1月18日にリニューアル開館したアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)を訪ねました。
2015年から休館していた同館は、建て替わったビル(ミュージアムタワー京橋)の4階から6階の3フロアを展示室とし、かつての倍の床面積となったそう。
マネの自画像に迎え入れられる。
セザンヌの先に青木繁。青木繁や藤島武二の作品は重文指定も所蔵。
新たにマーク・ロスコの作品(左)も加わっていた。右は草間彌生と猪熊弦一郎。
岡鹿之助の「群落B」も新収蔵。休館中に新たに収蔵した作品も31点展示されている。
チラリと視線を感じたのはジャン・デビュッフェの作品。
4階と5階には吹き抜け空間も。
石橋財団のコレクション206点をゆったりとした環境で鑑賞できる。
VIEW DECKと書かれた通路が。
そこは建物南面に沿う、光あふれる廊下。
向こう側では解体工事中。
右側はこれから解体される戸田建設本社。
がらんどうになった中も見えた。
2024年に、高さ173mの高層ビルに建て替わる。
アーティゾン美術館の建物そのものに関するコーナーも興味深かった。
高層ビルの中の美術館部分かでを抜き出した立体モデル。
隣り合う古代と現代の彫刻が、発するオーラを競い合う。
心地よいポイントに、ソファやベンチが配置される。
中央通り側の窓面積は広大。
太い柱が空間を支えるが、柱表面に程よい凹凸を入れることで「ごっつさ」を軽減。
吹き抜け空間にも作品が納まっている。「勝利の女神」クリスチャン・ダニエル・ラウホ(1777~1857)
置かれたチラシを見ると、4月以降も魅力的な企画展が目白押し。
4月18日~6月21日 鴻池朋子「ちゅうがえり」展
上記と同時期で、ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示帰国展
同じ時期で、パウル・クレー展(コーナー展示)
7月11日~10月25日 クロード・モネ「風景への問いかけ」展
11月14日~2021年1月24日 琳派と印象派展
等々
現企画展は、一般1100円(大学生までは無料)、日時予約制。
https://www.artizon.museum/ticket
素晴らしい美術館、素敵なコレクションです。