常設展、企画展
8月の日曜日の夕方、前日で日時指定券が取れたので、話題の美術展へ行きました。 作品点数は61点ですが名作ばかり。ウッチェルロの「聖ゲオルギウスと竜」に始まり、最後はゴッホ、セザンヌまで、ルネッサンス以降の西洋絵画史の大きな流れを体感することも…
先月に見に行ったピーター・ドイグ展。 初めて知った画家でしたが、じんわりと心に残る素敵な作品ばかりでした。 会期は10月11日までに延長されています(チケットは日時指定) https://www.momat.go.jp/am/exhibition/peterdoig/ ピーター・ドイグ(1959年…
大分墳行をこのタイミング(6月末)で訪ねたのは、当企画展が見られることも動機になっていた。 展示室内は撮影可。5つのパートに分かれる。 荘厳な列柱が目を引くが、上部は天井までは届いていない。 紙の筒は強度があるが、大きな構造物とするには連結部の…
築山古墳を見た後は、大分平野を横断して西端の台地上の古墳を目指したが、途中に県立埋蔵文化財センターがあったので立ち寄った。 広い駐車場に車を停めて建物正面へ回ると、非常に立派な建物が。 Wikipediaによれば、建物は旧大分県立芸術会館で、2017年4…
亀塚古墳には格納庫のような、かまぼこ屋根の資料館があった。 入場は無料。亀塚古墳についての資料展示かと思いきや、大分県~九州~西日本~日本全土~東アジアと、大きなスケールでの解説のある中身の濃い展示だった。 公式サイト http://www.city.oita.o…
「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門(1875~1971)が壱岐生まれであったことは、今回この島に来て初めて知った。 印通寺港近くの生家の跡に記念館があると、壱岐観光ナビにあったので行ってみた。 https://www.ikikankou.com/spot/10109 松永記念館は壱岐市…
掛木古墳の隣には学習施設「古墳館」があった。 入場料100円、9時~17時・月曜休館 扉の内側には発掘調査時の貴重な写真や、見学した子供たちのメッセージが。 立体模型付きの大地図や、ジオラマも。 石室築造時の様子を再現している。 白い線は、その後に土…
すでに昨年終了した展覧会です。(2019年10月4日~10月27日) エントリのタイミングを迷っていた間に、かなり時間が経ってしまいました(写真多めです、50枚程) 雪野山古墳は滋賀県東近江市の雪野山山頂に立地する、古墳時代前期(4世紀前半)に築造された…
”子どもを描いた”美術展の内覧会に参加させていただきました。 描き手の画家はボナール、ヴュィヤール、ドニ、ヴァロットンらのナビ派。ゴッホやゴーギャンの作品もあります。 上記ポスターの左はゴッホ、右はモーリス・ドニ。 高橋明也館長の挨拶を聴く機会…
2月の3連休の最終日、気になっていた展覧会を見に府中市へ。 美術館は「府中の森公園の北端」でバス利用が推奨されていたが、天気が良かったので府中駅から18分を歩いた。 園内の桜並木は開花準備完了の風情。 その向かいに府中市美術館。2000年に開館してい…
1月中旬に那覇に行く機会があったので、そのときの様子を。 羽田から搭乗して進行方向右側の車窓。横浜港がよく見えた。 駿河湾上空にて。海岸線は田子の浦。 雪は中腹まで。 そこから西は雲の上だった。 那覇空港からは「ゆいれーる」乗車。雨が降っていた…
「DOMANI・明日展」は文化庁が、若手芸術家向けの海外研修制度の成果発表機会として、1998年から毎年開催している。 今年は「日本博2020」の一環で、2010年前後に海外研修した作家11名が出展。 共通する主題は「傷ついた風景」だが、その向こうに「明日」へ…
1月18日にリニューアル開館したアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)を訪ねました。 2015年から休館していた同館は、建て替わったビル(ミュージアムタワー京橋)の4階から6階の3フロアを展示室とし、かつての倍の床面積となったそう。 マネの自画像…
2020年12月末に建物老朽化により閉館する原美術館へ、最後から4つ目の企画展を見に行った。 門前を改めて見ると敷石も作品(by 平塚健一)だった。 https://www.kenrock.com/ 常緑の緑。 冬の日差しが壁に。 とてもモダンなエントランス。 元の個人邸宅・原…
昨年から楽しみに待っていた「出雲と大和」展は、期待していた以上に素晴らしい内容でした。その一部を紹介します。 日本書紀の編纂が完成したのが西暦720年で、今年が1300周年とのこと。 主に天皇の事績を記録した正史ですので、古墳時代のボリュームが結構…
前回のつづき。 最後に、埼玉県および朝霞市周辺の出土品シリーズを。 企画展コーナーの平台にずらりと並べられた土器は、埼玉の前方後方形墳墓の出土品だった。 東日本の諸地域を同じように、埼玉でも前方後円墳に先行して、東海系土器と前方後方形の墳墓が…
前回のつづき、次の間がメイン展示室だった。 弥生時代末期~古墳時代前期にかけての土器(壺や高坏)が部屋を埋め尽くす。 1800年前~1700年前につくられたもの達。 壁側ケースはも、入口展示室のシリーズの続きがあった。 タイトル上下が青が南関東、赤が…
2019年12月15日まで開催されていた朝霞市博物館の企画展を終了間際に見に行った。 第34回企画展は「朝霞から見る古墳の出現~方形周溝墓から古墳へ」 入館無料。なんと撮影可(前回常設展を見に来たときは不可だった) 入口前のケースには柊塚古墳出土の埴輪…
主に1930年頃から大戦をはさんで1960年くらいの時代、建築や家具の分野で”モダンデザイン”をリードした国内外7人の作家・作品を扱う展覧会が、汐留のパナソニック美術館で始まっています。 扱われているのは、建築家のブルーノ・タウト(1880~1938)、高崎…
六本木の森美術館で3月末まで開催されている「未来と芸術展」 森美術館にて「〇〇と芸術展」と銘打った展覧会は、2009年に「医学と芸術展」、2016年に「宇宙と芸術展」が開催されている。 後者は過去にエントリもしたが、美術と科学さらに歴史資料が組み合わ…
昭和の前半に「逓信省の建築家」として東京中央郵便局(1931)や大阪中央郵便局(1939)などの日本近代建築の名作を残した吉田鉄郎(よしだてつろう:1894~1956)の仕事を、図面などの建築資料で辿る展覧会を見に、12月に湯島の国立近現代建築資料館を訪ね…
1月3日、2020年初めての展覧会は江戸東京博物館へ。 「超」のつく、有名どころの浮世絵が国内外から集まっていました。 メトロポリタン美術館やボストン美術館、ミネアポリス美術館やギメ東洋美術館など名だたる美術館所蔵品が並ぶ。ベルギー王立美術歴史博…
11月中旬の雨の日、窓をテーマとした展覧会へ行きました。 窓を、或いは窓から描いた絵画や撮った写真、窓の素材であるガラスそのもの、建築物など、ジャンルを超えた115点で構成され、マチスやボナール、ロスコやデュシャン、アジェやコルビジュエの作品も…
2019年10月20日で終了している展覧会です。終了間際に訪ねました。 京橋の中央通り沿いにある 戸田建設本社ビルは、現時点(12月下旬)で解体工事が始まっています。 左(北)隣には、アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)がもうすぐオープン。 新TOD…
先日考古展示室を訪ねた折、東洋館で開催されていた特別展へ立ち寄りました。 エントランスには、薄布に印刷されたポスター。 豪華絢爛なコレクションの主は、カタール王族のシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下。 本展は、5000年前~1000…
両宮山古墳と一部の陪塚を訪ねた後、北東に2km半の赤磐市立山陽郷土資料館へ向かった。 赤磐市役所の並びの敷地に立派な建物が。 「令和元年度 赤磐市山陽郷土資料館企画展 丘の上の遺跡群~山陽団地発掘50周年~」という非常に興味深い企画展が開催中だった…
岡山県吉備古代文化財センターは吉備津神社裏手の吉備中山の上、中山茶臼山古墳の近くにある。 3階建ての大きな建物。 その一階の一部屋が常設展示室。 こちらは弥生期末から古墳時代にかけての展示。 上記の左端に並んでいたのは製塩土器。左端の弥生後期か…
播磨国分寺跡から20分強歩いてきて、たどり着いた姫路市埋蔵文化財センター。 宮山古墳の隣に建つ。 予想を超える立派な建物だった。 受付の様子。入館無料。月曜休館で10時~17時開館。 企画展示室では秋季企画展「TSUBOHORI-発掘調査展2019-」と題して、…
前回は常設展だったが、今回は特別展「埴輪の世界」を。 この博物館へ来た主目的は、この展示が見たかったから。 特別展は一部屋だが非常に見ごたえがあった。 入口脇にあった「埴輪編年図」 弥生時代終わり頃の壺形埴輪、円筒埴輪に始まり、古墳時代前期に…
前回の五色塚古墳へ行く前には、兵庫県立考古博物館を訪ねた。 最寄りの土山(つちやま)駅と垂水駅はJR神戸線で6駅の距離。 古墳の香りがする名前の土山駅から、博物館がある大中(おおなか)遺跡までは「歴史とであいミュージアムロード」を通って1.4km。 …