墳丘からの眺め

舌状台地の先端で、祖先の人々に思いを馳せる・・・

画像が出ない場合はPCで、クロームOSでお試しください。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

旧華頂宮邸(外観) 神奈川県鎌倉市浄妙寺

前回の報国寺の山門前の道を谷戸の奥へ200mほど進んだところに、旧華頂宮邸(かちょうのみやてい)があった。 門前の説明板。月・火以外は庭園が公開されていて年に2回建物公開もあるが、次回は10月の5・6日。 旧華頂宮邸旧華頂宮邸は、昭和4年(1929)に華…

報国寺 神奈川県鎌倉市浄妙寺

前回の浄妙寺からバス通りに戻ると、すぐに報国寺入口の信号が見える。 降ってわいたように観光客が増えた。さすが連休晴天日の著名スポット。 ここも入口に市の説明板が。 報国寺宗派:臨済宗建長寺派 山号寺号:功臣山報国寺 建立:建武元年(1334) 開山…

十二所神社~明王院~浄妙寺 神奈川県鎌倉市十二所・浄妙寺

前回のつづき、朝夷奈切通から鎌倉市側の一般道へ出たところ。 車は通れない橋にガードレールが。 川は結構深かった。 川沿いの歩道を通過して、案内板のあった十二所神社へ。 小字名にもなっている十二所神社を正面から。 神奈川県神社庁のサイトには「じゅ…

朝夷奈(朝比奈)の切通し(後編:熊野神社・大切通) 神奈川県横浜市金沢区朝比奈町~鎌倉市十二所

前回のつづき、大切通の手前で熊野神社への参道に入る。 平坦だが予想したより距離があり、心細くなってきたときに石段が現れた。 静かで、厳かな空気に包まれる。 石段を上がって振り返って。 拝殿に参拝して後ろに回ると、井戸の祠と本殿に続く急階段(立…

朝夷奈(朝比奈)の切通し(前編・小切通) 神奈川県横浜市金沢区朝比奈町~鎌倉市十二所

2019GWの5月4日、とある建物特別公開があったので鎌倉へ。さらに周辺の”見どころ”も訪ねた。混雑を避けるため、朝早く金沢八景から“峠越え”をして、バスで藤沢に抜けた。 最初に向かったのは、朝夷奈(あさいな:朝比奈)の切通し。 グーグルマップで調べる…

千葉県立中央博物館「千葉の鉄道が拓いたー観る・住む・運ぶ」展~七天王塚 千葉県千葉市中央区青葉町・亥鼻

前回のつづき、千葉市の青葉の森公園内にある千葉県立中央博物館。 エントランス手前から半地下空間を見下ろす。 1988年に完成した建物で設計は日本設計。 6月2日まで、企画展「千葉の鉄道が拓いたー観る・住む・運ぶ」が開催されている。 エントランスホー…

荒久古墳(再訪) 千葉県千葉市中央区青葉町

この日の最後に訪ねたのは青葉の森公園内にある荒久古墳(再訪)と千葉県立中央博物館の企画展。 前回の大森台駅から1駅戻って千葉寺駅で下車して公園まで歩いた。 面積53.7haとTDLより広い公園は、大正6年設立の農林水産省畜産試験場の跡地。昭和62年から平…

庚塚古墳群(石神2号墳ほか)・仁戸名市民の森 千葉県千葉市中央区仁戸名町

前回のつづき。 みつわ台駅から再びモノレールで千葉駅へ出て京成千原線に乗り換え、大森台駅へ向かった。目指すは庚塚(かのえづか)古墳群。 格納庫のような形の大森台駅を出たところ。 グーグルマップに従っていくと住宅街の端へ。 斜面を下っていく。気…

大塚古墳 千葉県千葉市若葉区みつわ台

前回の物井駅から2駅千葉駅側に戻った都賀(つが)駅で千葉都市モノレールに乗り換える。 1駅目の「みつわ台」に大塚古墳の印があった。 駅の案内板に古墳の表示が(現在位置の左下) 駅を出ると目の前が墳丘。金網フェンスは三重。 ズームで。 北東・北西側…

香取神社~大篠塚西台古墳群(?) 千葉県四街道市長岡・佐倉市山王

前回の物井古墳広場の辺りから大通りを南へ、ふさの国に古墳の印があった熊野神社(呼戸遺跡)を目指した。 東関道を渡ったところで急に細道になり、周囲も森と谷戸と田んぼに一変した。 途中にこのような枝道も。 奥は深山の雰囲気。 道路の反対側には神社…

物井古墳群(物井古墳広場:5号墳・8号墳)~千代田古墳群~池花古墳群(跡) 千葉県四街道市もねの里・物井・池花

2019年GWは初日に近場の古墳を訪ねた(写真多めです) 下車したのは総武本線の物井(ものい)駅。千葉駅から4つ目で佐倉駅の一つ手前。 「古墳広場」の表示が出たので迷うことはないと確信し、徒歩21分を気楽に歩き出す。 駅の西側の台地へ上がる。振り返っ…

飛行機雲いくつか

前回のエントリで飛行機雲に言及していただいた方がおられたので、過去記事を含めてまとめてみました(masa様、ありがとうございます) 池上線に架かる谷山橋から(iphoneで) 千葉県四街道市にて。 白馬岳の大雪渓にて。 http://massneko.hatenablog.com/en…

「縮小/拡大する美術 センス・オブ・スケール展」 @横須賀美術館

4月20日の土曜日、観音崎の手前にある横須賀美術館を初めて訪ねた。車なら横浜横須賀道路の終点の馬堀海岸ICから5分の距離。着いたのは昼過ぎだったが地下駐車場に停められた。 建物は山本理顕 設計工場が手がけ、2006年7月の竣工。コンセプトは「地形を利用…

春が行く前に…

3月、お花見シーズン直前にスーパーの食品売り場で見かけたサイン。 秀逸! 考えた人にカラースターを差し上げたいと思いました。

これまでに訪ねた「桜の古墳」 私的10選

関東周辺の、これまで自分が開花時期に訪問できた墳丘(または塚)に限られますが、飯田の古墳が加わったこの機会にまとめてみました。 ・丸墓山古墳 埼玉県行田市埼玉(2014年春) 国内最大(径約105m・高さ約18.9m)の円墳の、墳頂周囲に大きな桜が並びま…

桜尽しの振り返り @飯田市内 2019年4月8・9日

前々回までのシリーズでの、桜の写真だけをまとめてみました。記憶に刻みたいと思ったので。 安富桜(長姫の江戸彼岸) @追手町 桜丸の夫婦桜 @追手町 http://massneko.hatenablog.com/entry/2019/04/15/000000 毛賀のくよとの枝垂れ桜 @松尾 http://mass…

祝・世界文化遺産登録「へ」~百舌鳥・古市古墳群

5月14日の新聞一面を賑わせていたニュース。 百舌鳥・古市(もず・ふるいち)古墳群について、イコモス(世界遺産への登録可否を事前審査する国際記念物遺跡会議)がユネスコに対し、世界文化遺産への登録が適当であると勧告した(文化庁発表) 正式決定は7…

飯田市上郷考古博物館 長野県飯田市上郷別府 古墳と桜の飯田紀行(30・最終回)

雲彩寺のスリリングな石室を見学した後は、北西に傾斜地を上って徒歩16分の飯田市上郷考古博物館を目指した。 歩道もある2車線道路(柳通り)を歩いたが、沿道に何気なくある街中の桜がとても魅力的だった。 野底川にかかる加賀沢橋の手前で右折。橋から上流…

飯沼天神塚(雲彩寺)古墳~化石1号墳 長野県飯田市上郷飯沼 古墳と桜の飯田紀行(29)

今回の墳行で最後に訪ねた古墳は、雲彩寺にある飯沼天神塚古墳。 国道153号の「高屋」の交差点で降りると、道路に雲彩禅寺の石碑が立っていた。 進んでいくと、ここも見事な桜。 門前の説明板。石室見学はお寺の方に声を掛ける必要がある。 国指定史跡 飯田…

飯沼石段桜・飯沼諏訪神社 長野県飯田市上郷飯沼 古墳と桜の飯田紀行(28)

最ミ塚古墳近くからタクシーに乗って国道153号を南西に向っていた時、西側にピンクに染まる山肌が目に入ったので運転手さんに行先変更をお願いした。 坂道を上がっていくと、県道229号・市場桜町線の道沿いに提灯が並ぶ参道入口があった。 提灯脇には説明板…

最ミ塚古墳(最後塚) 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(27)

麻績の里からは南東に徒歩10分の最ミ塚(さいみづか)古墳へ向かった。 ここも墳丘の桜が見事。 「夫婦桜」と呼ばれるエドヒガンで樹齢は300年とされるそう。 裾に古墳の解説板がある。 最ミ塚古墳(最後塚)古墳の種類:円墳石室の種類:石室所在不明備考:…

石塚1号墳と石塚桜・麻績(おみ)の里 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(26)

麻績(おみ)の里は”舞台桜”が主役となっているが、この石塚桜も全く引けを取っていなかった。 桜そのものも見事だが、石塚桜は古墳(円墳)の上に立つ。 石塚桜石塚1号古墳は径32m・高さ約5mの円墳です。長さ8.5m・幅2.5mの横穴式石室で出土遺物は不明です…

舞台桜・麻績(おみ)の里 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(25)

座光寺小学校から”あそびのもり”を下りて、見事なシダレザクラへ引き寄せられる。 この時点でまだ9時前だったので人はまばら。 東側から。 朝の光を浴びて美しい色合い。 説明板がある。 舞台桜この桜は五弁から十弁の花が交じり合って咲く姿から「半八重枝…

北本城古墳 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(24)

前回の平地2号墳の前の道を西に500mほど進む。 元善光寺に至る手前で右折し、山の上の座光寺小学校を目指す。 元善光寺寄りの公園からは桜があふれ出していた。 ちなみに駅名にもなっている元善光寺は長野の善光寺の阿弥陀如来が元あった寺。 推古天皇十年に…

畦地1号墳~平地2号古墳 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(23)

畦地(あぜち)1号墳は、高岡第1号古墳の北300m、標高で20mほど高い場所に立地する。 国指定ではないが、立派な説明板。 飯田市史跡 平成20年11月18日指定畔地(あぜち)1号古墳本古墳は横穴式石室を埋葬施設とする円墳で、墳丘規模は東西15m、南北19.8mです…

武陵地第1号墳(秋葉塔の塚)~武陵地第6号墳~畦地下古墳 長野県下伊那郡高森町下市田・飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(22)

前回の場所から県道に戻って北東へ。南大島川を越えて湯ヶ洞街道への分岐のそばに、武陵地第1号墳がある。 目立つ看板には「長野県宝 富本銭出土古墳 秋葉塔の塚(武陵地1号古墳)」とあった。 「入口」の表示あり。 詳しい説明板も。 文化財の種類及び名称…

石行2号古墳~新井原12号古墳(大塚)~新井原11号古墳  長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(21)

前回の高岡の森の隅には周辺古墳への道案内が立つ。座光寺地区は案内表示や現地解説が充実していた。 民家の垣根にも。石行2号古墳を目指して角を曲がる。 「長野県立飯田工業高等学校」と記された門で右折。高校は2013年3月で閉校(飯田長姫高等学校へ統合…

高岡第1号古墳 長野県飯田市座光寺 古墳と桜の飯田紀行(20)

元善光寺駅に着いて松本行き普通列車を見送る。終点の松本まで乗ると2時間50分かかる。 駅を出て線路に沿って東へ行くと、すぐに古墳の森が現れた。 高岡第一号古墳も国指定史跡。後円部中腹に横穴式石室のある、72mの前方後円墳。 国指定史跡 飯田古墳群高…

桜町・伝馬町・馬場町 古墳と桜の飯田紀行(19)

下山村駅からは鼎(かなえ)、切石と古代風の名の駅を過ぎ、さらに飯田駅も過ぎて桜町駅で下車した。 駅外観。ここも無人駅。飯田駅以外では車掌さんと運賃のやりとりをする方式だった。 200mほど線路に沿って西へ歩くと、並木通りに出る。 道の中央の遊歩道…

御射山獅子塚古墳 長野県飯田市松尾久井 古墳と桜の飯田紀行(18)

おかん塚古墳の見学後は西に300mほど、 国道153号線(アップルロード)を隔てた先にある御射山(みさやま)獅子塚古墳へ。 姫塚・おかん塚・天神塚などが集中するエリアより少し西、同じ尾根筋だが標高が高い場所に立地する。 おかん塚の前の道を西へ進み、…