墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

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宮の南塚古墳・衣縫塚古墳 大阪府藤井寺市国府

市野山古墳(允恭天皇陵)を訪ねた際に、東側に2基残る陪塚にも寄りました。

 

住宅街を歩いていて墳丘が見えた瞬間。


細道歩きと古墳巡りを同時に楽しめます。

 

墳丘全体を撮るために、向かいの公園の中へ。

 

細長い公園ですが、ブランコ、ジャングルジム、滑り台、砂場も完備。

 

現状の墳丘は前方後円墳っぽさがありますが、径40mの円墳でした。市野山古墳の陪冢(陪塚)です。

宮の南塚古墳
時代:5世紀後半
古墳の形:円墳
墳丘の長さ(直径):40m
出土したもの:円筒埴輪、衣蓋形埴輪
允恭天皇陵古墳の陪冢です。東高野街道沿いの国府八幡神社の南側に位置します。古墳西側でも円筒埴輪が出土している他、北側の里道と接する部分の発掘調査でも埴輪が出土しています。
藤井寺市 平成31年3月

 

国府八幡神社との間も細道。


その先へ進んで振り返ると、背後に市野山古墳が。

 

さらに進んだ東の斜面には標柱もありました。

 

そこから北に120mほどに、もう一基残る陪塚・衣縫塚(いぬいづか)古墳を目指します。

衣縫塚古墳の近くは新築一戸建てエリア。

 

民家の間から墳丘が見えましたが、ここは入れない。

 

墳丘の西に公園が隣接していました。

 

墳丘との間には金網が。「穴ほり禁止!」の看板も。

 

衣縫塚(いぬいづか)古墳は径20mの円墳。古墳西側(つまり公園がある側)の発掘調査で2基の埴輪円筒棺や新たに兎塚古墳、兎塚2号墳がみつかったそうです。

衣縫塚(いぬいづか)古墳
時代:古墳時代中期(5世紀後半)
古墳の形:円墳
墳丘長(直径):20m
出土したもの:円筒埴輪や家、人物、太刀などの形象埴輪
允恭天皇陵古墳の陪塚です。北東側濠から埴輪が出土しました。墳頂部には衣縫孝女(いぬいこうじょ)の碑があったと言われています。また古墳西側の発掘調査で2基の埴輪円筒棺や新たに兎塚古墳、兎塚2号墳がみつかりました。
藤井寺市 平成31年3月

 

金網の向こう側は地面が1~2mほど低くなっていました。

 

公園内のゾウとアヒル。オリジナル形状か。

 

そこから100mほど西に右へ左へ曲がって進むと、市野山古墳の堤に通じる階段がありました。