中央区のサイト・中央区近代建築物調査の表で、一番上に記載されているのが銀座2丁目にある「酒蔵 秩父錦」
昭和2年(1927)築の木造建築で、今年2021年で築94年!
中央区のサイトによれば、典型的な町家の構えを良く残す、銀座では貴重な町家建築で、甘味所、居酒屋、内装業など多彩な履歴を持つ建物なのだそう。
静かな雰囲気は営業時間帯でないからかと思ったが、よく見ると玄関前の行灯など、様子がおかしい。 貼り紙などの案内は無く。
近づくと、中が見えないように、室内側に覆いがありました。
検索しても情報が少なくて状況が不明。
公式サイトは無く、食べログには「休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず掲載保留」との記載。
下記のブログでは 「2019年5月18日に閉店したようです」と。
が、下記のブログには2019年12月に訪ねたエントリも。
真相はわかりませんが、緊急事態宣言が解除後に復活されることを願います。
見上げた2階の軒下も、左右に伸びる角材の出桁(だしげた)によって、重厚さを醸し出しています。
出桁を支える出梁とはボルト等で固定。
秩父錦の様子にショックを受けながら銀座2丁目の路地を東に向かっていると、これまで気づかなかった看板建築がありました。
角を曲がった方向に長く続いていて感動。
すぐ近くには、モルタル塗りの看板建築も。
玄関先の電灯ソケットと看板を吊るす金具が素敵でした。