小宅古墳群広場の特設テントには、近くの西坪古墳群についての解説もありました。
西坪古墳群
小宅古墳群の東にある古墳群。前方後円墳1基(3号墳)、円墳3基からなる。1号墳と3号墳のミソの少ない良質の凝灰岩(芦沼石)を利用した切石積横穴式石室から各種石製玉類と耳輪(青銅製)が出土している。
年代は6世紀後期後半から7世紀初め頃と推定される。
古墳時代の埴輪から、当時の権力者が男女を問わず祭祀の際に、耳環や各種の玉類で作ったネックレスやブレスレットを身に着けていたことが分かる。
小宅東・西自治会所有、中央公民館保管
説明文の下の写真は「例」だと思います。
群馬県の綿貫観音山古墳出土の埴輪ですね(右の2体)
マップには西坪古墳群の位置も。
グーグルマップにもピンが立っていたので行ってみます。
「西坪古墳群」の位置には、道路脇斜面の2m程上に開口部が。
説明板もあります。
西坪古墳群
西坪古墳群は、亀岡八幡宮の東方約400m、南向き斜面に立地する総数4基、前方後円墳1基(前方部は削平)、円墳3基からなる古墳群です。
近くから採れる芦沼石(凝灰岩)を用いた横穴式石室の埋葬施設を持ち、勾玉11、切子玉9、管玉5、小玉16、耳環7の出土遺物が小宅自治会に伝わっています。小宅古墳群と同じく6世紀後半頃の古墳とされています。
斜面を上がって。パイプはロープを張るためのもの。
まぐさ石が崩れています。
カメラを中に差し込んで。切石で精密に組まれた見事な石室です。
開口部前の様子。
「古塚古墳」のピンは民家の敷地の裏(右の森の中)でした。
お庭の土の高まり(写真中央)に惹かれつつ引き返しました。
平家蟹さんが2001年に訪ねられたときは、西坪3号墳の入口は石が崩れる前。内部の貴重な画像が見られます。
2006年に訪問された昇寛さんのサイトにも美しい石室写真が。
額田大玉さんのサイトでも。(崩れた後ですが…)
ふっき~さんも訪ねられていました。
そもそも小宅古墳群へ行こうと思ったのは、ふっき~さんの去年の記事が記憶に残っていたからだと思います。