前回のつづき。
尾根上古墳を(遠目に)探訪後、比々多神社へ戻ってから境内から北に400mほどにある松山古墳へ向かった。
スマホマップを確認しつつ、のどかな山里を歩いていくと、枝道の坂上にそれらしき木立が見えた。
高さのある墳丘が残っていた。畦道を伝って近づく。
裾は急斜面。ということは周囲から削られているようだ。
墳丘上はジャングルのようだった。
裾を一回りしたが、上がれるような雰囲気は無かった。
墳裾からは東側に相模平野が一望できた。目の前は伊勢原の市街地でその先は厚木市南部。相模川までは8.3kmで、川向こうは海老名市になる。
パノラマで。
南には高麗山。その前に広がっているのは平塚市街。
道路まで戻って見上げた墳丘(の木立)
後で調べていたら、「神奈川の古墳散歩」の解説に行き当たった。
松山古墳の現状は径19m・高さ5mだが、半円状に墳丘をめぐる黒土の帯を周溝と見立てると、当初の規模は径34m・高さ6mの円墳となり、石材の露出がないことから竪穴式石室とすれば5世紀を下らない頃の築造と推定されるとのこと。
その解説には、丘陵の端で360度の眺望が得られる立地により「相模で一番美しい古墳」とあった。
http://www.geocities.jp/kanagawa_kohun/atugi_isehara/atuise_5.htm