前回に続いての日本橋蛎殻町です。
水天宮通りの西側に並行する小道にある三軒長屋。
銅板の看板建築が残っています。
右隣も見事な亀甲模様。
この右端のお宅が「伍徳」として中央区のサイトで紹介されています。大正3年築。
町家から看板建築に移行する過渡期を示す、関東大震災前の店舗併用住居。
町家の外観ながら、1階庇部分に銅板を貼り、看板建築の形態も取り入れている点が特徴的である。
1階庇部分の銅板は、縁取りをして凝った意匠としている。
水天宮通りを渡った蛎殻町の東側には邸宅建築と紹介される「市川家住宅」
昭和10~20年頃の築だそうです。
「洋風・モダンな造りの室内」は機会があれば見学させていただきたいですね。
門塀を構え、庭を持ち、奥に蔵を配する蛎殻町の邸宅建築。
間口の大きい旧武家地の敷地に門塀を構えた、武家屋敷型の希少な建築である。
白漆喰の土蔵を奥に配している。
建具や欄間は洋風・モダンな造りとなっている。
建物の正面外観や門、塀、庭木が歴史的な街路景観を形成している。