前回のつづき。
第2プランを用意していなかったので、スマホで埼群古墳館さんのサイトにアクセス。いくつかの候補から愛甲石田駅の駅近の「小金塚古墳」を選んた。
初めて降りた愛甲石田駅。南毛利村愛甲と成瀬石田村の境界付近に駅を設置した結果の駅名だった。今は橋上駅だが開業は1927年(昭和4年)と古い。
愛甲といえば野球選手の名を想起するが、平安時代以前に遡る地名だった。下記の厚木市のHPはかなり詳しい。
駅の案内板。下が北。線路沿い右の小金塚神社が目的地。
線路反対側の246号を行けばわかりやすそうだが、南側の小道を選択した。
子安神社までは楽に行ける。御祭神は伊弉諾尊と伊弉冉尊。
どんど焼きの準備が進んでいた。
結構迷って長龍寺に到着。この裏あたりが古墳のはず・・・
お寺の駐車場から南東側方向。見晴らしが効く。
お墓の中に上り道。いかにも古墳の盛り上がりが見えてきた。
やっぱり古墳だった。
・小金塚古墳
下記は「神奈川県の古墳散歩」より
相模最大の円墳(東西径約47m、南北径約49m、高さ6.2m)
1984年の調査で、幅約10m、深さ約1mの周溝を確認。周溝から朝顔型埴輪二個体・円筒埴輪片・青銅製リングが出土。4世紀末の築造。
墳頂への道がついている。
墳頂には小金塚神社。
拝殿と本殿がわかれている。小さな祠もあった。
南側には鳥居のある参道もあった。
立派な鳥居が墳丘の中腹に立つ。
少し引いて見ると墳丘の大きさがよくわかった。
私有地を回り込んで行った場所に立つ巨大な石碑。 鶴駕とは皇太子の車のことだと初めて知った。1929年11月に陸軍大演習が行われた際、昭和天皇陛下がこの場所を「御野立所」とされたことを記念して建てられたらしい。
多分古墳の上で観戦したはず。千葉でもそうだった。
石碑のあたりから西側の眺め。前は小田急線の高架。正面遠くには箱根の山。台地の先端を実感出来る場所だった。
大山もよく見えた。
墳丘周囲の畑は、周溝跡がそのまま残っている感じ。
古墳の麓から北東方向。長龍寺の屋根。
屋根の先には「FORUM246」と記された建造物。宿泊施設を伴った研修施設だった。
台地を降りて小さな川を渡る。
そしてまた坂を上る。振り返ってみた古墳の「もり」
帰りは国道246号に出てみた。駅に戻る途中に浄心寺という気になるお寺があった。
山門の茅葺きが見事だった。
帰宅して下記の本を参照したら、なんとほぼ駅前に「愛甲大塚古墳:復元長80~90mの前方後円墳」もあったことを知った。このエリア、また訪れたい。