前回のつづき。
「国指定史跡」の石碑が立つ大塚遺跡入口。
博物館の2階受付で申し込めばボランティアガイドによる解説が聞けるようだ。
大塚遺跡エリアには、9時~17時でしか入れない(そうしないと宿泊できてしまう・・・)
遺跡の保存整備の説明板。遺跡保存のために1.5m盛土されている。地図の色の薄い部分は開発で削られた区域。
入口は2ヶ所。下の入口は柵を入ると環濠の木橋を渡るように復元されていた。
横から見た木橋。
竪穴住居7軒、高床式倉庫1棟が復元されている。かなりの数ではないか。
環濠は、長さ250mの範囲で復元されている。
台地は標高約50mだが、比高差は20m程度か。400mほど南を東西に流れる早渕川とは40mほどの差になるようだ。
柵の内側に環濠があるが防御目的であれば外側となるのでは?見学には適しているが。
親子連れや子どもたちだけのグループとかで結構賑わっていた。復元住居は7軒だが、住居跡は全部で27あって100人ほどが暮らしていたと考えられるとのこと。
港北ニュータウンは「ニュー」ではなかった?
大き目の住居では戸内に見学用のブリッジがある。
床面には壷も。
行ってきま~す、とか言ったのだろうか。
さあ、我が家で晩飯だ、とか思ったのだろうか。
発掘時の様子をそのまま保存している箇所もあった。
高床式倉庫(掘立柱建物の復元)
高床式倉庫ってただの倉庫なのか。神社の原型のような気もするが。
これだけ多くの復元住居が集まっていると、「ムラ」を想像できて面白いと思います。国内でも稀な場所ではないでしょうか。
木々の葉が繁れば背後のビルも隠れるか。緑の時期に再訪したいです。
つづく。