奈良県の古墳、寺社、遺跡
この日、桜井市で最後に訪ねたのが艸墓(くさはか)古墳。 安部文殊院のすぐ北側で、民家に囲まれています。 丘上側から来ると、この細道が入口。 少し降りて振り返って。 そこから右を見ると墳丘があります。 が、ここから墳丘へは立ち入り禁止。案内図があ…
前回の赤坂天王山古墳の次に訪ねようとして、山中に迷った花山東・西塚古墳にて、1時間ほどロスしてしまった関係で、予定していた2,3基を次の探訪機会へ回し、比較的に訪ねやすい街中の古墳へ向かった。 谷首(たにくび)古墳は、阿倍文珠院のすぐ南側に立…
11月下旬の三連休墳行の2日目。 近鉄日本橋を7時に出て、近鉄電車で桜井駅まで46分。駅からニコニコレンタカー桜井戒重店へ歩き、車を3時間だけ借りて幾つかの古墳を巡る計画。 最初に向かったのは赤坂天王山古墳。 最近ではテレビ番組でも紹介されている、…
前回のつづき。 今回の古墳探訪ツアーの最後に訪れた場所は、シャープの施設の入口検問所のすぐ前にあった。 施設ができる前に存在した石室が道路脇に複数基、移築復元されている。 現地の説明板。 東大寺山古墳群と移築の横穴式石室天理市櫟本町の東側には…
前回のつづき。 和爾下神社から赤土山古墳までは400mほど。住宅街の緩い坂道を歩いた。 坂を上りきると、赤土山古墳の墳丘が出現した。 石碑の横の説明板。 わに氏の里天理市の北部には、かつて「わに坂」と呼ばれた地域があり、古代の有力者「わに氏」の本…
前回のつづき。 東大寺山古墳の見学後は、その麓にある和爾下(わにした)神社古墳を訪ねた。 少しズームして。木々が繁っていてわかりにくいが、後円部に神社を載せた下向き(前方部が北側)の前方後円墳。古墳の向き(中心軸)は東大寺山古墳と同じ。 墳丘…
ウワナリ塚古墳の見学後は、1.3km北西、岩屋谷の対岸の東大寺山古墳へ向かった。 櫟本町東方の丘陵地は中世は東大寺の所領だった。奈良の寺領は興福寺のものが多かったので、”珍しかった”東大寺領の名前の方が今も残っているそうだ。 東大寺山古墳は天理教城…
前回のつづき。 石上神宮参拝後はバスに乗って北へ 、名阪国道が東西に通る岩屋谷へ向かった。 石上・豊田古墳群が所在するエリアで、ウワナリ塚古墳(全長128m)、石上大塚古墳(全長107m)、別所大塚古墳(全長125m)の100mを超える大型首長墓と約150基の…
前回のつづき。 峯岸古墳の見学後は、ひとつ北側の尾根筋にある石上(いそのかみ)神宮へ歩いた。 距離は500mほど。西山古墳からは北東に1kmの地点で、布留川が盆地に出る左岸の台地先端になる。 県道から参道へ入る。この車道は新たに造られたもの。 左から…
前回のつづき。 西山古墳を見学した後、そこから東北東に500mほどにある峯塚(みねづか)古墳へ向かった。 県道から枝道に入るところに説明板が立っている。 峯塚古墳(古墳時代終末期)峯塚古墳は杣之内町に所在する古墳時代終末期の円墳です。東方から延び…
前回の塚穴山古墳の見学後、南に隣り合う西山古墳へ向かった。 周りが開けていて、地表の樹木が伐採されているので、墳丘の形がきれいに見える。 西山古墳は日本最大の前方後「方」墳で、墳形はグーグルアースでも明白だった。 入口にあった解説板。 史跡 西…
前回のつづき。 ツアーで最初に訪ねた古墳は天理高校の敷地内にあった。 古墳へはアーチェリー練習場を横切った先にある(右の高まり、並木の向こうが墳丘の一部) 在校生でも、練習中は古墳に近づけない。 並木の向こうには、天井石が失われた巨大な石組み…
今回からが、いよいよ古墳巡り 2018年3月11日に実施された、天理市主催の「古代豪族の里を巡る歴史探訪ツアー」に参加したときの様子。 ふるさと納税の寄付3万円への、お礼の品(集合・解散は天理駅前) https://www.furusato-tax.jp/product/detail/29204/3…
前回のつづき。 航空自衛隊奈良基地の門を過ぎると、すぐにウワナベ古墳の濠が張り出した部分・ウワナベ池の脇に出た。 周濠の一部が、まるで「古墳の造り出し」のように飛び出している。 左に後円部、中央やや左がくびれ部か。 道は、ほぼ直角にカーブして…
前回のつづき。 ヒシアゲ古墳の拝所から散策路を南東に進むと、コナベ古墳の後円部左上に出る。 コナベ古墳の周濠と後円部(右側) コナベ古墳(小奈辺陵墓参考地)は奈良県のサイトによれば、全長204m、後円部直径125m・高さ21m、前方部幅129m・高さ19m、墳…
前回のつづき。 上狛駅から奈良線に乗って木津川を渡ると木津駅で、次の駅から奈良県に入って平城山(ならやま)、奈良となる。 県境となるのが平城山丘陵。盆地との比高差は80m位でそれほど高くはない。 駅名は丘陵の名に由来するそう。 Wikipedia「山城国…
前回のつづきのツアー、古墳めぐりパート最後の訪問地が日本最大級の規模を誇る群集墳・新沢千塚(にいざわせんづか)古墳群だった。 以下はいただいたパンフの新沢千塚古墳群の項をまとめたもの。 ・古墳の数:古墳群全体で約600基、史跡指定地で約370基 ・…
宣化天皇陵は、前回の小谷古墳から北東に600mほどの場所にある。 周囲を濠で囲まれた墳丘長138mの前方後円墳で、前方部の先に遥拝所が設けられている。 パノラマで。鍵穴の形を底辺から見ていることになる。 宮内庁のサイト「天皇陵」に、わかりやすい地図が…
前回の沼山古墳から700mほど北西、住宅地脇の山裾が次の目的地だった。 下の写真の中央、石垣上の鉄線の背後に、露出した石が見えている。 急な登りを進むと鉄柵の向こうに開口部があった。 墳丘の土が失われて巨石が現われている。山肌に開けられた穴のよう…
前回のつづき。 菖蒲池古墳を見学した後、西に向かい近鉄吉野線を渡って住宅や団地が並ぶ”ニュータウン”エリアに入った。 団地の公園という風情の白橿近隣公園。 公園散策路の石段を上がっていくと、それらしき土盛りが見えてきた。 回り込んでいくと説明板…
前回のつづき。 2番目の探訪地は菖蒲池古墳。 朝に訪れた甘樫丘展望台から1km程、同じ丘陵の南西端に位置する。丸山古墳からも東に1km弱しか離れていない。 日当たりのよい斜面を歩いていく。 鍵のかかった小屋と説明版があった。 国史跡・菖蒲池古墳の現地…
前回のつづき。いよいよ橿原市主催の「古墳めぐりと博物館見学ツアー」のスタート。 2月の天理市のツアーでは参加者20名以上で大型バスによる移動だったので今回もそのぐらいの規模を予想していたが、今回は3組4名だった。 募集枠は天理市並みであったので寂…
前回のつづき。 甘樫の丘からバスに乗り橿原神宮前駅へ。橿原市主催「古墳めぐりと博物館見学ツアー」の集合時間までに50分ほどあったので橿原神宮(かしはらじんぐう)を参拝した。 3月にすぐ近くまで来たが、その際は境内に向かう時間がなかった。 この日…
前回のつづき。 いよいよ、橿原市主催の「古墳めぐりと博物館見学ツアー」の当日となった。 前泊したのはこちらの民宿・吉田さん。実家に泊まるような雰囲気でした。 明日京観光協会がおすすめする民宿は1泊2食付きで一人6000円。 明日香村の民宿 - 飛鳥京観…
前回のつづき。 高松塚古墳見学後、直線距離で2kmほど東、石舞台古墳の近くにある都塚(みやこづか)古墳へ向かった。細いクネクネ路だったので実際の距離は倍くらいか。 スマホマップのお蔭で迷わずに到着。周りを畑に囲まれた斜面にあった。 現地説明板。…
前回のつづき。 高松塚古墳はキトラ古墳から北に約1kmの場所にあり、周囲は国営飛鳥歴史公園の高松塚地区として整備されている。 復元壁画の常設展示施設、高松塚壁画館もあるが開館は17時まで・入館は16時半までで、すでにその時刻を過ぎていた。 公益財団…
前回のつづき。 日没前に訪ねたい古墳がまだ3つ残っていたので、早足で巡った。 まずはキトラ古墳へ。 飛鳥の南端にあり、当初計画では市尾墓山古墳から岡寺へ向かう途中で立ち寄るはずだったが、近くに昼を食べられる店がなく(夫婦で行動する場合は昼を抜…
前回のつづき。 岡寺の次に訪ねたのは飛鳥寺。こちらには30年以上前の学生時代に一度来たきりだった。 推古4年(596)、蘇我馬子によって日本で初めて伽藍を擁する大寺院として創建された飛鳥寺(鳥形山 安居院、旧称は法興寺、元興寺~平城京へ移転)は国の…
前回のつづき。 今回は夫婦旅だったので、古墳だけでなく飛鳥のお寺にも参詣した。 市尾墓山古墳探訪の後は飛鳥へ入り、昼食をとってから岡寺を訪ねた。 入口前には、みかんの無人販売所。 重文の仁王門は慶長17年(1612)の建立。 入山料は一般400円。仁王…
前回のつづき。 市尾墓山古墳は市尾宮塚古墳の200mほど北東にあるが、こちらは周囲が平地となっている。どちらも横穴式石室を持つ前方後円墳だが、こちらの方が大きくそして古い。 ・市尾墓山古墳 全長70m(周堤を含むと100m) 6世紀初め ・市尾宮塚古墳 全…