の際に羨道前を調査したところ、埴輪の存在が確認されましたが、葺石は見つかっていません。
なお、石室の羨道部分は崩落の危険があるため、コンクリートで補強してあります。なお、石室は、盗掘を受けていたため副葬品等は不明です。
この古墳のある場所は、西方の水田面からの高さは17mあり、西方の平坦地を見下ろす位置に造られた前方後円墳であることから、周辺にある古墳群の中心的な性格を持つと考えられています。古墳が造られた時期は、古墳時代後期(6世紀末頃)と考えられています。
平成28年3月25日 太田市教育委員会
昭和35年と正面に刻まれたコンクリ防護屋根。
まずは中をフラッシュで。
玄室には鉄骨が組まれ、側壁も石の間にコンクリが充填されている。
ここでもフラッシュを焚くたびに、ポトポト音がした。
以下、虫がだめな方は飛ばしてください。
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天井に向けると、中間あたりの天井にびっしりとカマドウマ。
入口からの明かりで奥壁を。
そっと奥壁まで進んで、振り返っての開口部。
フラッシュで。
開口部に向かって右側には大きめの石が4段くらい。
左には、中ぐらいの川原石のようなものも積まれていた。
外へ出て一息。くびれ部に踏み跡がついている。
側面から見たくびれ部。
墳丘に上がらせていただいて、後円部から前方部。
後円部墳頂から開口部を見下ろして。
北西方向、木々の間から若干の眺めが得られた。
ズームした先は赤城山か。
後円部の先端方向。
前方部に移動して、振り返っての後円部。
前方部裾から、奥が後円部。
最初の階段に戻って。すぐ先に水田。
道路の対岸から南東方向。左に「やぶ塚温泉」の看板が立つ。
上の正面には高壺山や唐沢山が控えるている、その向こうには渡良瀬川が流れていて、地図では島のように見えた。