北古墳群で見事な石室を見た後は、貴志川の左岸へ移って、支流の丸田川との間に展開する幾つかの古墳を巡りました。
まずは北端の丸山古墳へ。
学校の運動場と道を挟み、竹林に覆われた墳丘が残っていました。左の方に説明板が写っています。

背後は、紀の川市立貴志川中学校。川の名が2つ入ってますね。

丸山古墳は和歌山県指定の史跡。径40m超のなかなか大きな円墳です。

昭和44年7月14日指定
種別:史跡
名称:丸山古墳(県指定有176号)
時代:古墳時代(5世紀)
所在地:貴志川町上野山257
概要
丸山古墳は、町のほぼ中央、貴志川西岸の上位段丘崖近くに位置し、大型単独墳で周濠をめぐらしている円墳である。
墳丘は、東西径約42m、南北径約41.5m、高さ約6.3mで、中央部の墳頂には副室をもった組合わせ式石棺が露出し、墳丘全体はほとんど変形せず原形をよく残しているが箱式石棺の上部を封土が覆っていたことを考えると、高さは約7.5mであったと推定される。
遺物の多くは盗掘によって失われたが、昭和8年開墾時に円筒埴輪・鉄鉢(重さ約3.75kg)・直刀60口・琴柱型石製品・ガラス製小玉・管玉等が出土した。
石棺は両側石長さ約2m、西小口石幅約88cm、東小口幅約77cmで4枚の緑泥片岩を組合せたもので、南側に副室をもっている。
蓋石は長さ約2.8m、幅約1.05~1.25mで、西端中央部に縄掛突起を付している。使用している石材は、すべて加工されている。県下では、貴重な円墳である。
平成4年3月25日設置 和歌山県教育委員会 紀の川市教育委員会
説明板の後ろに踏み跡があります。

竹林の中を登ります。

すぐに墳頂に到着。

石棺が顔(蓋)を出しています。。

板石ですが、縄掛突起が。

手前の小さな板石は、主室の側面にある副室の蓋石のようです。大小2つの石の間に枠の上が見えているのが副室であったと後で(今)気づきました。

主室の蓋の欠けた部分にカメラを差し込んで。

密生した竹で周りは何も見えません。

降りて裾を歩いてみます。

奥に停められそうなスペースもありました。

出土した「鉄鉢」は鋳造品で国内では珍しく、朝鮮半島南部からのものと考えられるそうです(「わかやま古墳ガイド」より)
2025年3月上旬訪問