前回の花山東塚古墳の西65mにある花山西塚古墳。
山道ですが、ガイドの方に導かれているので大変心強いです。
現地には、こんなに立派な標柱が設置されています。さすが国史跡。
石室は”鉄の檻”で守られています。
檻の上部が開閉するのですが、はしごが無いと上がれません(懸垂力があれば大丈夫でしょうが…)
花山東塚古墳と同じく、
奥の主体部は横口式石槨。そこまでのアプローチの側壁は榛原石をレンガ(磚:せん)状に積み上げ、表面に漆喰が塗られているのは花山東塚古墳と同様。
7世紀後半の円墳と推定され、朝鮮半島の磚槨墳(せんかくふん)に極めて近い古墳であり、百済からの渡来系貴族の墳墓とみられるとのこと。
さまざまな角度から、檻の中にカメラを差し入れて。
途中からスパッと直線的に斜めになる壁面が素敵。
ぺんさんが参加した際には、はしごで檻の中に入られています。
この日のツアーでは、花山西塚古墳の斜面すぐ上にある”無名墳跡”にも導いていただきました。
斜面上側から。中央が凹んでいます。
漬物石大(角張っていますが)の石材がごろごろと。
山林から里に戻り、次のムネサカ古墳に向かって歩きます。
左手に谷戸の農地を見ながら。
天気に恵まれました。
段々の雰囲気は古代からのものでは。