墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

茶色の山手線 @有楽町駅ホーム

有楽町で(1月17日の午後) 下記は47NEWSより(短縮して引用) 山手線の命名100周年(1925年11月に環状運転開始)を記念して、昭和30年代まで走っていた車両を模した茶色の1編成を2014年7月から走らせているそうです。 茶色の山手線が登場 命名100周年で…

第6回地球研東京セミナー 環境問題は昔からあった ~過去から見える未来~ @有楽町朝日ホール

少し前の1月16日に聞いた講演会。 大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所という正式名称漢字28文字の団体、略すと「地球研」が主催。朝日新聞社他が後援。 地球研は「個別の大学では維持が困難な大規模な施設設備や膨大な資料・情報を…

コーロ塚(高呂塚公園)千葉県市原市若宮7丁目

前回のつづき(正確にはその直前) 市原埋文センターから大厩二子塚古墳へ行く道すがら、大きな土盛のある公園に出くわし思わず車を停めた。 入口には「高呂塚公園」とあった。下記は市原市のHPより。 公園の中央にある丘はコーロ塚と呼ばれ、デーデッポ(…

大厩二子塚古墳 千葉県市原市菊間 (旧 菊間国)

1月24日の「いちはら埋文講座」の帰りに、埋文センターの少し北にある大厩二子塚古墳へ行った。 台地の端で狭い道が入り組んだ場所にあるので、車を停められるところを探してから歩き回る。 久しぶりに「房総の古墳を歩く」のお世話になるが迷う。実は1年前…

新印象派展 ~光と色のドラマ~ @上野 東京都美術館

1月25日の日曜日の午後、前日から始まった「新印象派展」を見に東京都美術館に出かけました。主催は都美と日本経済新聞社。 開始直後だったからか、日曜午後2時くらいの良い時間帯にもかかわらず混雑はなく、1枚の絵を1人~数人が見ている程度で見やすかっ…

いちはら埋文講座 上総国分尼寺跡 ー天平文化の宝箱ー @千葉県市原市

1月24日の土曜日、市原市埋蔵文化財センターによる連続講座(平成26年度の8回目)に参加した。 縄文時代から奈良時代まで、地元の「著名な」題材で何度もテーマの深堀りが出来るのは、遺跡の宝庫の市原市国分寺台ならでは。 <速報>平成26年度いちはら埋文…

ろうばいの郷 群馬県安中市松井田町

1月25日の日曜日の午前、自分は下の子のサッカーの練習の帰り待ち。昼をつくって子供を床屋に連れて行ったら混んでいて1時間待ち。別の日ということにして一緒に出かけようと誘ったが断られる。「家にいたい」というので、自分だけで3時間ほど外出した(これ…

「山城へGO!」 萩原さちこ・西股総生 共著

思わず買ってしまった「山城めぐり」の本。 山城だけでなく丘城も平城も含め、戦国時代の土造りの城の楽しみ方がわかりやすく、かつ詳しく紹介されている。 「はじめに」によれば、「歴史的な知名度や観光地としての認知度ではなく、城の設計(縄張り)を楽…

17th DOMANI・明日展 @乃木坂・六本木 国立新美術館

会社の帰りに立ち寄った。大型企画展のない端境期なので、館全体は空いていて気持ちが良い。 実は乃木坂のギャラリー間(TOTOギャラリー)の丹下健三展を見ようと思ったら閉まっていた(金曜も18時まで)ことによる第2プランだったが、魅力的な作品に出会え…

東国文化国際シンポジウム よみがえれ古墳人 ~金井東裏遺跡から発信された1500年前のメッセージ~ @銀座 2015年1月17日

群馬県の金井東裏遺跡で、2012年11月に発見された「甲(よろい)を着た古墳人」についてのシンポジウムを聴講した。 昨年2月に船橋市での講演を聴いてから自分にとって興味が高まっていた案件。 <a …

平成26年度横浜の遺跡展「古墳の出現-横浜の集落遺跡と前期古墳ー」、及び関連講演会「ヤマタイ国時代の東日本」 @横浜市歴史博物館

前回のつづき。 大塚・歳勝土遺跡を歩き回った後は、博物館の企画展を見て、講演会を聴講した。 企画展「古墳の出現」は残念ながら撮影不可だった(1/12で既に終了) 埋蔵文化財センターによる、港北ニュータウン地域の遺跡の平成26年度調査成果が、出土資料…

国指定史跡 大塚・歳勝土遺跡公園・3 都筑民家園・旧長沢家住宅

前回のつづき。 大塚・歳勝土遺跡公園内には「都筑民家園」があった(open:9時~17時) 長沢家は、江戸時代中・後期、旧牛久保村の名主。 主屋建物の形は、主屋と馬屋が平行に配される、武蔵南部特有の「ヒロマ型」だそうだ。 説明板もあった(少し短縮) 1…

国指定史跡 大塚・歳勝土遺跡公園・2 神奈川県横浜市都筑区(港北ニュータウン・センター北)

前回のつづき。 「国指定史跡」の石碑が立つ大塚遺跡入口。 博物館の2階受付で申し込めばボランティアガイドによる解説が聞けるようだ。 大塚遺跡エリアには、9時~17時でしか入れない(そうしないと宿泊できてしまう・・・) 遺跡の保存整備の説明板。遺跡…

国指定史跡 大塚・歳勝土遺跡公園・1 神奈川県横浜市都筑区(港北ニュータウン・センター北) 

1/11の日曜日、横浜市歴史博物館へ、「横浜の遺跡遺跡展」の鑑賞と「ヤマタイ国時代の東日本」という講演会の聴講に出かけた。 講演会は13時からだったので、少し早めに出て、博物館に隣接する国指定史跡「大塚・歳勝土(おおつか・さいかちど)遺跡」を見学…

「物語絵 ーことばとかたちー」展 @有楽町 出光美術館

英題が、Monogatari-e Illustrated Narrative Painting --"Words" and "Forms" 日本語の題では、源氏物語など「○○物語」が書かれた絵巻や屏風を集めた展覧会だと思われがちですが、英語の方が「言葉のテキストで語られただけの物語を、画家や発注者がどのよ…

特別展「みちのくの仏像」@上野 東京国立博物館

東北6県を代表する仏像が集結!という言葉どおり、見ごたえのある展覧会でした。 観覧料は一般で1000円。 1月17日の土曜日、入場したのは午後3時過ぎ。 正門入口には混雑中の表示があったものの、会場内は混雑というほどではなく、それほど広くない展示室に…

小金塚古墳 子安神社 長龍寺 浄心寺 神奈川県伊勢原市

前回のつづき。 第2プランを用意していなかったので、スマホで埼群古墳館さんのサイトにアクセス。いくつかの候補から愛甲石田駅の駅近の「小金塚古墳」を選んた。 初めて降りた愛甲石田駅。南毛利村愛甲と成瀬石田村の境界付近に駅を設置した結果の駅名だ…

続・秦野散歩 風の吊り橋 秦野ビジターセンター 神奈川県秦野市戸川

前々回のつづき。 県立秦野戸川公園の歩道専用橋、「風の吊り橋」 橋長267m、センタースパン160m、高さ35m、幅4m 風の吊り橋の命名は、丹沢から吹き下ろす風の通り道となっていることから由来しているそうだ。 |土木ウォッチング ブルックリンブリッジ風か…

明日香村で大型方墳の周溝(花崗岩の敷石あり)発見のニュース

わくわくするニュース。 墳丘や石室は「後世に破壊された」と推定されるらしい。 <a href="http://mainichi.jp/select/news/20150116k0000m040061000c.html" data-mce-href="http://mainichi.jp/select/news/20150116k0000m040061000c.html">明日香村:巨大な石溝発見 飛鳥時代最大級古墳の濠か - 毎日新聞</a> 記事の写真には、もとあった建物(県立明日香養護学校)の基礎跡(?)があって解りにくいが、桁外れの大きさ…

秦野散歩 神奈川県秦野市戸川

前回のつづき。 桜土手古墳公園見学後、河岸段丘の上の方に歩いてみることにした。 秦野は神奈川県唯一の盆地(秦野盆地)であり、丹沢山地から水無川・金目川が流れ出る扇状地だった。 中学・高校時代の恩師(地理の先生)が著した本を1年ほど前に読んだが…

桜土手古墳群3・古墳公園 神奈川県秦野市

前回のつづき 展示館の地下展示を見て、通路の先の階段を上がると、26号墳の前に出た。 26号墳 径14.5m 高さ2.1m 幅約1.5mの周溝がある。 各古墳には写真付きの説明板がある。 全体図(再掲) 26→28→29→復原古墳→32→31→30の順に見てまわった。 28号墳…

桜土手古墳群2・桜土手古墳展示館 神奈川県秦野市

前回のつづき。 桜土手古墳展示館は1990年(平成2年)11月にオープン。周辺エリアの開発と同時に作られた、公園&展示館だった。 入館無料、写真撮影可。 秦野市役所公式ホームページ/桜土手古墳公園・展示館への案内 入館者がしばらくは自分一人だったこと…

桜土手古墳群1・往路 神奈川県秦野市

1月10日の3連休初日、神奈川県内最大規模の墳丘群であった桜土手古墳群を訪ねた。 自分が古墳に興味を持つきっかけとなった下記の本にも掲載されている「著名な」古墳。 関東古墳探訪ベストガイド 作者: 東京遺跡散策会 出版社/メーカー: メイツ出版 発売日…

千代田区立日比谷図書文化館 千代田区日比谷公園

日比谷図書館の正式名称。 建物の平面プランは、珍しい正三角形(ほぼ?) 2011年にリニューアルと同時に東京都から千代田区の管理となった。 千代田区立日比谷図書文化館|美術館・博物館・展覧会ならミュージアムカフェ 上記サイト等の情報を要約。 1908年…

市政会館・日比谷公会堂 千代田区日比谷公園 近代化産業遺産

仕事の合間のスキマ時間で、これまで「前を通り過ぎたことしかなかった」この著名な建物を見に行った。地下鉄・内幸町駅のそば。 市政会館・日比谷公会堂 1929(昭和4年)竣工 設計は佐藤功一 3枚の扉がある重厚な正面入口。 扉の装飾。菱形と長方形の組み…

新春の居木神社 品川区大崎

事務所の近くの居木神社、仕事始めの1月5日の夜。人はまばらだったが、鳥居のネオンサインが目を惹いた。 来月は節分。2月3日の夜6時から大賑わいになる。 &amp;amp;amp;lt;a href="http://massneko.hatenablog.com/entry/2014/02/06/120857" data-mce-href=…

行徳散歩4(最終回) 千葉県市川市伊勢宿、押切 

前回のつづき。 常夜灯を見た後に、再び権現道、行徳街道へ戻った。 教信寺 こちらも権現道沿いにある。2階に上がって本堂という形。 1570年開創。戦前まで信楽寺(しんぎょうじ)として残ってきたものの昭和20年の空襲で堂宇すべて焼失、昭和28年に教善寺…

行徳散歩3 常夜灯 千葉県市川市本行徳

前回のつづき。 行徳街道の写真を撮り忘れたので、ストリートビューから。 「笹屋うどん」あたりから南西方向。道は正面奥で鍵の手に曲がる(スマホで見ると画面が曲がる。地元発見伝の機能、復活していただけたら嬉しいです) 右への路地が何本もあり、すぐ…

行徳散歩2 千葉県市川市本行徳

前回の、行徳・徳願寺のそばの権現道を入ってのつづき。 徳願寺の江戸時代の様子は「江戸名所図会」にも描かれている。 寺域の左端の四辻はかつては橋だったことがわかる。左に斜めに走るのが行徳街道。 権現道は橋のかかる小川と行徳街道との中間を並行する…

行徳散歩1 千葉県市川市河原、下新宿、本行徳

前回のつづき。 江戸川の橋を往復したあとは市川市の行徳・妙典地区の寺社を巡った。下記は昨春に行徳界隈を散歩した時に徳願寺でいただいた(記憶が曖昧ですが)小冊子「ぎょうとく」に掲載されていた絵地図。 写真では見にくいが寺社の集中度が高いことは…