寛永寺の山門を出て南へ向かうと、国際子ども図書館の荘厳な建物が現われた。
元は明治39年に東洋一の図書館を目指して建てられた帝国図書館で、設計は久留正道。
左に張り出した部分は昭和4年の増築。昭和24年に国立国会図書館支部上野図書館となり、その後に国際子ども図書館として改修されて平成14年に全面開館された。
建物の歴史|建物の紹介|国際子ども図書館について|国立国会図書館国際子ども図書館
内部撮影は閲覧室等以外で可とのこと。
入ってまず階段に目を奪われる。
1階から2階へは石の手すり。
2階から上は透かし模様のある柵だったが、ガラスの手すり板で保護されていた。
2階の閲覧室へのアーチ。
当初はロの字型の計画だったが、一辺しか造られなかった。その内側部分に全面ガラスの廊下が設けられている。 改修工事の設計は安藤忠雄。
こちらはその上の3階。右の壁は当初の外壁になる。中には”本のミュージアム”がある。
階段室の窓から望んだ東京国立博物館。
先を急いでいたので室内の見学は次の機会とし、博物館動物園駅跡や黒田記念館(旧東京文化財研究所)を横目に見ながら再び谷中の方へ。
東京藝大の赤レンガ1号館(明治13年:1880年竣工)も柵越しに眺めつつ。
外にも人が並んでいたカヤバ珈琲。
その向かいには旧吉田屋坂店(区立下町風俗資料館付設展示場)
資料館は敷地に入ると静かな佇まいだった。
店先部分だけ内部に入ることができる(無料)
かつての様子が再現され、周辺の案内パンフ等が置かれていた。
勝手口(?)は普通に昭和だった。
実はこの後、ヒマラヤ杉を通って台地下の蒲生君平墓(臨江寺)を訪ねたのでした。