静岡県の古墳、寺社、遺跡
前回の平石4号墳から北江間横穴へ向かう途中で、白石の石棺のピンに惹かれて立ち寄りました。 伊豆長岡温泉郷の北端です。 この50mほど東の、サインがあるところに車を停めました。 階段を上がると、奥に説明板が見えました。 予想を上回る大きさにびっくり…
北江間横穴群訪問の際、その前に2ヵ所訪ねたところがありました。 その一つが平石古墳群の4号墳。 丘の上の住宅街の縁に入口のサインがありました。 この角度でカメラで撮ったはずが、今回もSDカードを抜いたままだったというミス… というかストリートビュー…
北江間横穴群へ向かう途中の県道にて「北条義時墓⇒」のサインを見て、北江間の江間は江間小四郎(北条義時)の江間であったと気づいた次第。 大河ドラマを見ているので、小栗旬の顔が浮かびました。 矢印の方向へ枝道を入った先に、北條寺。山門脇に駐車場あ…
北江間横穴群の大北支群は、前回の大師山支群の800mほど北東にあります。 地図を見ると、この山塊(大平山~大嵐山)の裾には、他に10箇所以上横穴墓のピンが立っており、非常に集中していることがわかります。 (グーグルマップのクチコミを見ると難易度高…
先日発売されたばかりの「古墳図鑑」(2022年8月1日発行) 副題は、訪れやすい全国の古墳300。 訪れやすい全国の古墳300 古墳図鑑 作者:青木敬 日本文芸社 Amazon 次はどこへ行こうか、考える時間が楽しいです。おすすめです! この本に、東京からも近い伊豆…
前回のつづき、今回の墳行で最後に訪ねた古墳は、御厨古墳群から1.5kmほど北にある二子塚古墳。太田川右岸の同じ尾根筋。 南北軸の前方後円墳はグーグルアースでも形がわかりやすい。 周囲は築浅の家が並ぶ住宅地で、きれいに整備された公園の西半分が墳丘だ…
前回のつづき。 当初予定はしていなかったが、現地で目にした案内板に2つの古墳(秋葉山古墳・稲荷山古墳)が出ていたので訪ねてみた。 東海道線の北側へ出て連常寺へ。境内の外にスロープがあったので徒歩で上る。 擁壁部分は東海道線を通すときに削った跡…
高根山古墳は前回の松林山古墳の南東100mほどしか離れていないが、間が中学校の敷地になっていてぐるりを回っていく。下記の天楠神社が墳頂近くに鎮座。 時計回りに台地を降りると運動公園の駐車場があった。詳しい説明板も。 国指定史跡 御厨古墳群磐田原台…
前回のつづき。 遠江国分寺跡から東に3km強、太田川右岸の台地上に国指定史跡の御厨(みくりや)古墳群がある。 新幹線の高架を渡った先、磐田市立神明中学校の柵の前に案内板があった。 周辺の遺跡や寺院も記された案内板。台地の南裾には、磐田市内最古の…
前々々々回までの、4月末の古墳旅の続きを。 当初は予定していなかったが、地図に遠江(とおとうみ)国分寺跡が現れたので立ち寄った。 兜塚古墳のあるスポーツ公園から700mほど南、磐田市役所の北隣り。 国分寺跡で国の特別史跡に指定されているのは、ここ…
前回のつづき。兜塚古墳は京見塚古墳から750mほど、土器塚古墳から850mほどにある、スポーツ施設が集まる公園に残されていた。古墳の名が公園名の由来になっている。 駐車場の脇にあった古墳の説明板。 兜塚(かぶとづか)古墳名前の由来兜塚古墳は古くから…
前回の京見塚古墳から南東へ600mほど、県立磐田西高校に近い住宅地の中に土器塚(かわらけづか)古墳はあった。 現地には標柱があるのみだったが、検索すると磐田市教育委員会文化財課が作成したパンフレット(pdf)に行き当たった。 https://www.lib-iwata-…
前回のつづき。 この日は掛川駅前で借りたレンタカーを使っていたので、浜松市浜北区の内野(うちの)古墳群を見たあとは、東に戻って磐田市の中心部に近い3つの古墳を巡った。 最初に寄ったのは京見塚公園。 現在の天竜川の流路からは3kmほど東だが、かつて…
前々回のつづき。 内野上古墳群の3古墳を見た後は、3~400m北西の谷に造られた二本ヶ谷積石塚群(にほんがや つみいしづかぐん)を訪ねた。 開発されたニュータウンの中で調整池として残された場所に、6基の積石塚(古墳)が保存されていた。公園の北側に駐…
前回の、山の神古墳の裾にあった周辺案内図。 稲荷山古墳はそこから150mしか離れていなかった。 バス停「内野台北」の後ろが古墳のある小公園。 樹木の中に円墳があった。 現地の説明板。 稲荷山古墳稲荷山古墳は、浜松市浜北区内野台4丁目の丘陵上にありま…
前回のつづき。 山の神古墳は赤門上古墳の200mほど北に残されていた。 階段下の説明板。 山の神古墳別名「内野上2号墳」とも呼ばれており、直径16m、高さ約1.8mの円墳です。墳丘の頂上部分に「山の神」を祀った祠があることから山の神古墳と呼ばれています。…
前回のつづき。 蛭子森古墳の探訪後は、さらに西に5kmほど、天竜川西岸において複数の古墳群が集中するエリアへと向かった。 遠州鉄道の踏切を越える。次の機会にはこの赤い電車にも乗ってみたい。 内野上古墳群は台地の上に開発された住宅地の一画に保全さ…
前回のつづき。 長者屋敷遺跡からは一旦南へ進んで天竜川を渡り、浜松市に入った。 最初に向かったのは蛭子森(えびすもり)古墳。 現在の天竜川からは1kmほど西に離れている。 道路脇に忽然と現れた。 金網の向こうがすぐ墳丘。 柵の向こうの樹木の下に石組…
前回のつづき。 銚子塚古墳、米塚古墳を巡った際に、 道路脇にあった「県指定史跡 長者屋敷遺跡」という看板に惹かれて立ち寄った。 周囲を浄水場施設に囲まれた一画。 入口は浄水場敷地に挟まれた通路のようで、中に入って意外に広くて驚いた。 説明板には…
米塚(よねづか)古墳群は、前回の銚子塚・小銚子塚古墳から500mほど北東の、同じく天竜川の河岸段丘の縁に立地する。 形のよい円墳で周溝(と周堤も?)がきれいに残っている。 静岡県指定史跡の標柱と説明板。 説明板には別に8基の円墳についても記されて…
前回のつづき。 新豊院古墳の見学後は西に3km、天竜川沿いの段丘上にある銚子塚古墳へ向かった。 車が停められるスペースがあり、そのそばに説明板があった。 国指定史跡 銚子塚古墳 附(つけたり) 小銚子塚古墳天竜川を臨む磐田原台地の縁部に造られていま…
前回までの和田岡古墳群は掛川市にあったが、そこから袋井市を上部を横断して磐田市の古墳へ向かった。 最初の訪問地は新豊院山(しんぽういんやま)古墳群。 太田川を渡って「深見橋西」の信号待ちで。目指す古墳は正面の丘陵上にある。 太田川は天竜川の数…
今回の吉岡大塚古墳も和田岡古墳群に含まれる。 春林院古墳の前から吉岡大塚古墳へは一直線に500mほど。 途中は茶畑。 吉岡大塚古墳のそばで振り返った春林院古墳。こちら側の方が少し標高が高い。 吉岡大塚古墳は、周囲も含めて草木が刈られて鑑賞しやすい…
前回のつづき。同じく和田岡古墳群。 春林院(しゅんりんいん)古墳も、原野谷(はらのや)川が削った河岸段丘の縁にあった。 グーグルマップに従って進むと、茶畑の端に誘導された。 溝を越えた木立の中に土盛りが。 振り返ると広がる茶畑。 墳丘の麓に説明…
前回の瓢塚古墳の見学後は、200mほど北西にある行人塚(ぎょうにんづか)古墳へ向かった。こちらも和田岡古墳群のひとつ。 標柱と説明板がある。 古墳群の説明部分は共通だった。 古墳名のいわれはちょっと恐ろしい。 史跡 和田岡古墳群行人塚(ぎょうにんづ…
4月末の遠江古墳探訪記の再開です。 掛川のスマイルホテルに泊まって翌朝8時に駅前でレンタカーを借りた。 最初に目指したのは掛川市の和田岡古墳群の各和金塚古墳(かくわかなづかこふん) 段丘の下から道がついているように見えたので田んぼの中の細道を進…
前回のつづき。 山から降りてきて最初に見かけたのは岩水寺(がんすいじ)の太鼓橋だった。 橋の先には道はなかったが、後で調べるとお寺のサイトに、地安坊大権現堂(護摩堂)へ続いているが「現在は道を封鎖」していて、「鳥居前で手をお合わせください」…
前回のつづき。 金刀比羅神社の石段下から目指す古墳をグーグルマップで再入力すると徒歩38分と出た。この日歩く一番長い距離になるので気合を入れて出発。 新東名の下で。東方向。 グーグルマップで表示されたルートでは人形山古墳へは行けそうになかった。…
前回のつづき。 興覚寺後古墳から高根山古墳へは直線距離だと500mほどだが、ぐるりと回るルートなので徒歩26分と出ていた。 ひとつ東側の尾根の縁になるが、すぐ北を新東名が通り、その北はゴルフ場として開発されている。よく残ったが消失した古墳も数十に…
前回のつづき。 天竜二俣駅で転車台を見学した後は再び付近の古墳を巡った。 徒歩で行けそうな範囲で一筆書きに目星をつけて。 初めに天竜二俣から西に4つ目、宮口駅から徒歩5分の興覚寺後(こうがくじうしろ)古墳を目指した。 興覚寺後古墳はホームの「宮…