前回のつづき(正確にはその直前)
市原埋文センターから大厩二子塚古墳へ行く道すがら、大きな土盛のある公園に出くわし思わず車を停めた。
入口には「高呂塚公園」とあった。下記は市原市のHPより。
公園の中央にある丘はコーロ塚と呼ばれ、デーデッポ(ダイダラボッチ)という名の巨人から落ちた土が積もってできたと言い伝えられています。
昭和47年に千葉県住宅供給公社が立てた「コーロ塚と巨人伝説」という説明板があったが判読困難だった。伝説以外については触れられていないようだ。
塚の高さは5mほどか。上れる道がついている。
塚の上は結構広いスペースになっている。
塚の上から東京湾方向の眺め。
帰宅後に、千葉県の文化財ポータル「ふさの国ナビゲーション」を見た。高呂塚として下記の情報があったが、それだけだった。
種別:塚
時代:近世
塚:30m×20m
備考:デーデッポー
麓には巨人の足のすべり台があった。
下記はWikipediaのダイダラボッチの項から引用。
柳田國男は『ダイダラ坊の足跡』(1927年(昭和2年)4月中央公論社)で日本各地から集めたダイダラボッチ伝説を考察しており、ダイダラボッチは「大人(おおひと)」を意味する「大太郎」に法師を付加した「大太郎法師」で、一寸法師の反対の意味であるとしている。
古墳的雰囲気がにおったが、何のために築かれたのだろうか?
まさか伝説をリアルに感じるためではないと思うが・・・
謎だらけの場所。