建築物、公園、街道、坂道
緊急事態宣言が終結したら古墳へ行こうと「待機」していましたが、まさかの延長戦に。 楽しみにしていた関西方面でのツアーもキャンセルしました。 ということで、もうしばらくは建築巡りを続けたいと思います。 今回からは築地とは隅田川を隔てた対岸の月島…
最初に赤い色が目に入って、おやっと思い、近づいてみるとどこかで見たような”作品”が。 君野家住宅跡(新築ホテル建設中)のすぐ近く。 ストリートビューの画像は2年ほど前かと思いますが、トタン壁面は”無地” 現状では検索しても、ここに関しては何も見つ…
中央区のサイト・中央区近代建築物調査の表で、一番上に記載されているのが銀座2丁目にある「酒蔵 秩父錦」 昭和2年(1927)築の木造建築で、今年2021年で築94年! 中央区のサイトによれば、典型的な町家の構えを良く残す、銀座では貴重な町家建築で、甘味所…
築地辺りの晴海通りの停留所から、晴海埠頭行きのバスに乗って終点で降りると、この夏には選手村となるマンション群・HARUMI FLAGの建物を、道路フェンスの向こうに見ることができる。 背面は大型客船も停泊できる岸壁。 客船ターミナルは緊急事態宣言下で閉…
隅田川の最も河口側に新しく架かった築地大橋(2018年11月4日開通)を、初めて渡ってみました。 豊海水産埠頭行の都バスに乗って、勝どき橋を渡り、新島橋のバス停で降ります。 新島橋の北西側に気になった店舗があったので寄り道しました。 いい雰囲気の長…
築地4丁目交差点から晴海通りを勝鬨橋方向を見ると、途中で道路が少し盛り上がった箇所がある。 築地本願寺の南角のあたりに架かっていた、門跡橋の跡(東京時層地図アプリで昭和30年代前半の地図から) 今でも晴海通りの歩道脇に、親柱が残っています。 川…
前回の聖ルカ礼拝堂の斜め向かいに、小ぶりだが堂々としたカトリック築地教会の建物がある。 この日の朝は門が開いていて、扉も開いていた(2020年12月) 居留地中央通りに面した1対の門は、イオニア式柱頭の意匠。 上部中央に十字架が浮き彫りになっている…
築地界隈でもっとも目立つ近代建築といえば、築地本願寺か聖路加チャペルの塔でしょう。 キリスト教の愛を常に示し続ける… 聖路加国際大学 聖ルカ礼拝堂【礼拝堂について】礼拝堂について・歴史 上記の公式サイトによれば、聖ルカ礼拝堂は明治33年(1900)に…
中央区の近代建築物調査のサイトには、いくつか料亭の建物も紹介されている。 聖路加タワーの近くで広い敷地に建つ昭和6年築の、つきじ治作。 壁に大きな文字で屋号が。これこそ看板建築か。 上記写真の右手側、隅田川方向にも建物が長く続く。 前の道路に面…
このシリーズを始めたきっかけは、無くなってしまった建築に気づいたことにありました。 その後に中央区のサイトなどで、他にも最近になって無くなった建物があったことを知りました。 ストリートビューで遡ると画像が残っているものもあったので、わかる範…
今回は、築地本願寺に隣接する木造家屋を。 整然とした板壁の上に、柔らかなカーブを描く瓦屋根。 出入口は新大橋通り沿いに遠慮がちに設けられた門のみ。築地4丁目の交差点のすぐそばだが、隣の二階建てビルの陰になっていて交差点側からでは存在がわからな…
もう一度、築地場外へ戻って、見逃した看板建築を訪ねます。 築地6丁目の、築地すしOmasakeさん。二階が見事な銅板壁。 築地 すし Omakase (オマカセ) - 築地/寿司 [食べログ] ちなみに左の「すし富」さんは時々ランチの、まぐろ漬け丼(660円 )でお世話…
湊1丁目の路地に、静かに残っている一棟。 きれいに残る銅板。各パーツの保存・補修も行き届いている様子です。 住まわれている方の建物愛が感じられました。 目の前にタワーマンションが建ってしまった福井家住宅。 木造2階和館に、3階建て煉瓦貼りの「ビル…
今回は、築地界隈と言うには少し遠い八丁堀(の一部) 3丁目に残る看板建築。修繕もしっかり銅板でなされています。 通りの雰囲気も良いです。 その通りを奥から振り返って。角の一棟はマンサード屋根の三階建て。 その近くにあった焼き肉屋さんも、一階壁面…
前回に続いて新富町。 平成通り新富1丁目の角に並ぶ長屋建築。 このあたり、交差点の角にある建物が、優しい表情をしているように感じます。 新富1丁目の南端に並ぶ3棟。左端は木造。 下段にタイルが貼られているのはかつてのショウウィンドウでしょうか。 …
前回の佐藤家住宅から130mほど南西の、平成通りの角にある新富町郵便局。 そこから銀座方向に50mほどにある看板建築。 2階の壁面が素敵。 ストリートビューで見ると、最近まではカレーとシチューの店だったようです。 さらに西へ行くと、スクラッチタイルが…
前回の入船町と新大橋通りを挟んで西側に位置する新富町にも、いくつか古い建物が残っています。 お店としても魅力あふれる仲宮里さん。その左側の並びが看板建築っぽいですが… モジャ度が激しくて壁面がわからず。2月でこの緑。 後ろ側にマンサード屋根が見…
今回は、中央区湊エリアの西側、入船エリアへ。 中央区のサイトに載る鵜澤家住宅は昭和4年築の近代和風建築。 しっかり手入れされた庭木。都心のオアシスのようでした。 鵜澤家住宅(虎武商店) 中央区ホームページ 鵜沢家の並びの建物。 板塀がありますが看…
前回の湊1丁目の角地建物から30mほど西にあった湊1丁目の三軒長屋。 たまたま通りかかったら、工事に取り掛かる様子。 本日(2月15日)寄ってみたら、シートが掛かっていました。 湊2丁目には煉瓦タイルの素敵な店があった。こちらも看板建築で昭和3年頃の築…
こちらは湊1丁目交差点のにある一棟。 角を切り取って設けられたファサードの、上端飾りが洒落ている。 ストリートビューで時間を遡ると、2016年8月までは庇の布は破けていなかった。 2009年ではまだ左隣のマンションも建っていない。 左端の壁が突き出た部…
築地から隅田川沿いに北に続く明石町、さらに大通りを超えた北側に、湊1丁目~3丁目がある。 湊1丁目に規模の大きな看板建築が残っていた。 銅板壁の緑青背景に「日本不動産株式会社」の金文字が映える。 その左側は窓の位置が高い。一階の室内が高いのか、3…
中央区のサイトで知った、昭和22年築の酒井家住宅。 町屋建築のとなりに小さな洋館を備える。 施主は河岸問屋で、終戦後に被災した店員も住める住宅として建てられたのだそう。中央区の解説によれば、玄関タイル、ケヤキ一枚板の建具、欄間や明かり障子等、…
大宗(だいそう)旅館は、築地界隈シリーズの最初に紹介した建物(跡)の斜め後ろ(南側)の路地に、周囲を新築ビルに囲まれて残っている。 見事な木造建築。 路地の向かい(背面側)でもビル新築工事中だったので、あまり寄れず。 検索すると、2階に2部屋あ…
築地場外市場エリアを後にして、再び街中の看板建築を。 バス通りに並行する枝道の角に、美しい一棟があった。 壁面下部に犬矢来(竹矢来)がついて京都の風情。道のポールがそれを守る。 前の道が狭いので広角にしないと全容が収まらない。 別の日に。 2階…
築地場外エリアの南西縁は波除通り。 その最奥には築地波除神社が鎮座する。 その中間点あたりの一棟。 広くとられた壁面に可愛らしい4つの窓が。一階は青い庇の下が陶器店、緑の方が海苔店。 3階の窓のアーチ下にはエンゼルが。2階のアーチ下も凝った飾り。…
築地場外市場のエリア内にある円正寺。 敷地の角に銅板壁の舞台(?)が。御祭りで使われるのでしょうか。 ※追記:中央区のサイトに解説があります。 円正寺 中央区ホームページ 上記の右の小径を入って振り返って。舞台に見えたところからすぐ手前側に窓が…
今回は築地の場外市場。 波除通り沿いに建つ、三階建ての看板建築。 ターレーとともに。 3階は南西面には窓は無い。 お隣も三階建て、マンサード屋根。 ※追記:解説は下記に。 カットハウス松原 中央区ホームページ その先にも一棟。世界の海老を取り扱って…
前回のササヤさんと通りを隔てた斜向かいに、重厚な木造二階家。雨樋の緑青がアクセント。 ※追記:中央区のサイトによればかつては電機店だったようです。昭和2年築。 乾電機 中央区ホームページ 後ろに木造二階家が続きます。 北側から振り返って。 ※追記:…
築地本願寺の南東側、隅田川寄りが築地6丁目と7丁目。 築地6丁目の居留地中央通り沿いにあるササヤさん。 銅板の表面意匠は煉瓦積みを模している? 枝道側からはさらに見事な壁面が。 布地の裏にも銅板壁は残っているのか。 雨戸の戸袋が美的。 1階は漆喰壁…
前回の宮川商店から平成通りを北東に200m程、築地橋を渡った場所にある一棟。 3階はマンサード型の屋根裏部屋。 宮川商店から南東に120m程、新大橋通り沿い、築地駅4番出口を出たところにある一棟。奥がマンサード屋根。左隣の新築建物も、元の建物の形をな…